花火

夏の星座にぶらさがりたい(挨拶)

PM9:30頃
地元の駅に
いつものように駅に電車が滑り込む

いつものように静かに扉が開く

いつものように家まで帰ろう

いつものようにちょっとコンビニに寄り道しよう



と思ってたら

ホームにはあふれんばかりの

人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人入人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人




そうだ
忘れてた



今日は地元の花火大会だった


地元の花火大会は
毎年、隅田川の花火大会と同じ日にやる
ライバル心か何かだろうか

それでもけっこうな人が集まる
もう後には引けないくらいの規模で集まっちゃう

で
ちょーど花火帰りの客の群れと出くわしたらしい


で
どーでもいいが

お前ら

電車から降りる人のために道を開けろ


降りる人が先って
小学校で習っただろ

そんなに押し込んだら
俺が降りられなくなるだろ

よし
お前らが数で勝負するなら
こちらも数で勝負だ

電車から降りる人たちの圧力で
お前らを押し返してやる

さぁいくぞ
俺の後に続け!!








あれ？






降りるの俺だけ？？





マヂかよ

このオームのように押し寄せる人の波に
一人で立ち向かうなんて


途中

オッサンにショルダータックルしたり

オバチャンひカバンをぶつけてみたり

人ゴミの中でしっかりと手を握り合う
カップルのその手を引き裂いてみたり


そんなこんなで
必死に駅を脱出

買い物をしに駅前のダイエーに



ここも人の列
ちょっとした民族大移動


もうムカツク

何がムカツクって
すれ違うやつらがみんな
ちょっと疲れた顔してやがる

お前らよぉ

花火見てたんだろ？

どーん
わぁー
ってよぉ


楽しかったんだろ？

どーん
わぁー
ってよぉ


ちくしょぉ

あぁ
クレープ屋にも行列が

今日は9のつく日だから
クレープが安かったのに

俺の月に3回の楽しみまで阻みやがって

浴衣とかきやがって

きゃっきゃきゃっきゃ
ハシャギやがって

ぅぅ
お前らが見てきた花火大会の花火は
市の税金でまかなわれてるんだぞ

俺の払った住民税でまかなわれてるんだぞ

お前らが見た花火の

火の粉の

破片の

一部くらいは

税金払ってるんだぞ

少しは俺を敬え


こんちくしょー

ちくしょー

しょー

ょー

ー



花火打ち上げてぇ