艶っぽい文章。

書くことで伝えることは難しい。
このところ感動的に内容が伝わっているのだろうかと考える。

後輩が小説を上梓した。
それまで雑誌や書籍などの雑文を書いて
忙しい日々を過ごしていたのだけど、
別におまえじゃなくてもな、というくらい
書かされてる感のある寄せ集めた資料を焼きなおしただけの
オリジナリティのない原稿だった。
何しろおいらも下請けの下請けで、
参加することもしばしばだったから。

しかし、今回のそれは…
ええっ、いつこんな技を身に付けていたのだと
羨ましくなるほどの作品だ。
陳腐な表現をすれば、流麗で幻想的で臨場感のある文章だ。
○●賞の候補になっていることも頷ける。

げげっ、おいらもやんなくちゃだな、と焦るが
これまでふらふら遊んできたツケが多大に周ってきているので
追いつくには当分時間がかかりそうだ。