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『まさ』の気になる記事

スポーツ関係を中心に気になった記事をピックアップ

甲子園球場 全面天然芝へ

2005年08月02日 | 野球
 阪神甲子園球場(西宮市)を管理する阪神電鉄(本社・大阪市)は1日までに、内野を含めた全面天然芝に移行する計画の本格検討に入った。07年オフ着工を描く観客席や施設の大幅改修計画とは切り離し、早ければ今オフの移行を目指す。今後は芝の維持・管理など課題解消への調査を進め、阪神球団や日本高校野球連盟と協議を進める。

 1924年(大13)8月1日に完成し、満81歳を迎えた甲子園球場が生まれ変わろうとしている。全面天然芝化に関し、阪神電鉄の複数の幹部が「内野にも芝を敷く方向で前向きに検討している。残る課題を解消すべく作業を進めている」と認めた。

 最大の懸案は1日20校近くが使用する夏の全国高校野球選手権出場校の甲子園練習。今夏も7月31日に始まり、1日は16校が各30分間調整した。当然、内野芝生の激しい損傷が予想されるため、大会前練習は阪神球団の鳴尾浜球場などでの代替開催も検討。今後は日本高校野球連盟(脇村春夫会長)と協議に入る。

 阪神電鉄では全英テニスの舞台、ウィンブルドン・センターコートを例に「開会式に芝がはげていては美観も悪いが、決勝戦では“激戦の跡”として受け入れられるのではないか」とみている。

 球場を管轄する同社レジャー事業部は総天然芝のスカイマークスタジアム、鶴岡ドリームスタジアムなどで芝の損傷度を実態調査。芝の部分張り替えや質改善、長めに刈るなど対応策を検討。現場で管理する阪神園芸とも協議する。

 07年オフ着工を見込む大幅改修計画は主にスタンドの建て替えで、グラウンドは別物で検討。社内外の折衝が進めば、早ければ今シーズン終了後にも内野の天然芝敷設に踏み切る。

 日本球界の「聖地」としての注目度を認識した上で、同社は「国際基準に見合った美しい天然芝で、新たな野球場のお手本になりたい」としている。

 ≪07年オフにはスタンド改修≫スタンドや内部、周辺施設の大幅改修計画は07年オフ着工を本線に詰めの作業に入っている。シーズン中は避け、毎年オフに内野、外野…などに分け、3~5年をかけ漸次改修。早ければ10年、遅くとも米寿88歳を迎える12年開幕には「新・甲子園」がグランドオープンする。

 レジャー事業部が原案を作り、取締役会などで討議中。場外にある新室内練習場内にタイガースのクラブハウスを設け、地下通路で連結する構想も浮上した。また球団と高校野球の史料館を新設。観客席をファウル地域まで広げ座席に拡張したりスイートルーム新設、バリアフリー、耐震設計など観客へ配慮もしている。外壁の蔦(つた)、レトロ調スコアボード、銀傘は柱のない屋根で保存…など伝統を重んじた。収容人員は約5万人で国内最多を維持する見通しだ。

岡田監督「振ることよ」

2005年08月02日 | 野球
 阪神は2日の横浜戦から大阪ドームを含めて7カード連続で遠征が続く。独走優勝した03年でさえ負け越した“死のロード”を前に、それでも岡田監督の姿勢は揺るぎない。

 「ロードと言うても、いつもと何も変わらんよ」
 就任1年目の昨年は勝率5割で乗り切った。苦手意識はない。8月の暑さを考えれば、ドーム球場での試合が多いことを、プラス要素とさえとらえている。先発ローテーション、打順などを変更することもない。

 調子を落としている打線には、たった1つだけ注文。「まずは振ることよ」。本来のスイングさえ取り戻してくれればいい。あくまで自然体。長期ロードも中日の猛追も関係ない。自分たちの野球さえできれば結果はついてくる。その自信がある。

井川 14被安打でも幸運9勝目

2005年07月13日 | 野球
 阪神・井川にとって、チームの貯金が増えたことが、何よりの良薬だ。片岡の逆転打が生まれるとベンチから飛び出して、笑顔でヒーローと手を合わせる。頭上に輝いたハーラートップタイの9勝目。ただ、自身の勝ち星を素直に喜ぶ気にはなれない。
 ちょうど1週間前、ツーシームの多投で幻惑したヤクルト打線に立ち上がりから捕まる。初回、先頭の青木に中前打を許すと、続く宮本にはファウルで7球連続で粘られ、10球目を右前に運ばれて一、二塁のピンチを招いた。結果的に「根負け」して、流れを断ち切れなかったことが後に響いた。
 そこから岩村に左翼への適時二塁打、さらに一死二、三塁から鈴木健に初球の直球を中前に運ばれるなど3失点。リードを一気に消してしまうまさかの乱調ぶりだった。
 「球が高くて甘かった。向こうも早打ちが多くて、好球必打できていた」と久保投手コーチ。癖が見抜かれた―という疑問にも「気を付けて見ていたけど、そういう感じじゃなかった」と話すように、問題は左腕の中にあった。
 その後も毎回走者を出し、六回には勝ち越し打も許した。6回を4失点。被安打「14」はもちろん自己ワーストのもの。ただ、球数は107球という決して多くない。ヤクルトの早打ちに加え、苦しくても無四球で乗り切った粘りも示す数字だろう。
「チームの調子がいいけど、苦しくなる時もくるだろうし…。その時までにどれだけ貯金をためられるかだと思う」
 そう話していた口を閉じ、試合後は無言でバスへと歩いた。悔いが残った25歳最後の1日。負けなかったことが収穫だ。夜が明け、26歳を迎えると同時に、気持ちを切り替えて再び走り出す。

強いトラ3連勝で貯金15 今岡は3ラン復調の兆し

2005年07月06日 | 野球
 今岡は“プチ”スランプに苦しんでいた。6月29日の広島戦から4試合連続で無安打。「ずっと調子は悪くないんだけど、結果が出ないと気分が悪いからね」と振り返る。そのたまりにたまったうっぷんをこの夜、豪快な一振りで晴らした。
 阪神打線が藤井をとらえた4回、舞台はめぐってくる。シーツの適時打で先制し、続く金本が四球を選び1死一、二塁。押し切るには、ここが最大のチャンスだった。
 打席に向かう今岡は「とにかく結果がほしかった」。初球の外角の変化球はファウル。これを見た岡田監督は変化を感じていた。当てるのがうまく「もともと器用すぎる」と見ている今岡が、好調時のように思い切りフルスイングしている。
 この予感は的中した。2球目。内角に切れ込む直球をすくい上げるように完ぺきに振り抜いた。「開き直って打った」と言う打球は、左翼席上段へ突き刺さる3ランとなった。
 77打点に伸ばした“打点王”は「少しはスカッとした」と久しぶりの笑顔を見せた。8回にも安打を放ち、復調へのきっかけはつかんだ。
 チームは3連勝で貯金は最多の「15」。2位以下を6・5ゲーム差と引き離した。

阪神タイガース 辻本 ドキドキのプロ第1歩

2005年07月01日 | 野球
 ドラフト史上、最年少の15歳で阪神から8巡目指名を受け、プロ入りした辻本賢人投手(16)が30日、ウエスタンのサーパス神戸戦(北神戸)で公式戦デビューを果たした。六回から4番手で登板。本塁打を浴びて1回1失点だったが、初登板としては、堂々たる内容。待ちに待った“ワンダーボーイ伝説”が幕を開けた。
 スタンドからの拍手を背中で受け、辻本は小走りでベンチに戻った。よく頑張ったな。ナインから頭をたたかれ、祝福される。スコアボードの「1」は、1失点というよりも、プロで初めて登板した証しの「1」。長いプロ人生のスタートを切った瞬間だった。
 “そのとき”は六回に訪れた。マウンドに向かったのは、葛西2軍投手コーチではなく、伊藤3軍育成コーチ。辻本を預かってきたコーチが投球練習を見守った。「思い切ってやってこい」。その言葉に辻本は小さくうなずき、初球、131キロの直球を投げ込んだ。
 テレビカメラ5台。いつもより多めの340人の観衆が、辻本の一挙手一投足に注目する。そんな中で先頭の田中を二ゴロ、さらに鳥谷と早大時代の同級生だった由田を、この日最速の138キロで左飛に仕留める。あっという間に2アウト。だが周囲がざわめく中、嶋村にプロの洗礼を浴びた。カウント2―3から、134キロの直球を左翼へ運ばれ1失点だ。
 「2アウトを取ってから、よく覚えてないんです」。試合後にはポロリと胸の内を明かした。その後、五島にも右前打を放たれるなど反撃を受けた。ただ16歳という年齢を考えれば、実に堂々としたマウンド姿。責任イニングを全うしただけでも十分だ。
 葛西2軍投手コーチは「入団当初に比べたらアップしてきている」と、改めて成長度を確認した。実は登板前のブルペンでは球が高めに浮いていたというが「修正できていた」と、そのマウンド度胸を評価。さらに対戦した嶋村も「あの年齢で、堂々と投げていた。将来が楽しみでしょうね」と率直な感想を口にした。
 話題は横浜まで飛び、岡田監督も「高2で138キロやったら、ドラフト候補やな」と笑ってみせた。ようやくしるした第一歩。辻本は「フォアボールもなかったし、打者に向かっていけたのでよかった。真っすぐをもっとレベルアップさせたい」と早くも次の目標を掲げる。次回登板は未定。体調と相談しながら決定されるが、ワンダーボーイの2歩目が楽しみだ。

猛虎Vターン 胴上げ確率82%

2005年06月29日 | 野球
 米子で激勝、岡田阪神が今季最多の貯金「12」を数えた。金本の32球場弾に、満塁男・浜ちゃんの適時打あり。猛爆のてんこ盛りや。全146試合のちょうど半分73試合を消化して2位・中日に4・5ゲーム差。この独走態勢、もう揺らぎはしない。ゴールまで加速あるのみやで。走れ走れ、止まるな―。
 強風に巻き立つ砂ぼこりすら心地いい。疲れを知らぬ勝者の列。それぞれが握手を求め合い、互いの活躍をねぎらい合いながら、ナインは帰りのバスへとそぞろ歩いた。
 1―1で迎えた六回。一死から3本の長短打などで2点を勝ち越し、なおも満塁。「もうひと押し」。そんな虎党の声が聞こえてきそうなこの場面。藤本に代わって打席に向かったのは、猛虎が誇る満塁男―。
 浜中だ!!
 追い込まれても焦りはない。カウント2―1から、4球目の外角球をしぶとく右前へと転がす。2者が次々と生還して4点差。満塁男のひと振りが、一気に試合の主導権を手繰り寄せた。
 長いまつ毛の奥に光る大きな瞳。満塁のフィールドは、いつもなぜか広く見える。「(野手が)前進してたんで、強い打球を打てば何とかなると思いました」。今季の満塁時の成績は7打数5安打10打点。・714という神がかり的な高打率だ。
 ここ米子は相性がいい。2年前の5月13日にも5打数4安打2打点の活躍で、コイ粉砕の立役者となっている。大好きなこの場面、そしてこの球場―。打てないわけがなかった。
 「引き離すには絶好の場面やからな。ランナーいてるときの方が、ええ仕事しよる」。岡田監督が目を細める。全幅の信頼とともに起用する指揮官と、あうんの呼吸でそれに応える愛弟子。固く結ばれた師弟の絆が、この一打を生み出した。
 六、七回と広島の反撃に遭いながら、終始リードを守れたのは、まぎれもなく浜中の一打があったからこそ。そして八回には満を持してトドメの12人攻撃。今岡の2点適時打などで一挙8点をもぎ取り、手負いの広島を深々と眠らせた。
 これで03年以来、2年ぶりの首位ターン。貯金も今季最多の12。さらに、この日試合のなかった中日に、4・5ゲーム差をつけた。
 バスの前で、浜中が立ち止まった。
 「ホントに全員で戦ってる感じ。ベンチの雰囲気がよくて、すごくやりやすいんです」
 まだ折り返し地点。でも、耳をすませば聞こえる。覇権奪回の風の音が、地鳴りのような勝ち鬨(どき)が、オレら虎党には聞こえる。

福原 またもオリックスを完封斬り

2005年06月10日 | 野球
 打球がスペンサーのグラブに納まるのを確認すると、表情が一気に崩れた。ホームプレートとマウンドの中間まで歩み寄り、浅井と右手でハイタッチ。9イニングを1人でまっとうした阪神・福原は、右腕で控えめにガッツポーズをつくった。
 お立ち台での最初のひと言が、福原らしかった。オリックスを2試合連続で完封。投球の中で1番よかったことはと問われると「野手のみんなに助けられた。それが1番よかったです」。自分の投球はほどほどに仲間への感謝を口にした。
 「調子はめちゃめちゃ良くはなかった」。口ではそう謙そんするが、投球内容は見事。最初のピンチとなった1点リードの二回二死二、三塁。阿部真を150キロの直球で空振り三振で退け、リズムに乗った。効果的な援護と、野手の好守に助けられ9回を137球、6安打。最後は代打水口のバットを147キロ、直球で完全に押し込んだ。
 5月26日、前回の同カードから18イニングで得点を許さず。“関西ダービー”の主役に躍り出た右腕は「なかなかシーズンでは当たらないので、特別な気持ちで投げた」と会心の笑みだ。
 救援陣を休められたのも大きかった。久保投手コーチは「きょうはリリーフは放らさんからな」と福原に通達。実際、チームトップの33試合に登板している藤川を休ませ、試合中に帰宅させた。ベンチの思惑どおりの完封に、福原も「初めから1人でいくつもりだった」と胸を張った。
 3勝7敗の数字は物足りないが巻き返す時間は十分。ベンチ、野手から厚い信頼を寄せられる右腕エースが、今季2度目の完封で逆襲へのきっかけをつかんだ。

虎 2005年も球宴ジャックや

2005年06月02日 | 野球
 2005サンヨーオールスターゲーム(7月22日・インボイス西武ドーム、同23日・甲子園球場)のファン投票の第1回中間発表が1日、行われた。セ・リーグでは阪神勢が先発部門を除く、10部門でトップに立った。
 今年の球宴も、阪神勢がジャックしそうな勢いだ。第1回中間発表では藤川、久保田、矢野、シーツ、藤本、今岡、鳥谷、赤星、金本、桧山の10選手がトップ。赤星はリーグ最多の7万4123票を集めた。阪神勢は昨年の第1回中間発表でも、10ポジションで1位に立っており、圧倒的な人気を証明した。
 先発投手は中日・川上が井川を抑えた。巨人から1位選出された選手はおらず、得票は清原の4万4024票(一塁手の2位)が最高だった。
 パ・リーグでは首位を走るロッテから薮田、小林雅、西岡、李の4選手が1位。今季、プロ3年目で定位置を獲得し、飛躍の年となった西岡は「光栄です。オールスターはお祭りだと思うので、出られたらファンを楽しませるプレーをしたい」と心を躍らせた。両リーグ最多得票は、パ・リーグ捕手部門の城島(ソフトバンク)の7万9052票だった。
 中間発表は土、日を除き6月27日まで行われ、最終発表は7月7日。監督推薦を含むメンバーは同8日に発表される。

一発で決めた!今岡1000安打達成

2005年05月26日 | 野球
 阪神・今岡誠内野手(30)が、プロ231人目となる1000安打を達成した。右手指の痛みをこらえて8号2ラン。もちろん、勝てれば最高だった。でも、負けなかった。他球場を見よう。セの5球団はすべて負け。これが交流戦のいいところ。悔しい引き分けでも、0・5ゲーム、リードを広げた。
 左手で花束を抱え、ナインとは右手でタッチをする。拍手と歓声で、球場全体が祝福していた。六回、2―5から1点差に追い上げる今岡の8号2ラン。試合を動かした一発が、節目の1000本安打となった。
 今岡らしかった。カウント2―3から、川越の内角高めのスライダーに手を出す。見逃せばボール球という悪球。ただ、風に舞った打球は、左翼ポールを切れずにスタンドに吸い込まれる。ファウルと思い一度は打席に戻りかけた足が、再び一塁へと動きだした。
 「ラッキーです。次は1500本目指して頑張ります」。劇的な一撃で節目に到達。すぐに次の目標を見つめるところも、また今岡らしい。そして記念の一打がチームに勢いをもたらし、一時は逆転に成功。甲子園を熱狂に包んだ。
 リーチを掛けてから、7打席が過ぎていた。その間、右手の「バネ指」は思うように動かなかった。前腕部に強い張りがあるため、右手の指に違和感が生じる。「握力も落ちている。ボールを投げるのも難しいやろ」と、杉田トレーナーも心配していた。
 その裏で、実はこの日から打撃練習を再開していた。室内にこもり、ひっそりと1人の時間をつくった。「あいつが中で打つというのは、だいぶ悪いんやな」と岡田監督がつぶやく。必死に右手と闘い、何とか試合にこぎつけた。その苦労が、大輪の花となった。
 完全復活はいつになるのか。「指はきょうが一番いいみたいやけど、体質やから何をやったらなるというもんじゃないからな」と、指揮官も返答に困った。八回には交代し、最後はベンチでドロー劇を見届けた。「うれしかったよ。また明日やね」。苦闘。前進するためにも戦うしかない。

金本8号ソロ これぞ4番弾

2005年05月20日 | 野球
 静まり返ったベンチ裏で、黙々とバットを振っていた。試合後、恒例のスイングチェック。ただ1人残った阪神・金本の、風を切る音だけが響いていた。疲労とも闘いながら、それでもマスコットバットを振り続けた。
 何もしなかったわけではない。五回、代わったばかりの許を襲う。カウント2―2からの5球目、146キロの直球を弾丸ライナーで右中間スタンドに突き刺す。点差を広げる8号アーチ。「思ったよりも速かった」という直球だったが、即座に対応した結果だった。
 意識したのは、大振りせずコンパクトに。「いつもあれくらいコンパクトに振れればいいんだけど」と振り返ったほどうまく対応できた。6試合ぶりの一発は、経験と培った技術で生み出したものだった。
 さすがの4番も最近は苦労している。「交流戦はやっぱりバッター不利。帆足には全くタイミングが合わなかった。よう2本も打てたよ」。17日の西武戦で、チームで唯一となる帆足からの2安打。水面の下でもがく白鳥のように、試行錯誤を繰り返していた。
 その結果が、この日のアーチにもつながった。「どうでもええ場面」という主砲を否定するように、岡田監督は「昨日も後半にやられとるから、あの1点は大きい」と絶賛する。安穏と構えているわけではない。だからこそ、美しさが際立っていた。