旅の途中で

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バルテュス展

2014年08月31日 21時53分16秒 | アート
今日は、京都市美術館で開催中の「バルテュス展」に行ってきました。

バルテュスといえば、エロティックで妖しい雰囲気の少女の絵をまず思い浮かべます。
実物はもっと妖しく、そしてとても神聖な雰囲気が画面からこぼれていました。

もともと、古いフレスコ画に興味があったという事ですが、確かに彼の油絵作品の質感はフレスコ画を連想させます。
その、どこか宗教画っぽい表現が、さらに生身の少女に神聖さを与えているのかもしれません。



今回の展覧会で嬉しかったのが、バルテュスの描いた「嵐が丘」の挿絵が展示されていたことです。

私も昔「嵐が丘」の原作を読んでとても感銘を受けました。今でも大好きな作品です。
映画も面白かったです。

原作を読んだ人なら、きっと同意してくれると思うんですが、バルテュスの描いたヒースクリフとキャサリンは、まさに原作そのままの2人でした。
激しい気性のヒースクリフとキャサリンの性格が画面から生き生きと溢れ出てきて、なんか・・・すごいなぁ!と感動しました。

バルテュスの作品に触れたら、最初は「なんだか怖い」と思うかもしれませんが、きっとその美しい世界に魅了されると思います・・・


美術館で疲れた後は、すぐ近くの川沿いにあるカフェのオープンテラスでケーキセット。



今日は涼しく風も吹いて最高にテラス日和でした♪








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