電卓のすすめ20 からの続きです。
電卓で構成比を出すなら定数計算が便利です。
しかし、シャープ電卓を使ったときの構成比計算はちょっと不思議な動作になります。
次のような商品A~Eがあった場合、それぞれの構成比を計算してみます。
品名 | 価格 |
---|---|
A | 300円 |
B | 240円 |
C | 180円 |
D | 350円 |
E | 440円 |
(シャープの場合)
※[数字]は電卓の表示です
300[+]240[+]180[+]350[+]440[=] [1510]
合計を計算。1510と表示されます。
[÷][=] [0.00066225165]
[÷][=]とすると逆数計算となり一時的に1510の逆数が表示されます。同時に1510が定数となります。
300[=] [0.19867549668]
Aの構成比は19.9%です。
ここで300[=]は定数計算です。
紛らわしいのですが、
先ほどの逆数計算で出された値は何の関係もありません。
続けて
240[=] [0.15894039735]
180[=] [0.11920529801]
350[=] [0.23178807947]
440[=] [0.29139072847]
(カシオの場合)
300[+]240[+]180[+]350[+]440[=] [1510]
[÷][÷]
カシオは逆数を表示せずに素直な動作になりますね。1510を分母とした定数計算で構成比が計算できます。
300[=] [0.19867549668]
240[=] [0.15894039735]
180[=] [0.11920529801]
350[=] [0.23178807947]
440[=] [0.29139072847]
ラウンドセレクターは2か3にしておいた方が見やすいかもしれません。
追加
そういえば、シャープ機は
電卓のすすめ2で紹介した
設問:7,500÷(30,000÷12)
のような計算に応用できますね。
電卓のすすめ2:回答例の6つ目として追加させて下さい。
(シャープ)
30000[÷]12[÷][=]7500[=]
電卓のすすめ22 に続きます。
続編、文具の木の実もご覧ください。
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