最後の聖戦

いや、わざわざ変顔しなくても…ねぇ…(挨拶)

今日は最後のテスト

きっと人生における最後のテスト
俺の人生での最後のドイツ語のテスト

「Goodbye Lenin」っていう映画の１シーンを見て
そのシーンについて記述したり
キャラクターの立場に立ったりして
自分の意見を述べるというもの

正直言って
対策の使用がない

せいぜい
ツタヤで借りてきて見るくらい

で
一応、借りてはみたものの

予想してたとおり、ドイツ語の字幕なんてありゃしない

まぁ
授業で見てないシーンが
テストでは出るらしいから
一応、見ておくか


というわけで
前日にフツーにDVDを見る
で話の大筋を掴む


でもよぉ
先生も空気読むだろぉ

就職決まってるし
卒論出したし

そんな学生を不可にはせんべ？


で
テスト本番
いざというときのために
「切り札」を用意してテストに臨んだ

そして
テストが始まる






いや






このシーン見たし




何言ってるか
わかるし

多分、字幕も今つけられる
このシーンなら
戸田奈津子ばりに活躍できる
俺きっと


それでもドイツ語で記述するのはラクじゃなくって
電子辞書を頼りに書いていく

あぁ
電子辞書が自分で書いてくれる機能が付いてたらいいのに


とかなんとか思いつつ
多分に文法的ミスを含んだ答案が完成

もういいや
直すのメンドイし

俺には「切り札」がある




ということで
「切り札」を携えて先生のとこに

問題：以下の会話文を読み、おかしいところを探しなさい

学生「はい、テストです」


先生「あぁありがとう」


学生「それと、これ、プレゼント」


先生「なんだい？…餅だぁ！こんなにたくさん！」


学生「きな粉もあるよ」


先生「これは…なに？」


学生「きな粉だよ♪餅と一緒に食べると美味いよ！」


先生「そうかい！ありがとう！またね」


学生「びーばーい♪」




嗚呼終わった
俺の最後のテストが終わった
餅ときな粉で終わった


これで不可になったら笑えねぇ