maricorima  -こころくすぐる編みもの作家ー

「こころがくすぐったくなる」そんな作品を作っています・

たのしいこと・空想・ビール・メルヘン・らくがき

アラン模様と等角ラグラン

2009-11-23 15:07:47 | 日々
アムコト展もあるのですが、学校では次なる課題が進んでいます。

等角ラグランセーターです。
これは、身頃の柄と、袖の柄が付き当るところで、柄合わせをするものです。


柄を合わせるために、柄の調節をしたり、緻密な計算をしたり
編み始める前の段階で、頭がねじれそうでした・
しかも、アラン模様!
普通のメリヤス編みから続けて模様に入るとき、アラン模様は、ヨコに縮んでしまうので、
幅をキープするために、目を増やす調節をしたり、、、。

などなど

そんなこんなで、編み始めました。
アラン模様は、あまり手を出したことがなかったのですが、
楽しい!!
縄模様のところで、目を交差するとき、テンションが上がります(笑)
だんだん模様が出ててくるのも楽しいし・

今回のデザインは、ちょっとおもしろいので、早く仕上げて着たいです

アランセーターは伝統物。
ちょっと、説明文を載せてみます。↓

イギリスの隣、アイルランド島の中央部西岸、ゴルウェイ湾にある小さな3つの島からなっているアラン諸島からの名前からアランセーターが誕生。
500年前に創られたといわれているアラン模様は家により独特な模様の配列があり親から子へと伝承されていたという。
イギリスに編物が入ったのは14世紀前半、当時は女達が紡いだ毛糸を男性が編んでいたというから可愛い。
たびたび雪や嵐に見舞われるアラン諸島では、不慮の災難にあった場合でも、
着ているセーターでどの島のだれであるか分かるように、いろいろ模様の組み
合わせによって、各家族独特の模様を編んだといわれている。

「ケーブル(縄)」は大漁を願い
「人生のはしご」は永遠の幸福を願い
「ダイヤモンド」は成功と富を象徴
「生命の木」は寿命と丈夫な息子が生まれることを願う
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昔では、普通に着ていたもの。しかも、災難時に分かるように自分の模様があったのですね。
今では、ファッションとして良く目にしますが、
長い長い間、ずっとあり続けるのは、本当にすごいです。
それだけ、着る物として優れていたり、デザインが魅力的なんですねー。
いったい誰が初めに作ったのでしょうか 知りたい・・。

と、こんなことを考えながら編むのが、また楽しいことです







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2 コメント

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Unknown (Aひれ)
2009-12-06 17:54:26
大変よくできました。セーターも勉強も。
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ありがとうございます! (maricorima)
2009-12-12 12:55:14
Aひれさん!
コメント遅くなりました~。すみません!
ありがとうございます☆
調べれば調べるほど、深くてとてもたのしいです

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