なつかしい
初めて買ったバレエウエア。
肩やヒップのラインが極力でないように
地味なものを選んでいる
バレエ用語をおぼえて
ついてゆくのに必死だったレッスン
11年前の気持ちをふりかえりながら
今でもときどき着ています。
*
夏物さようなら
きょうは初秋のような陽気で洗濯日和
気持ちよいですね
Stay Hungry, Stay Foolish - Steve Jobs
ずっと何か理想を追い求めること。馬鹿になること。
*
より美しいフォルムを作りたい、少しでも理想に近づきたいバレエ
そのためには自分のカラダをよく知りたい
良いところも足りないところも。
今月新しいことをふたつ始めようと思います。
そのひとつ、カイロプラクティックに初めて行ってきました。
自分でも弱いと自覚のあった右側の股関節、膝、足首
それから左右のアンバランスさ
「プリエして」「グランプリエも」「はい、うしろにカンブレして」
バレリーナを診る経験が豊富な先生は、まず
レギンスに裸足のワタシの動きをよーく観察・分析します。
そのあとは施術。
間違った使い方によって
股関節付近の筋肉細胞が癒着して固まった状態
先生が右側を中心にグイグイともみほぐす。
これが・・絶句
カイロってこんなに痛かったの!?というぐらい痛い!!
半泣きでした。
あとで太腿を見たら、赤あざがたくさん。。
・・・うえ~、もう行かないかも
でも、翌日は股関節のアンバランスがとれて
動かしやすくなっていました。
カイロってカラダに合うかもしれない
すぐに好転を求めるのではなく、長い目で効果を見てゆきたいです。
耳が痛かった自己流の筋肉の使い方。
テーピング、歩き方、家でできる2つの運動のアドバイス
さっそくお風呂あがりにやってみます。
「足首はグニャグニャだけど
ラインはきれいだね。水泳選手の脚だ」
最後にすこしだけ褒めてくれた先生
これから少しのあいだお世話になります。
*
とても楽しみな来年の舞台
良い席がとれました。
きょうのバレエレッスン
この時(★)以来
約15ヶ月ぶりにポアントをはきました。
スクっとは立てるけど
久しぶりの感覚にとまどって
動きがぎこちない。
ポアントで立つと身長が175cm以上になり
数センチのつま先に乗り切ると、景色が変わります。
立つよりも降りるときを丁寧にしないと、足首がぶれて怖い。
バレエシューズでの時間もいれて約2.5時間のレッスン
脚も背中もすご~く使うのでとってもハードでした
帰りにフットマッサージへ直行。
やっぱりポアントをはいた足元に
心が引き寄せられます。
発表会は申し込まなかったけど
これからしばらくポアントレッスンを。
このまえ舞台を観にいった
バレエ団の、大人向け無料体験レッスンに
申し込んでみました
新スタジオ・オープン記念だそう。
ほかの時間はダンサーが使っている
広い新スタジオで踊る
経験なんて滅多にないから。
決断が遅くキャンセル待ちでしたけれど。
発表会は、たぶん出ないと思う
でもいちおう申込書はいただいたので
先生に期待をかけてしまったかもしれない。
「この人ね、ピンクの衣裳キライなのよねぇ」と
皆の前で言ってくれるし(また苦笑)。
今週日曜日
久しぶりにポアントをはいてみよう。
(ザハロワの「白鳥」リハーサルより)
舞台と同じぐらい好きなのは、練習風景。
そしてリハーサル風景の写真。
*
友人が、またひとりバレエを始めました♪
(生活フォト: 洗面台編)
前回のフォト → ☆
きのうのバレエレッスン
腕を大きく使うことと
脚の運びに、すごく気をつけていた月の集大成。
指先まで気持ちのはいったポール・ド・ブラ(腕の動き)
センターでのアンシェヌマンでは
床から離れたら、すぐに足先を下に向けるよう
床にすいつくような足元を頭にえがいて。
それから、ターンでは地面を掘るぐらい強く床を押して立つこと
上半身は上に、下半身は下に。脚のつけねはまっすぐに立てる。
ターンのときに、数回だけ、まっすぐな背中で
顔がついた自分を鏡のなかに見たような気がする(気のせいかも)
そんなことが、ひとつでもあると嬉しい。
(たとえ腕が軽井沢&三浦焼けでも)
レッスンのあと、来年の発表会について先生からお話。
「9月から2次募集をするのよ!」ってしきりに
ワタシたち「出ない」組の目を見ておっしゃる(笑)。
演目は「真夏の夜の夢」
ロングチュチュの妖精・・
フェミニンな衣裳と舞台メイク、それが難関。
(そもそもお客様にみてもらうほど美しくないのだ)
でもこうやって週2、3回のレッスンを
何年も繰り返して得たものを
舞台で作品として残すことは大切なのではないか、とも思う。
けれど
ポアントであんなに長く踊れるのだろうか?
しばらく悩むことにします。
*
きょうから長月
朝晩の空気はますます透明に。
9月の小さな決意:
・美しい自然にふれる
・バレエは手の先で語るような美しい踊りを
・季節のものを腹8分で食べること
・母と父に会いにいく
・家の整理整頓(10月に人をよべるように)
・読書とか、心の整理整頓
・夏のダメージを受けた肌や髪をいたわる
きょうはシゴトのあと五反田ゆうぽうとへ
ディアナ・ヴィシニョーワのジゼルを観にゆきました。
早くから注目されていたバレリーナだけど
舞台を観たのは今日が初めて
ちょうど一年前に同じ東京バレエ団での
コジョカルのジゼルを観たばかりだったので
バレリーナによってことなる表現を学びました。
チュージンとのリハーサル風景(NBS twitpicより)
まるで背中から生えているようなポール・ド・ブラ(腕の動き)
背中の肩甲骨の動くのがはっきりわかります。
長い手脚をじゅうぶんに大きく使った踊り
それでいて末端に行けば行くほど
ポアントや指先の動きはとても細やか
そして身体の表現ほどは、表情による表現はおおげさではなく
慎ましい表情のなかに秘めたものが伝わってくる
大人のジゼルでした。
美しい白のバレエ
長いチュールのシンプルなドレス
こんな衣裳で踊ってみたいものです。
天災に見舞われた日本に急きょ来てくれたディアナ
素晴らしい舞台に、拍手が鳴り止まず。
*
夢のような舞台でした。
(リビング天井ランプのシェード布。ツレが学生時代に染めたもの)
きょうも夏日
朝の9時だというのに、戸外の光がまぶしく強い
*
きょうは、6月にバレエをはじめたばかりの方と会う
「バレエを始めてみたい」と思っても
なかなか踏み出せない人も多い。
環境、体調、気持ち、いろいろな事情が大人にはある。
もし、その人が「気持ち」だけで躊躇していたら
「迷わずに、ワタシにダマされたと思って
ひと月でいいからやってみて」とお伝えして
背中をそっと押すことにしています。
あとはバレエの神様がいるから大丈夫。
それでも「そのうち・・」となる人が多いなか
その方は、ワタシがバレエについて話した翌週には体験レッスンに行き
バレエシューズやレオタードもそろえ
いまでは週2回通っています。
始めたばかりの人が突き当たる壁。
先生の言っていること(バレエ用語)がわからない
カラダが全く言うことを聞かない
周囲がうまくて場違いな気がしてきた
とっても疲れてしまった
そういうつぶやきも多いなかで
「すごく楽しい!、生活が変わった、いろいろ教えて」
Tさんから来るメールにワタシもニコニコしてしまう。
そして、その「まっすぐな気持ち」に感動して
できる範囲で応援しています。
驚いたのは先日「舞台を観たい」と
おっしゃったこと。
初心者なのに?いえいえ初心者だからこそ
まっさらな気持ちで本物を観て
感動することはすごく大切なのです。
来年ぐらいに舞台に誘おうと思っていたけど、もちろんフォロー。
ちょうど8月に緊急来日が決まったディアナ・ヴィシニョーワの
「ジゼル」のチケットをとったばかりだったので
お誘いしてみました。
*
それぞれが、それぞれのきっかけでバレエに出逢い
それぞれのペースで一歩ずつ努力していく。
その対象がなんであれ
この方のような「まっすぐな気持ち」。それだけがあればいい
そう思うのです。
来年はどうなっているかわからない
そんな世の中だからこそ
心がザワザワとうごく、そういうものに出逢ったときは
その時に一歩を踏み出したい、と思います。
*
きょうは、バレエ映画の「エトワール」、こども向けのバレエ教本
そして「ジゼル」のチケットを持って
その方に会いにゆきます。
バレエは小さいころからですか?
はじめたきっけかは?
*
おとなになるまで、何十年も知らなかったバレエの世界
今、夢中になっているので、こういった質問をよく受けます。
小さいころからやっている子は、骨格・柔軟性・しぐさが自然とバレリーナに。
大人からでは、よほど恵まれた体型の人でない限り、なかなか厳しい。
小さいころから水泳が好きで
そのままずっと体育系で来た自分が、バレエを知ったときは
既にカラダがすべてできてしまっていました。
でも、おとなから始めてもこんなに楽しいものに出逢えたのだから
この時が、バレエの神様がそなえたワタシにとって最適の時だった
と今は思っています。
*
ワタシがバレエを習いはじめたのは2000年2月。
週末のたびに、水泳、ヨガでカラダを動かすのが習慣だったけど
21世紀、2000年に、何か思いもよらなかったことに
チャレンジしようと思ったことが、きっかけです。
グランマ・モーゼスさんは、75歳をすぎてから絵筆をとった。
展覧会で観た、みずみずしさにあふれた画風は
感性は歳をとらないんだなぁ、と
ワタシを刺激し、感動させました。
何をするにも遅すぎるってことはないし
好きなことは何歳からだって始められる!
で、何をやろう? 何か年甲斐もないこと
とつぜん浮かんだのがクラシックバレエ。
ワタシがバレエのバの字も知らないころから、よく人に
「姿勢がいいですね、バレエやってますか?」
と聞かれていたのを思い出し「それなら、向いているのかな?」と
始めました。
*
もちろん、覚えの早いこどもでも、柔軟性のある20代でもなかったので
苦労の連続でした。でも「遅すぎることはない」
「大好きであればいい」
それだけで、ずっとずっと続けてこれました。
*
びっくりしたのは、ゆっくりカラダが変わっていったこと。
背中、腰、首すじ、二の腕、ヒップ、すべてのラインが変わってきました。
背は2cm近く伸び、肩が落ち首が長くなり、
お肌も髪もツルツルに。
(あくまで自社比です)
美容エステなんてもったいない!と思うほどです。
心も音楽に満たされ、集中できるので、ストレスがふっとぶ。
カラダにも心にも、いいことしかありません。
*
10日ぶりの今日のレッスン
来年の発表会の申し込みが、もう締め切られていました。
やってみたい気持ちもあったけど、
来年のオフィスの引っ越しや母の病気、いろいろなことがあり
余裕を失いたくないので、無理をしないことにしました。
でも、やはりどこかでポアント(トウシューズ)をはいて
頭のなかで踊っている自分がいます。
バレエと出逢えてほんとうによかった。
80歳までずっと踊っていたい。
今世紀、1ステージでも多くダンスを観ておきたいバレリーナのひとり、シルヴィ・ギエム
バレエの舞台は観たことないわ、という方も
「100年にひとり」と言われるバレリーナの素晴らしさが
伝わるステージです。
今年10月の、ギエムのステージ「HOPE JAPAN TOUR」 → ☆
文中にある別途発表されるという
「チャリティ・ガラ」気になります。
*
パリ・オペラ座のエトワールから、英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルとして活躍した
ギエムも、既に45歳
公演のサブタイトルも「最後のトウシューズ」となっています。
Aプログラムがオススメです。
彼女の踊る「マノン」は本当に哀しく切ない。
ギエムを初めて観た、その舞台が「マノン」でした。
ステージに出てきて腕をすっとのばした、それだけで立ちのぼるオーラに
全身の毛が逆立つような感動がありました。
彼女のDVDは数枚持っています。
好きなのは、リハーサルのシーン → ☆
「素晴らしい」を連発する指導者に
「悪いところを言って!」と
そんな気の強さ、厳しさも好きです。
まだかな・・まだかな・・
もうすぐ会える今年のバラ。
*
5日は、何年かぶりかでS先生のバレエレッスン。
先生のアンシェヌマン(組み合わせ)は難しくて、しかも慣れてない。
みるみるカラダに力がはいる。
そして頭で考えようとすると、カラダが完全にお休みしてしまう。
脚を意識すれば首がおざなりに、
頭をひきあげると腕がゆるむ。
全身のひとつひとつのパーツを、意識せずとも整うようにするって、
なんて難しいんだろう。
久しぶりに先生に見てもらって
頑張ってるね、よくなったね、と思ってもらいたかった。
でも結果は無惨。
「もっと上へ、上へ。あがるでしょ?」
ピンとのばしているはずの背中や脚をつかまれて、
5cm以上も上へとひきあげられる。
それでも、レッスンに出てよかったと思うのは、
先生が合間に見せてくれるアラベスクやポーズ。
きわめて日本人的な体型の人なのに、
魔法をかけたように美しい。
つくづく、やっぱり背中だと思った。
ピンとまっすぐな、ぶれない芯(アラインメント)
バレリーナの背中ほど美しいものはない、と思います。
先生が小さい頃からバレエをやっていて、バレエ団の現役のバレリーナだという
何もかも違う世界の人だということを忘れて(笑)
明日からまた、あの背中をイメージして
練習に励もう!と誓う、全身筋肉痛のワタシ。
今日から家では、デザートは金曜日だけにしよう
脇腹のポニョがどうも気になるし、カラダが重いので。
こうして、理想だけは高く、
思うのは自由ですよね。
*
小さいころからバレエをやると、どんな感じに踊れるの?
そんな疑問を抱いた方、よかったら、
今週日曜日午後3時から
NHKで放映される「ローザンヌ国際バレエコンクール」をどうぞ → ☆
(ポアントを飾ったカッフェ)
3月の最後の一日、きょうも大切に生きようと思いました。
吉田都さんのバレエ公演「シンデレラ」
春休みの親子がたくさんいる会場。
シンデレラの気高さと、今の日本が重なって
感動がひたひたと心を満たしました。
駅に降り立ったとき
雨あがりの夕空がきれいだったこと。
鑑賞のあと、友人nakoさんと
ゆっくりおしゃべりできたこと。
とても素敵な写真を撮る桃さんが
同じ日に生まれた、とわかったこと。
なんて素晴らしい春の一日。
ろうそくの灯りのもと
今は、まだ胸がいっぱいで言葉にならないので、
またゆっくり。
きょうは、昨日の振替えで、I先生のレッスン。
I先生はいつも、女性らしい優雅なアンシェヌマンで
(もしちゃんとできたら)すごく素敵だな~とうっとりする。
でも慣れていないので、とてもシンプルな振り付けでも
「えっ、このあとにそう来る?」みたいな
ことが多い。
でも、それが何百通りもあるバレエの振り付けなんだな~と思う。
はじめに先生がお手本をしめし、すぐに振りを頭にいれ、真似をして踊る。
右をやったら、次は左。
その時手足がさっきとは逆にスーっと動けるよう、指令を出す(カラダが自然に動くときもある)
結構バレエって数学だなと思ったりする。
音楽はもちろんワルツ。
日本人は「ズン・チャ・チャ」のズンの一拍目が大きくなる「前ドリ」になりがち。
(盆踊りを想像してみてください)。
でも2拍目が強くなりタメがある「後ドリ」が、西洋の舞踏であるバレエ。
スタッカートで、アダージオで、アレグロで。
同じステップでも、それぞれ、きびきびと、優雅に、さっそうと動かなくてはならない。
音楽をやっていたヒトは、このへんの「音どり」がとても得意だ。
始めたばかりのころ、カラダが何ひとつ言うことを聞かずに、
鏡のなかを見て泣きがはいっていたワタシだけど、
最近は確実に、先生の話を聞いて、早くカラダが反応するようにはなっている。
(「優雅か?」は別として)
*
3月の小さな決意について:
・カラダの声を聞いて生活する。無理をしない
・家族を大切にする
・胃腸をいたわって、暴飲暴食しない
・シゴトはコツコツ。浮き足だたないこと
・バレエ、今月はきれいなポール・ド・ブラ(腕の動き)を大切に
・友人(新しいヒト、古いヒト)の近況を聞く
・写真の”新しい扉”をひらく
*
いいな~と思っていた、レリーフのお皿がお店に届き一枚買いました。
枯れてしまった、ミニチューリップ。
黒ずんだ花びら、球根から出るちいさな白い根っこ。
盛りを過ぎ、静かにお皿に横たわった姿が、力尽きたバレリーナのようだなぁ。
モノクロが似合いそう。 撮影後に
古い写真のように、シャープネスをすこしあげてみました。
球根は、花が終わっても、またエネルギーを蓄え、
何年でもこうして咲き続けるところが、けなげですね。
まるでもうすぐ自分の命が終わってしまうかのように
(というと、とても大げさなんですが、なんだかいつも考えてしまうこと)
そんなつもりで、今週も大切に送りたいものです。

(春を告げるヒヤシンス)
きょうは以前から予定していた休暇です。
フルスクリーンとステレオサウンドで思い切り現実逃避。
ふだんは新宿のような人ごみには滅多に行かないけど、
それにしても平日の都会はどこへ行ってもすいていていいな。
日本人であることをこんなにも誇りに思える時間を、また味わうことができるのです。

(All photo's in the courtesy of guardian.uk.co)
今週のバレエイベントの覚え書き。
火曜日、初台の新国立劇場で「ラ・バヤデール」。
小林ひかるさん、ザハロワの代役、しかも初役は大変だっただろうけど、

第3幕のたくさんのバヤデール(舞姫たち)が白いチュチュでいっせいに踊るコールド、
水曜日はバレエレッスン。
そして日曜日の今日は、新百合ケ丘にある昭和音楽大学バレエ研究所が主催した
5番に戻ること、下腹と脚を常に離すこと。何があっても足の指先をキレイにのばすこと。
舞台に立っている女の子たちを見ていると、
きょう持っていったワタシのバレエノオト。