まさおレポート

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バリに行くたびに出会う人

2024-02-22 | バリ島 人に歴史あり

サヌールビーチのハイアットに近い舗道でとある門を眺めていた。

誰かがこちらに声をかけたような気がした。ハッとして振り返る。多分こんな顔をしていただろう。

いつの間にかすぐ近くにあの人が立っていた。笑顔で何かを指さす。その指先はサリドマイドではないか、その手を見てすぐに思い出した。毎年このあたりで出会う人だ。

その示す方向を見ると門の石垣の隙間に何かがいる。なんだろうと目をコラスと海蛇ではないか。満潮でやってきて干潮で戻り損ねたのだろう。次のチャンスまでここで待ち続けるのだ。

珊瑚礁の残骸で壁を作っているので多様な珊瑚模様が楽しめる。

まるで顕微鏡写真のように見える。

微生物が作る微の世界は似てくるのだろうか。

その人は門をバックに写真を撮ろうかと誘っているようだった。でも自分の写真を撮ることに興味がないので断る。でもこの人には出会うたびに少額の施しをする。財布をゴソゴソと探して五十円をあげようとしたら「ナシゴレン、ナシゴレン」と連発する。そうか五十円ではナシゴレンは確かに食べれれないか、でも何人かから集めればナシゴレンは食べれるよ、そう思ってその場を去った。


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