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きょうも まっしろな あさ

 バレエ、フォト、暮らし、旅、ときどき シゴト

ゆっくり食べる

2013年02月08日 | 日常の旅



シゴトから離れて
一番ゆっくり流れているのが朝と昼の食事の時間です。

ゆっくり準備をして
ゆっくり食べる
これは以前はなかったこと。

ツレが軽井沢で買って来たり
三浦や北海道の親しい友人から、ときどき届く
甘くて瑞々しい季節の野菜を中心に
冷蔵庫にあるものから考える簡素な献立。

無駄を出さないように気づかっています。
そのためにはやっぱり
冷蔵庫やキッチンが整理されていて
食材も道具も必要なものだけを少なく持つ
それが大事だなぁと実感しました。

こうして、家でのごはんに時間をさけるのはとても嬉しい。
主婦の方には「え?そんなことが嬉しいの?」って笑われそうですね。

上の写真は、たまねぎをひたすら弱火で炒めてつくる
オニオン・スープ。
バターではなくさっぱりとオリーヴオイルで。
たまねぎの滋味があふれ、われながらとても美味しくできて好評でした。



食事の量は、働いているときよりむしろ少なめ。
外食も少なくなった。
実家ではよく動き、バレエレッスンもほぼ同じぐらい
それなのに体重は順調に右上がり(笑)。
体重計に乗らなくても、レッスンで鏡を見ればわかります。

カラダは3月までにすこし絞ります。



・・・と言っているそばから春の香りの誘惑が♪
 

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日々 ~ 節する・もてなす

2013年01月16日 | 日常の旅



新しい年が始まりました。
昨夏から始めた休職生活も後半にはいります。

職場から毎月振り込まれていたお給料のない暮らし。
節約に走っているわけではないし
あまり「我慢している」という感覚もない
相変わらずお金まわりにはユルいワタシです。
それでも

カフェでの珈琲やお菓子
おつきあいの外食
本、洋服
カラダのメインテナンス

これらにかかる出費をすこし控えるようにしています。

一方でバレエ公演やレッスン、美術館や大切な友達とのランチ。
そして小さくても、毎日を彩るもの
(たとえばキャンドルだったり、タオルだったり、ひと粒のピアスだったり)。
それらは、実家に通う今だからこそ
じぶんの心をもてなすものとして
出費をゆるしています。



久しぶりに買ってみたValentine's Day限定マグ、心がポっとあたたかく。



ニンゲンはおもしろいですね。
不安があると買いものが多くなる。
新しいもの、上質なもの、それらを手にすることで
心の充足を得ることも、確かにありました。

普通預金の残高や人生設計には無頓着
贅沢はしないけど、買いたいものは買い、行きたいところには行く。
他人の暮らしぶりはあまり気にしない、まま来てしまった
そんなじぶんには、けっこういい勉強の期間です。

そして
この期間「節すること」は、モノへの気持ちだけでなく
じぶんのおかれた立場や、人とのかかわりも
一歩ひいて、新しい風景のようにみるという側面も。
ワタシは「何十年もひとつの企業で働いていた」自分を
他人のように、見つめています。
何かドラスティックに変えるところまでいかないけど
ただ自分を客観的に見つめる期間なのでした。



会社の友達と久しぶりにお茶。
「復帰したらシゴトいっぱい待ってるよ」って(笑)。
ありがたいような、複雑な気持ち。

すべては今年5月ぐらいの時点の家族のようすと
10ヶ月客観的に見続けてきた「自分の気持ち」で決めよう。

「親のためにシゴト場を離れる」というひとつの価値観。
それは最終的には「じぶんのため」だったように思う
きょうこのごろです。

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撮影のおしごと

2012年09月27日 | 日常の旅




個人として初めての撮影のお仕事 「プロジェクトD」。


6月に打ち合わせをさせていただいて、
暑さも落ち着き、9月らしい爽やかな天候に恵まれた今日、
第一回目の撮影がありました。

戦後に建てられ、三代を経たご家族の時間を重ねたお宅。
「marble*さんに撮ってほしい」とおっしゃってくれたCさんの
ご実家やご両親に対する想いを大切にしたい
そんな思いで門をくぐるのは2度目。
小津映画に出てくるような味わいのある昭和のお宅は
入るなり心が安らいでしまう。
懐かしく、小さいころ見ていた風景が重なって
「ただいま」と言いたくなってしまうほどなのです。

ツレとふたり、お庭の見える客間へ迎えていただき
お母さまやCさんとひとしきりお喋り。

岐阜・川上庵の上品な栗菓子をいただいたあと、いよいよ撮影へ。
きょうは客間をはじめ、お父さまのご両親が住んでいたエリアを中心に。

今は使われていない茶室や台所。
閉まったままの木の雨戸、窓の擦りガラスの文様
なにげないけれど
古いものが放つ美しさを見つけるたびに
カメラがうっとりとして
3時間あまり夢中でシャッターを切りました。





ワタシは撮るヒト、あとはツレのデザインの力で
いいモノができるといいです。

次回の撮影(11月初旬)では
晩秋の庭や、お母さまの作品とコレクション、そして
ご家族のポートレートを撮ってみたいです。

Cさん、素敵な機会をありがとう♪





母と歳の近い、お母さまと話していたら
母を思いだし、帰宅してすぐ電話。
元気な声にほっとしました。 

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穏やかな毎日

2012年06月06日 | 日常の旅



静かに、平和に、流れる時間。
母といつでも話せ、いつでも駆けつけられる平日。
目がさめてノビをして「今日は何をしようか」とワクワクする朝。
日常なのに、今までからすると「非日常」な日々。



会社生活を離れてまだ4 working days、6日目のきょう。
そんな気持ちです。



「看護とシゴトかけもちで、なんとかなるよ」
「無給は大変だよ」
「一年後、シゴトがなかったらどうする?」
「職場の人たち、新しくなったオフィス、好きなんでしょ」

同僚からのアドバイス、日本経済の状況、自分の心の声
ここ数ヶ月だけでなく、すこしずつ考えてきたことが「休む」ということ。
今は、それがとてもよかったと思います。



いろいろやりたいこともあって。
少しずつ、はじめます。 

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つましい生活

2012年06月03日 | 日常の旅



きょうはささやかな現実について。

休職を考えるときに避けて通れないのが
経済的なこと。

育児、介護、教育など、会社が提供する休職制度のうち
私傷病など病気休職以外は、すべて無給
休職社員は、生活費を自分の貯金からまかないます。

ワタシの場合は、ほかに会社が補助してくれていた家賃など
一年間、全額負担となります。



休職を検討するときに、
自分がいったいいくら使っているのだろう、と
出納について見てみました。
もともとお金には疎くて、支出も貯金もいくらだかわかってないし
いい歳なのに人生設計なんて、ぜんぜんできちゃいない
そんな感じでした。

紙に書く、ノオト好きですが
「出納」については、携帯で管理しています。
出費があるごとにチョコチョコと携帯にメモ。
月別、項目別の出費リストほかに
月ごとの円グラフを見れば、何に使ったか、は明らか

2つの項目の数字が予想どおりダントツ(苦)。



これから一年は「つましい」生活になるでしょう。

でもなんだか、楽観視しています。
というのも
受けてみたいレッスン、買いたい洋服、ほしい本
それらをもっともっと吟味していく機会。
お金の流れを見つめる機会。
それらはイコール、自分を発見する時になるでしょうから。

以前、メキシコ人の友人が
メキシコには「労働は人生楽しむための手段であり、働くために人生があるのではない」
といった言葉があるよ、と教えてくれました。

それを思いだしています。



ついしん:

しかし、旅だけは例外。
いつも行く軽井沢のほかに、夏に2つ、旅の予定をいれました。

もちろん「母が元気であれば」が条件なのですが。

  きょうもよい一日を♪


 

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新しい暮らしのはじまり

2012年06月01日 | 日常の旅



きょうから6月、
新しい生活が始まりました。
さようなら、週5日シゴトの日々。

きょうは母の通院の日。
クリニックの庭は、バラや草花がとても美しい。

 

湿気のあがった今日、むせ返るような緑の香りのなか
母との大切な時間をゆっくりと。



この庭のおかげで
通院は毎回とても楽しいひととき
母の笑顔を写真におさめました。



帰りは住宅街の一軒で「まぐろ丼」
生の赤身、中トロ、大トロとホタテ。
むちゃくちゃ安くて美味しいんですよ、ここ!




まぐろしか扱わない、ご主人は職人さん
はじめはブスっとしています。
でも、話しかけると「まぐろ」のことを沢山教えてくださる
「背まぐろ」や「ねぎトロ」など限定メニューもあるらしいです。



母を送って行きながら、銀座の片隅にある
ブルーの幌が美しい SWAN CAFE / BAKERYヘ。



ここはクロネコヤマトさんが
障害をもった人の自立を助けようとつくったカッフェとベーカリー
彼らが生き生きと働いています。



実は・・この白鳥のロゴが大好きなのです。

「SWAN LOHAS - ゆっくりとやさしく」
と、書いてありました。



さてロゴでおもいだした・・6月の小さな決意

・ゆっくりと、大切に毎日を送ること
・母とプールへ、ほか幸せな気持ちを共有すること
・清潔&白、肌も家も
・水をたくさんとる
・自然を味わう(東京と軽井沢)
・パソコン一日1時間 & 早起き
・プロジェクトD(代官山のお宅の撮影)

 

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日常を味わう旅

2012年05月14日 | 日常の旅



4月に読んだ、ある方の本の「あとがき」。

「ゆっくりと流れる時間を味わうということが
無駄に思えて罪悪感まで感じる。
そう思い込んでしまうような環境に追いこまれてしまう。
・・・
あるときそのような生活が
豊かではないことに気づくことができました。
今の生活を変えることは、勇気がいることかもしれません。
変化を恐れるのは人の常です。
けれどもしあなたが、あなたらしくいられないと
感じているのなら、その生活を変えられるのは
あなたしかいないのです」



この最後のフレーズが、ワタシの心をトントンとたたきました。

ワタシにとっての豊かな時間ってなんだろう
シゴトをこなし、両親を助け、合間に家事や雑事
なんとかつくり出す自分のための時間、必ず確保する休息
そんな一日・一週間・一年の積み重ね
それは果たして「豊かな」のだろうか。

経済活動というなくてはならない土台
休日の楽しみのためにも経済的に自立していよう
そう思って何十年も働いてきたけど
ずっと感じていたのは
豊かな自分時間というのはきっと別にあって
「きょうも大切に過ごした」という実感が持てる日々
うまく表現できないけど「日常を味わう旅」のような。



そんなわけで
自分の起きている時間の半分をしめていた
シゴトの時間を、この6月から削ります。
1年お休みをいただき
母との時間を増やしながら、自分自身の生活を
見直してみることにしました。

今朝のマネジメント会議で、休職のごあいさつ
日常を味わう旅に向けて、助走中の5月です。

シゴト中心にまわっていた生活が
どう変わって、そしてどのように感じるのでしょう
 不安もあるけど、やっぱり・・楽しみです。

ブログのカテゴリーに「日常の旅」を追加しました。
ここには休職にまつわることを書いていきます。 

 

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