エルラシーディアからワルザザードまでの街道をカスバ街道と呼ぶ。街道に沿って多数のカスバ(隊商の宿)が点在している。
バラの首飾りを売る青年<4/12ワルザザード近郊を車で移動中にバラの生産地で有名なところを通り過ぎようとした。すると大きなバラの首飾りをもったまだ少年の面影を残した青年が車に手を振っている。車をとめてその首飾りをいくつか購入した。ついでに近くにあった雑貨屋でバラ水を求めた。バラの首 . . . 本文を読む
ヒースロー空港
4月9日 英国ヒースロー空港近くのホテルホリデイイン。ミニバーもない部屋。出発の朝、セフティーボックスが壊れて取り出せないアクシデントもあった。そんなこともあってモロッコ・マラケシュ行きボーディングにぎりぎりで間に合う、ヒヤヒヤのチェックアウト。それでも東南アジアからやってきて、やっとイギリスのうまい黒ビールにありつけたのはなにより。この黒ビールはギネスではなく地元のもの。う . . . 本文を読む
アトラス越え
4月12日 アトラス越え途上。玉を切り取られた雄羊の肉 玉は4人で食べた。ここではちょっと慣れないと生臭いかなと感じたが、この後いろいろ食べたところ、焼き具合によってか、素材のせいか、まったく問題なく旨い。食べた後、確かに体が温まる。テストステロンの固まりだから当然か。
4月12日 アトラス越え途上。昼食のタジンをチェックする。家の料理、台所仕事はまったくしないが、外 . . . 本文を読む
モロッコ紀行
宮本正男
アイト・ベン・ハドゥ
マラケシュからアトラス山脈を越えてワルザザート近郊のアイト・ベン・ハドゥまでやってきた。荒涼とした山並みを抜けるとこのようなカスバが出現する。旅でこのようなカスバに辿りつく安堵感が身に染みてわかる。「人間の生きる営み」という言葉が浮かぶ。これで2回 . . . 本文を読む
典型的な焼肉の皿、もちろん羊肉だ。玉ねぎの焼き方に熟練を感じ取る。モロッコの人が大好きな一品でモロッコの旅の間、いたるところでお目にかかり、舌を楽しませてくれる。皿にはオリーブがたっぷりと。
一気にモロッコに飛んだ。ここでは肉はいわずと知れた羊だ。昔、当時の村山首相が訪問先で羊肉がまったくあわなかったことを記憶しているが、私は全く問題なしであった。娘が家で日本食を作ってくれたので、それなりに . . . 本文を読む
モロッコ紀行
宮本正男
2016/10/19 追記
2006年から2007年にかけての旅で、街灯や軒に吊るすランプの写真が相当たまっている。お国がらを表す形の美しさに惹かれたためだ。
モロッコ・メクネス モスクのランプ
シシリア島パレルモ 街灯
モロッコ・フェズ . . . 本文を読む
落語に三題咄がある。人の名、モノ、地名の3つを客にあげてもらい、落語家が即興で話を作る。モロッコ、ヘディ・ラマーという美女、携帯電話の三題咄は既に実在する。この写真の女性ヘディ・ラマーが携帯電話に使われる周波数ホッピング技術の特許保有者なのだ。そして共同開発者の作曲家アンタイルはポール・ボールズとモロッコからチュニジアを旅行する。ポール・ボールズはモロッコのサハラ砂漠を舞台にした「シェルタリングス . . . 本文を読む
エリアス・カネッティに関する記事の引用メモ
〈エリアス・カネッティ〉1905〜94年。ブルガリア生まれ。ヴィーン大学で化学を専攻。群衆・権力・死・変身をテーマにした著作を発表。81年度ノーベル文学賞を受賞。著書に「眩暈」など。
マラケシュは山の向うは広大なサハラ砂漠。町の中央には大道芸人の集う広場があり、蛇使い、軽業師、楽団、ストーリーテラーなどを地元のベルベ . . . 本文を読む
エッサウイラ 旧名:モガドールは、モロッコ王国 マラケシュの西の大西洋岸の港湾都市.2001年に世界遺産に旧市街メディナが登録された。北緯31度30分47秒、西経9度46分11秒 ウィキペディアより
アガディールはモロッコ南西部の都市。人口は678,596。大西洋とアトラス山脈に挟まれている。 ウィキペディア
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黄色の花が咲く樹
夾竹桃もモロッコでは大樹になる。色も派手であつぼったい。
アルガンの実を食べる山羊 リアルな写真を撮れなかったのでアルガン搾油工房の壁にかかる写真を撮る。山羊は偶蹄目でいかにも木などのぼるのにあって無さそうだがヒズメの中心部は柔らかく滑り止めになるらしい。それにしても絶妙のバランス感覚だ。
アルガンの実を手作業で取り出す女性たち 顔を写真に撮ると嫌がるので足 . . . 本文を読む
フェズの続き
通りから見た門。この門があまりに完成度が高いので製作者は殺されたとある。九州の陶工が陶器の秘密を守るために藩に殺された話は聞いたことがある。江戸城が建てられたころも大工が殺されたと言う話がある。いずれも権力者が民を虫けら程度にしか考えていなかったようで理不尽な話だ。
モロッコ国旗がひるがえる広大な広場。
太い柱とブロンズ像がなかなか妙味。
門の上部、3種類の柄 . . . 本文を読む
今朝のニュースによると、北アフリカのチュニジアで14日、ベンアリ大統領がサウディアラビアに亡命し、23年間続いた独裁体制が崩壊した。先月中旬から暴動やデモが各地で続き、多数の死者が出る中での退陣で、ガンヌーシ首相が暫定大統領を務める。
8年前の2003年12月のことWSIS(国連世界情報社会サミット 情報社会がはらむ諸問題を解決するための国際戦略を世界中の首脳が集まって協議し行動計画を採択するこ . . . 本文を読む
2008/4/12 アイット ベン ハドゥマラケシュからアトラス山脈を越えてワルザザート近郊のアイット ベン ハドゥまでやってきた。これで2回目の訪れになる。前回は映画のロケ地になるところだと説明されて単に「そうか」との感想を持ったきりであったが、2度目ともなるとその壮大さが一層よくわかる。映画「グラディエータ」での南スペインのある町での剣闘士興行シーンはこのアイット ベン ハドゥだと思う。200 . . . 本文を読む
2006/4/17 メクネスの広場にも午後には不思議な物売り達が座を占め露天の店開きを始める。何人かの男どもが集まってのんびりとその物売りの並べる品物を飽きもせずに眺めている。私もその一人になって品々を眺める。ダチョウのすねつきの蹄(?)がある。これはいったい何のための商品か。薬にするのだろう。籠の中にはクジャクの羽が見える。白いおおきな卵はダチョウの卵か。瓶に入っている色つきの液体はきっと木 . . . 本文を読む
2006/4/15 フェズフェズは上図の世界遺産テンプレートでみるようにモロッコの北西部に当たる。13世紀に栄えた古都で建築やタンネリなど見るべきものが多い。その街で見かけた肉屋のショーケースは素朴だが旨そうな空気を漂わせている。モロッコはイスラムで豚肉を食べない。このサラミのように見えるのも牛か羊だろう。ソーセージも左に見えるがこれまた羊か牛肉で出来ている。このサラミ風は残念ながら食べるチャンス . . . 本文を読む