ヒースロー空港
4月9日 英国ヒースロー空港近くのホテルホリデイイン。ミニバーもない部屋。出発の朝、セフティーボックスが壊れて取り出せないアクシデントもあった。そんなこともあってモロッコ・マラケシュ行きボーディングにぎりぎりで間に合う、ヒヤヒヤのチェックアウト。それでも東南アジアからやってきて、やっとイギリスのうまい黒ビールにありつけたのはなにより。この黒ビールはギネスではなく地元のもの。うまいので2パイントも飲んでちょっと飲みすぎ。
モロッコ・マラケシュ
4月10日 モロッコ・マラケシュ メリディアンのチェックイン風景。
マラケシュの4月は最高の季節。彩の鮮やかな花(ペチュニア)や緑の生垣とマラケシュ特有のピンクのタイル、蘇鉄に巻きつく紫のブーゲンビリア。ちなみにマラケシュの地名はこのピンクの土色から来ている。
とんがったテントがイスラム圏を強調する。真上にとんがらずすこしはずしている。右手には薔薇が群生している。
4月11日 マラケシュ。農場に向かう途上でスイカを買う。昔なつかしい分銅ばかりで重さを量る木陰のスイカ売り。路上で駐車してスイカやメロンを売る。
東南アジアでは濃淡の縦模様が普通だがこれは暗緑色でのっぺらぼう。
4月11日 マラケシュ。農園に向かう途中で昼飯。地元食堂でケバブを食べる。調理前の羊肉ケバブの肉の色と皮の白さが食欲をそそる。食堂はそんなにきれいとはいえないが、この肉は清潔そのもの。「どこの草を食んだかわからない肉は食べたくない」というモロッコの男たち。その気持ちよくわかる。焼く前の肉の選定が男の仕事。慎重に真剣につるされた個体と部位を選ぶ。
肉屋で買って焼き屋に持ってくる。不思議な分業がなされている。なにか歴史的文化的な背景があるのかとも思う。肉屋は金持ちでステータスが高く、焼き屋は単なるサービス業で人にサーブする役割でステータスは低いなど推測してみるが確証は得られなかった。
4月11日 マラケシュ。4人前が焼き上がり。典型的な羊肉の焼肉の皿。玉ねぎの焼き方に熟練を感じ取る。モロッコ人が大好きな一品でモロッコの旅の間、いたるところでお目にかかり、舌を楽しませてくれる。焼き上がりに少し時間がかかるため、食べるペース配分を間違え、既にパンで相当おなかがいっぱい。こちらはすべてがのんびりしているので、食べるペースも含め、まだリズムをあわせ切れていない。
4月11日 マラケシュ。以前に会ったときは、娘の自宅兼オフィスに飼われていたが、現在は農場に移されたラルフィー(犬)と2年ぶりの再会。懐かしそうに顔をなめるラルフィー。うれしいね、覚えていてくれて。
4月11日 マラケシュ。農場に野菜の種をまく。日本なら育苗用のもっとやわらかくてきめの細かい土のベッドに種をまくのだが、ごろ土の上に無造作に撒いたので発芽するかどうか心配。でも作業している彼は農夫なので、任せるしかないね。