巨人・清原和博内野手(37)の今季限りの退団が濃厚となった。16日、清原は川崎市のジャイアンツ球場で球団の医療スタッフと話し合い、左ひざ半月板損傷の手術を行う決意を固めた。しかし、清武英利球団代表(54)は東京・大手町の球団事務所で、手術と来季以降の再契約が「無関係」と断言。今季限りで契約の切れる清原に事実上の“戦力外通告”を突き付けた。
来季に備えて手術を決断した清原の表情は険しかった。「(チームが)治療してくれということなので、それに従って手術をすることを決めました」。あくまでチーム方針に従ったことを主張したが、球団の対応は冷ややかだった。
首脳陣が清原を登録抹消にした理由は「治療に専念してほしい」だった。この“治療”を清原は“手術”と受け止めたが、清武球団代表は「治療と手術は直結しない」。手術はあくまでも清原の意思であるとした。認識の食い違いを見せる、両者の溝の深さは明白だった。
さらに清武代表は今年で4年契約の切れる清原との再契約について「契約は契約、手術は手術」と突き放した。「構想にかかわるので(再契約は)ゆっくり考える。残り39試合ある最中でそういう段階ではないが、最終的に決断する時期は来る」と再契約の意思がないことを暗に示した。
低迷するチーム改革のため滝鼻オーナーの大号令のもと、若手への切り替えを断行している。登録抹消の前日12日には、足が万全でなかった清原に代表自ら「若い人に機会を与えてほしい」と伝え、この日も「(若手起用は)来年につながるコンセプト」と今後も改革を継続することを明かした。
昨オフも去就問題がぼっ発したが、契約が1年残っていたことで残留が決まった。だが契約最終年の今年、3億8000万円の高年俸に見合った働きのできなかった清原に球団が大ナタを振るうのは必至。18日に38歳になるベテランが、今オフに引退か移籍かの窮地に立たされるのは確実な情勢だ。
来季に備えて手術を決断した清原の表情は険しかった。「(チームが)治療してくれということなので、それに従って手術をすることを決めました」。あくまでチーム方針に従ったことを主張したが、球団の対応は冷ややかだった。
首脳陣が清原を登録抹消にした理由は「治療に専念してほしい」だった。この“治療”を清原は“手術”と受け止めたが、清武球団代表は「治療と手術は直結しない」。手術はあくまでも清原の意思であるとした。認識の食い違いを見せる、両者の溝の深さは明白だった。
さらに清武代表は今年で4年契約の切れる清原との再契約について「契約は契約、手術は手術」と突き放した。「構想にかかわるので(再契約は)ゆっくり考える。残り39試合ある最中でそういう段階ではないが、最終的に決断する時期は来る」と再契約の意思がないことを暗に示した。
低迷するチーム改革のため滝鼻オーナーの大号令のもと、若手への切り替えを断行している。登録抹消の前日12日には、足が万全でなかった清原に代表自ら「若い人に機会を与えてほしい」と伝え、この日も「(若手起用は)来年につながるコンセプト」と今後も改革を継続することを明かした。
昨オフも去就問題がぼっ発したが、契約が1年残っていたことで残留が決まった。だが契約最終年の今年、3億8000万円の高年俸に見合った働きのできなかった清原に球団が大ナタを振るうのは必至。18日に38歳になるベテランが、今オフに引退か移籍かの窮地に立たされるのは確実な情勢だ。