片腕ガンマンvs盲目ドラゴン

C級映画鑑賞記やら日々の出来事をつらつらと・・・。

「危うし!タイガー」を観たよ!

2005年03月20日 23時01分11秒 | 功夫映画
だいめい:REVENGE OF THE DRAGON
かんとく:チャン・フン
きゃすと:陳星、張力、干洋
ねんだい:1973年 香港
★がしつ:★★★☆☆

今回の作品「REVENGE OF THE DRAGON」は、以前オークションで、まとめて購入したDVDの中に入っていた米国製の物。しばらくの間ほっておいたものだ、が観てビックリ!これって自分が初めて観た功夫映画の「危うし!タイガー」じゃん。自分が高校生の頃、封切られた「燃えよドラゴン」。クラスの中は、ヌンチャクを振り回すヤツ、奇声を上げるヤツなどなど、「燃えよドラゴン」の話題で持ちきりであった。いまだにそうだが、話題になる作品は観る気がしなくなるへそ曲がりな自分。「燃えよドラゴン」は観ずに、そのブームに便乗して次々と公開された香港製の功夫映画を片っ端から観ていったのでありました。普段はポルノばかり上映している映画館でさえ、功夫映画の3本立てをやっていて、いつもは入れないその劇場、功夫映画のポスターの横にはポルノ映画のポスターが・・・学生の自分は、何故かドキドキしながら切符を買って中へ、何かプーンと臭う湿り気を帯びた匂いの中で「子連れドラゴン・女人拳」やら「嵐を呼ぶドラゴン」などを観たのであります。欧米の映画を見慣れた目には、香港映画という今迄に観たことの無いアジア映画。スクリーンに映る一昔前の日本のような貧しい風景の中で、延々と殴り合いを続けるという映像に、TVで観ていた荒唐無稽な「マカロニウエスタン」のアジア版のような印象を受けたことを思い出します。今でこそ、映画のアクションシーンは功夫アクションに代わってしまうほどになったが、当時はその動きに、驚きと、なんとも言えない魅力を感じたのです。
さてストーリーですが、陳星(チェン・シン)演じる主人公は、秘密諜報部員。悪の一味に潜入して秘密を探ろうとするが、素性がばれて囚われの身に、しかし部下の助けで脱出、悪党最強の子分を泥んこまみれの闘いでやっつけついには、親分にも止めを刺し・・THE END。とまぁ普通のお話ですが、この映画、アクションシーンもきびきびとしておりカメラアングルも凝っていて、今観ても充分見ごたえのある功夫映画になっています。思うに、この映画を最初に見たおかげで功夫映画ファンになったのかもしれないなぁと思った次第です。画質は、イマイチですが鑑賞には充分堪えれると思います。いちど観てください。

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