マリン・スノーのLOG・BOOK

ダイビング・スキー・山登り・ガーデニング・ハンドメイドの好きな私が綴るページへ、よ・う・こ・そ♪♪

☆「奥穂高登山 3190m」2012.5.7(月)

2012年05月08日 20時40分52秒 | 山行 2012
最終日、目覚めた窓の外にはオーロラの様な朝焼け・・・

「奥穂高登山 3190m」2012.5.7(月)


昨日の荒天が嘘の様に、青い空と白い稜線が見える 
そんな中、奥穂高を目指して登る人、降りてくる人、
沢岳で遭難した人を救助するヘリの爆音・・・


昨日下山していたら見えていない穏やかで荘厳な風景を後に
後ろ髪ひかれながら、涸沢ヒュッテを後にしました 

横尾~徳沢~明神~上高地と約6時間
上高地までの長い事 

山の天気は変わりやすく、雲がかかり始めていました 

小梨平食堂で昼食時、遭難事故の載った新聞を読む
同じ山を愛する者同士、同じ時間を共有した者同士
心が痛む 

無事に終わってみれば、あらゆる意味で貴重な体験をした山旅でした 


☆「奥穂高登山 3190m」2012.5.6(日)

2012年05月08日 20時34分31秒 | 山行 2012
天候不良の予報の中、午前3時起床
外はミゾレが降っている。

やはり登頂は無理・・・
一応、準備を整え、早~い朝食を食べ
5時前、外に出てみると雨はやみ、明るくなって来ていました

リーダーより登山決行の指示  

「奥穂高登山 3190m」2012.5.6(日)


12本アイゼン・ピッケル・腰にはハーネス・カラビナ・ロープ・・・、万全の用意をして出発 
朝日に登って行く登山者がスポットライトの様に浮かび上がっていました。
振り向けば、急峻な山の間から御来光 

雪面を踏みしめながら一歩一歩・・・
中腹あたりから、斜面は更に急に・・・
その頃から雪と風とホワイト・アウトで、後ろも稜線も見えず、更に風が強くなる・・・

でも、そろそろ稜線も近いはず・・・
3000m近いので空気も薄い・・・
確か「穂高岳山荘」はザイテングラートの左のはず・・・
ルートを左寄りに取りながら、道標を確認・・・

小屋が薄っすらと見えて来た 


小屋でストーブにあたるが、冷えた身体は中々温まらない 
小屋の外は、いったん下山を始めた人が帰って来るほどのホワイト・アウト
30分ほど休憩して、リーダーにロープを繋いでもらい、記念撮影後、下山開始 
小屋に岐阜県警が5人ほど居て「何事・・・」とは思ってはいたけれど・・・

コンパスを合わせ、アイゼンのかかとで急斜面の雪をしっかりと踏みしめながら下る
滑落しそうになるのを止めてもらったり、そうしていると
仲間の2人組が滑落  2人で滑落停止をしながら落ちている・・・
留った 2人とも無事  一安心 

下りのアイゼンワークにも慣れ、ホワイトアウトにも慣れ、順調に下るのですが
こんなに登ったと言う位、白い雪原が続いていました 

テントが見え、小屋が見え、やっと終わった~~~
皆で無事下山を喜びました 

昼食を食べて下山・帰京の予定が、寒波と湿雪の降雪で急遽、もう一泊する事に
そうと決まれば、ゆっくりで無事を乾杯 

濡れた物も乾かせるし、ロープ・ワークの練習をしたり、ホッと一息 

ストーブの前で暖まっていると、登って来た登山者から
「北アルプスで遭難が相次いでいる・・・」との情報が・・・
涸沢岳でも低体温症で1人が亡くなり、5人が穂高岳山荘に救助されているとか・・・
だから県警の人が山荘に居たんだ~  救助に来ていたのね 

朝に夕にヘリの爆音が響き、登山者からの情報は得ていたものの
渦中の私たちは、下山してから事の重大さを再認識 

会の皆さんには御心配をお掛けしました