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まさおレポート

白いパンツの記憶

ヴェローナの野外劇場前で白一色の女性。ロメオとジュリエットの彷徨う街。

フニクラで熟年カップルも白のパンツに黒ボーダーの白いシャツ。小麦色の肌が映えるのが彼らの美学。白い岩山の彼方から鬼のパンツの歌が聞こえる街。

ベローナ 「白いパンツはいていく」「じゃあ私は黒で」

フニクラ 小脇にルビーレッドのバッグでジェラートを食べる白いパンツの女はかつての恋人か、いやそんなはずはない、彼女は日本のどこかに住みすでに老齢だ。そんな幻想を抱かせる一瞬。

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