こんにちは。今まさに大寒の真っ只中です。
わたしは風邪を引いてしばらく寝込んでしまいました。
皆さん、お気を付けくださいね。
今日は、先月オーストリアのザルツカン・マーグート地方へ行ったときの画像をご
紹介したいと思います。
12月21日の記事にも書きましたが、ご存知のようにザルツブルクに入るなり突然
カメラの調子が悪くなって、写真を撮ることが不可能になってしまいました。
その時、ご親切な若いご夫婦がカメラを貸してくださり、帰国してからメモリーの内
容をDVDに入れて送ってくださったのです。それがこのザンクトヴォルフガングの
一連の画像です。
ほんとうに危機一髪で世界遺産ハルシュタット湖の写真などを撮ることができたの
でした。
今さらながらお二人のご厚意が身に沁みます。
さて、ザルツブルクからバスに乗って2時間ほどでハルシュタット湖に到着しました。↓
とても透明感のあるクリスタルな湖水風景でした。
アルプスに囲まれたこのあたり一帯をザルツカン・マーグート地方といい、映画「サ
ウンド・オブ・ミューージック」のなかでマリアと子供たちがドレミの歌を歌いながら登
山電車に乗って行ったシーンや湖で船から落ちるシーンなどはこのあたりで撮影さ
れたそうです。
ここはオーストリアの湖水地方なのですけど、多くの湖の中でもこのハルシュタット
湖はヨーロッパを代表する美しい湖の景観の一つだそうです。
正面は湖畔のハルシュタットの町。↓
オフシーズンの冬ですので、本来なら観光客の姿や船でわんさかと賑っているこの
あたりも今は森閑としています。
わたしは観光客のいない静かな時期に旅行するほうが好きです。
下は、湖畔の駐車場。山の中腹に雲がたなびいています。あちこちに雲がたなびい
ていました。↓
湖畔でバスを降りてさらに10分ほど散策しながらザンクト・ヴォルフガングという、
とても小さな可愛い湖畔の町へと足を運びました。
オーストリア・アルプス(アルプス山脈のオーストリア側)の裾野に肩を寄せ合うよう
に家が集まっている吹けば飛ぶような集落なのですが、でもこの町のなかにはオペ
レッタ(喜歌劇)「白馬亭にて」の舞台となった宿屋白馬亭があり(12月21日の記事
でご紹介)、またヴォルフガング湖畔の人気リゾート地でもあります。
雪が積もったら、ここは生活が大変でしょうね。先月は異常気象とかで暖かくて助か
りましたけど。
↓ アルプスと吊り看板のツーショットが撮れて嬉しかった!
ガラスの研磨工場の看板です。
湖の魚釣りも人気があるようです。ランチも淡水魚をフライにした郷土料理でした。↓
↓ 所変われば品変わる・・この吊り看板は壁に直角に取り付けていなくて斜め向
きです。
上の画像は、見えにくいのですけど縦の看板に「ハルシュタットの岩塩」となぜか
日本語で。
このザルツカン・マーグート地方もザルツブルクも岩塩の産地として有名です。
ちなみにザルツ(SALZ)はドイツ語で塩という意味で、ブルク(BURG)はお城とい
う意味。なのでザルツブルクは塩のお城。
↑上のBERG(ベルク)は山という意味だそうです。
塊のままだったり、動物などを彫刻した岩塩の土産物があちこちで売っていました。
こんなところに来て日本語の看板を見るのは嬉しいですけど。
日本人が経営しているお店なのかしら・・?それとも日本人向けの看板?
そういえばこのザンクト・ヴォルフガングで工事中の人に「ニイハオ!」と声を掛けら
れました。中国人の観光客が増えていますので。
ジャパニーズ・・と返上しますと、3、4人で何やらひそひそと相談して、やがて片手
をあげて「オッス!」と言ってくれました(笑)。
わたしも「オッス!」と返したのですけど、これで彼らはきっと、日本語の「こんにち
は」はオッスだと自信をつけたことでしょうね。悪いことしたかしら。
湖には水鳥もたくさんいました。