こんにちは
9日にデンマークの首都コペンハーゲンから帰ってきました。
出かける前から体調が悪かったのですけど、何とかなると無理押しして出かけ、結果的には
何とかなったものの、帰ってくるなりダウン。今回はほんとうに疲れました。
行きはKLMオランダ航空機で成田からオランダのアムステルダムまで飛び、小型のKLM機に
乗り換えてコペンハーゲンに到着。
北欧へ行くのは今回のデンマークが初めてです。
コペンハーゲンだけを観光し丸5日過ごして帰ってきました。
とっかかりから、地下鉄やバスの3日間フリーチケットの買い方が分からなくて、立往生。
チケットの小さな自動販売機がなんと地下鉄のホームにあるのですけど、駅員さんは一人も
いませんし周りの人に買い方を尋ねてもよく分からない様子。
自動販売機でチケットを買う人も見かけませんので、日本とはずいぶん事情が違うようです。
ようやく若い女性がいろいろ試して下さって、買うことができました。
同行した友人の話によりますと、機械の操作自体がかなりユニークなものだそうです。
大変な所に来てしまったような気分になりちょっとへこみました。
幸い、同行した友人の妹さんのほうが英語に堪能ですので、もたもた地図を見て目的地を探す
よりも現地の人たちに道を尋ねながら歩いたほうが早いと分かりました。
言語はデンマーク語なのですけど、コペンハーゲンの一般市民はみな英語も喋れるのです。
とにかく皆さんご親切で、道を訊けば、そこまで一緒に行ってくれるほどです。
ほんとうにいろんなかたたちのお力を借りて旅を終えることができました。
わたしたちも東京オリンピックへ向けて見習わなくてはと大真面目に話したことです。
↓さすがに北欧だけあって、気候は11月初旬にして日本の真冬の寒さ。
紅葉が美しく、どこもかしこも名画の中にいるようでした。
↓下の塔のある教会は救世主教会です。
塔内部のとても急で狭いらせん階段を延々と上って、建物の外側に付いているらせん階段に
ようやくたどり着き、外側から頂上を目指すのですけど、わたしは上から5段目のところで
ギブアップ。外のらせんは上りませんでした。
↓下は、外側のらせん階段を上る手前のバルコニーから撮りました。
床の板自体が水平ではなく、傾斜していますので、立っているだけでも不安定。風も強いですし。
このブログのテーマは装飾の吊り看板ですので、例によって看板も探し回りました。
吊り看板も、ほかの国とは少し毛色の違った看板が20個くらい見つかりました。
いずれ皆さんに見て頂きたいと思っています。
↓下の吊り看板は、運河に面したニューハウンという港町に掛かっていました。
↓ニューハウンには運河沿いにびっしりと古くて小さいレストランや酒場が並んでおり、その
前にオープン・カフェが出ています。
17世紀にできた港町ということで、歩くだけでも楽しい港町の風景でした。
このニューハウンから運河クルーズが出ていて、かって湾岸都市として栄えたコペンハーゲン
の港町沿いを巡り、やがて海のように広い運河に出て、あの人魚姫の像のあたりでUターンし
てまたニューハウンに戻ってきます。その間、一時間くらい。
わたしたちはこのクルーズが気に入って別の日にも再び乗船。
↓下は、クルーズ船から撮ったニューハウンの街です。
水彩のスケッチ画などによく描かれている有名な風景。
さて、コペンハーゲンといえばアンデルセン。
アンデルセンが書いた童話に出てくる人魚姫の像が「世界三大がっかり」などと言われてい
ますけど、誰がそんなことを言い出したのか、まったくがっかりしませんでした。(笑)
同じ「世界三大がっかり」のドイツのローレライは、確かにがっかりしましたけど。
リトル・マーメイド像は素晴らしかったです!
↓像が小さいのでがっかりするらしいのですけど、これが大きかったら気持ち悪くないで
しょうか?
水に飲まれそうなほど、か弱くて小さな像だからこそいいのであって。
なんでも立派で大きければいいというものではないと思いますけど。
↓可哀そうに足にヒレが付いているのです。
どれだけ悲しかったか・・
コペンハーゲンはフェアリー・テール(おとぎ話、妖精物語)の街などというキャッチが付
いていますけど、それはアンデルセンという偉大な存在があるからでしょう。
市庁舎の横にあるアンデルセン像も見に行きました。
アンデルセンは、「おやゆび姫」や「人魚姫」「マッチ売りの少女」など150を超える童話
を書いています。
今回は長くなりますので、またの機会にアンデルセン像なども見て頂きたいと思っています。
帰りはエールフランス機でパリのドゴール空港まで飛び、大型のエールフランス機に乗り換え
て成田に戻りました。
その4日後にパリに同時多発テロが起こり、空港もよく狙われますので、ヒヤリとしました。