こんにちは
いよいよ桜前線が話題に上る時節になりました。
今年は四国の高知が一番桜になりそうで、3月20日開花予想だそうです。
花便りももうすぐですね。
ドイツから帰ってきて、わたしはまだ時差ボケ中。
いろんな街を回って、やはり今回もいちばん思い出に残ったのはローテンブルク。
これまでこのブログで何度も取り上げてきた街ですけど、今日もまたローテンブルク
を散策したときのお話をしたいと思います。
以前行った時よりも少し街の様子が変わっていました。
ローテンブルクは、ドイツの南部に位置し、ロマンティック街道と古城街道の交差す
る地点にあり、「中世の宝石」と呼ばれている中世のままの可愛い街です。
↓下の写真、このまま絵葉書にしてもいいくらい我ながらうまく決まりました~。
ここはそれこそ絵葉書や観光ブックによく出てくる代表的なスポット、プレーンライン
と呼ばれている通りです。
左上に掛かっているのが装飾吊り看板。お店の装飾兼目印です。
↑上の写真の左側にある時計付きの塔がジーパー塔で、右下の塔はコーポルツェ
ラー塔。二つとも1300年台の現物です。
中世は城壁に囲まれた城塞都市でしたので、住民はこういった見張りの塔の下を
通って外部に出入りしていたのでした。
↓上の吊り看板を大きく撮りました。金色の花瓶にお花のデザイン。
ゴルドナー・ヒルシュというホテルの吊り看板。(ここに泊まりました~☆)
↓最初のプレーンラインから2、3分も歩きますとローテンブルクの中心、マルクト広
場に出ます。
左の黄土色の古い建物は市庁舎。正面の時計のある白い建物が市議宴会場。
↑この市議宴会場は、以前はピンク色だったのが白く塗り替えられていました。
赤い時計は仕掛け時計。
↓毎時ごとに両脇の窓が開いて歴史上の人物ティリ将軍(左)とヌッシュ旧市長(右)
が姿を現わします。今回は見ませんでしたので、以前の写真から。
今回、ドイツの世界遺産の街々は、建物などの色を塗り替えてリニューアルされて
いました。ドイツ政府の観光の省庁が一斉に号令を掛けたのかもしれません。
ただ、色の選択が・・古い建物が魅力のはずが鮮やか色の塗料でテカテカに見え
たのが、ちょっと残念。
また、吊り看板の色も上塗りしているようで、色鮮やかになっていました。
↓下は、市庁舎のマルクト広場を挟んだ向かい側にある家並。これもリニューアル。
今回撮った葡萄の吊り看板も、背景の建物の色が塗り替わってしまったために、以
前とは違う吊り看板のように見えました。
今回
2006年
↓街を散策していますと、見慣れた吊り看板に出会いました。
Myパソコンの中にも入っていて、ブログ書き始めの頃、2010年に写真を載せた
こともある吊り看板です。懐かし~い。
やっぱり見事な装飾。さすがマイスターの国、ドイツ。
2010年のブログでは、何のお店の看板なのか判らず、デザインから見て多分
お肉屋さんでしょうと書いたのですけど、今回判明しました。
ジャ~ン。お肉屋さんではなくて。
街を散策しますと、やはり目につく装飾の吊り看板。
わたしは装飾の吊り看板の写真を撮り集めるのが趣味で、このブログで写真を
公開しています。
でも、年が経つたびにこの街の吊り看板は全体的に減ってきているようです。
2006年と2009年と今回と、その差は目立ちます。
閉店したのか取り外したのか・・
代わりに以前はなかった吊り看板も登場していましたけど。
時の流れですね~。
↓下の吊り看板は、プレッツェル(ドイツ生まれのパン)の上に王冠が載っています。
ベーカリーの看板です。麦の穂など、とてもドイツらしいと思います。
↓さっきのマルクト広場からヘルン通りに少し入りますと「ケーテ ウォルファント」の
お店があります。
一年中クリスマス用品を取り扱っている有名なお店。お土産用です。
お店の前の赤い自動車は宣伝用で、昔からずっとここに常駐しています。
↓土産物店を見て回るのも観光の一つ。
↑ノート型パソコンを見ています。
↓夕暮れ時になりますと、マルクト広場に面した木組みの家がライト・アップに。
この木組みの家も新しく色塗りされて、ショー・アップされていました。
以前はもっとひなびた古民家といった風情の建物だったのですけど。
この街は戦時中爆撃を受けなかったので、中世から一度も建て替えていない家々が
多いのです。
でも、わたしの思い出の街ローテンブルクは、今回、俄然若返ったように見えました。