(晴れ)
5月4日はお教室のバレエ発表会、ワタシは観客として、会場の後ろのほうでみなさんを見守りました
フルタイムでシゴトをしながら、会社帰り、週末、そして祝日を割いて、この舞台のために約1年練習を積んできたクラスメート。 ワタシはといえば完全に観客にはなりきれなくて、楽しみながらも思わずグッと力がはいったり、ハラハラどきどきしながら見ていました
3時間の公演が終わり、ロビーで出演者のひとりひとりに「おつかれさま、本当にきれい。頑張ったね~」と声をかけながらカメラを向けました。 なかには声をかけると、「○○さーん」とワタシの名を呼んで泣き出してしまう人もいて。 これまでの練習の大変さやら、達成感やらで胸がいっぱいになるのでしょう
大学生から50代の人まで年齢も境遇もさまざまのクラス、ほとんどが大人からバレエを始めた人。 トゥシューズで立つことはもちろん、発表会に出ること、そこで「見せる」美しい踊りをするためには相当の覚悟と練習時間、そして家族の理解が要り、肉体的にも精神的にもとってもハード。 寝たきりのお父さまの介護の合間に練習に通っている人や、母親になることを2年諦めて発表会に臨む人、そして、振りが覚えられず先生に厳しく言われながら懸命に練習していた年配の方、ひとりひとりの後姿を、稽古場でここ数ヶ月ながめてきたので、観客といっても特別な思いがありました
心から思うことは、スポットライトを浴びた数分の「夢の舞台」のあいだはもちろんのこと、ここに至るまでのそれぞれの姿が、すばらしいということです。 「バレエが好き」というオーラが、不安な表情や、思い通りにいかないところもすべて含めてこちらに伝わってきます。 本当におつかれさま。 ゆっくり疲れをとってください