「空手アマゾネス」を観る

オリジナルタイトル：Le Amazzoni-donne d'amore e di guerra
監　督：アル・ブラッドレー（アルフォンソ・ブレスチア）
出　演：リンカーン・テイト、パオラ・テデスコ、ルクレチア・ラブ
製　作：１９７３年　イタリア、スペイン合作
ランタイム：９２分、（オリジナル１００分）
レヴューバージョン：Ｅｕｒｏｖｉｓｔａ
画　質：★★★☆☆

今回視聴したＤＶＤのタイトルは、「ＢＡＴＴＬＥ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＡＭＡＺＯＮＳ」、日本でも劇場公開された「空手アマゾネス」です。
イタリア娯楽映画界が、”例によって”当時公開されたテレンス・ヤング監督の大作「アマゾネス」を真似て、世界的ブームであった”功夫”をくっつけて”ちゃっちゃか”作ってしまったのが、この作品です。



空手といっても”カスピアン空手”というものらしく、東洋人が出て来る訳でもなく、当時の香港功夫映画を見慣れていた私にとっては、唯、殴り合っているだけのつまらない映画の印象でしかなかったのであります。

手元に当時、劇場で販売されていたパンフレット（１５０円・・・安っ！）が、ありますが今回あらためてＤＶＤを観直してみて解った事ですが、俳優名と役名がデタラメに表記されている事には、驚きました。
おそらくイタリア娯楽俳優に詳しい人もあまりいなかったのでしょうネ！
●正確には
リンカーン・テイト・・・Ｚｅｎｏ（ズィーノ）
パオラ・テデスコ・・・・Ｖａｌｅｒｉａ（ヴァレリア）
ルクレチア・ラブ・・・・Ｅｒａｇｌｉａ（エラグリア）→アマゾネス女王（これのみ正解）


中央（左）パオラ・テデスコ、（右）リンカーン・テイト

ちなみにストーリーは、キネマ旬報ＤＢを参照していただくとして、こちらもキャスト-役名は、間違っていますので気をつけてください。
又、ラスト　アマゾネス軍団が村を襲ってきますが、何故か皆白いマスクを被って顔を隠しています？・・・よ～く観てみますとアクションシーンでは男優が”カツラ”を着けてアマゾネスに扮し激しいアクションシーンを撮っているのが判ります。

今、こうして再見すると当時思っていたほど映画に対する”ガッカリ”した思いは湧いてきませんね・・・Ｃ級ＤＶＤコレクションが、又一つ増えたゾ！という満足感が（笑）・・・。