片腕ガンマンvs盲目ドラゴン

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「世界一の剣闘士」を観た

2009年03月20日 20時54分17秒 | ソード&サンダル映画
原題:Maciste,il gladiatore piu forte del mondo
監督:ミケーレ・ルーポ
出演:マーク・フォレスト、シーラ・ガベル、ホセ・グレチ
製作:1962年 イタリア映画
時間:96分
種類:EAGLE PICTURES(イタリア)
画質:★★★★★

今回紹介する作品は、”マチステ”シリーズ第2作目、「世界一の剣闘士」です。

”マチステ”シリーズと言っても日本で劇場公開されたマチステものが
第1作目 「マチステ」(60) 監督:カルロ・カンポガリアーニ
第2作目 「世界一の剣闘士」(62) 監督:ミケーレ・ルーポ
第3作目 「鉄腕マチステ」(63) 監督:ミケーレ・ルーポ
と3作品あり、何れも主演はマーク・フォレストという事で、こう呼ばれているのかもしれませんが
M・フォレストは他にも多くのマチステ物を演じており、又イタリア本国では、他の俳優もこのマチステというキャラクターを演じています。
本作では「Maciste,il gladiatore・・・」という原題が示すとおりマチステは、剣闘士という役柄になっており、いつものように怪力を披露するというよりは、コロセウムの中で剣を片手に”チャンチャンバラバラ”を繰広げているところが本作の特徴といえると思います。

    コロセウムに立つマチステ(M・フォレスト)

例によって日本劇場公開作品という事で詳しい内容はこちら”キネマ旬報DB”を参照していただくとして

映画は冒頭、ルフォによって集められた怪力悪党七人(やっぱ7人なんだよネ!)が、メルサバードの街の酒場にやって来て大暴れするシーンがありますが、なんとも爽快な暴れ方(笑)なんでありますヨ!
コメディタッチの演出を随所におりまぜ実に楽しく見せてくれます。
監督のミケーレ・ルーポは、私 ひじょ~にお気に入りの監督さんで、日本での公開作品は結構多く「南から来た用心棒」「女王陛下の大作戦」「新・黄金の七人/7×7」等々どの作品をとってみても”面白くなきゃ映画じゃねぇ~!”という私の希望を叶えてくれる職人監督さんです。
主演のマーク・フォレストは、「ヘラクレス」のスティーブ・リーブスに続けとアメリカからやって来た元ボディビルダーです。
顔がごつくないせいか、いまひとつ迫力に欠ける気もしますが、「マチステ」といえばマーク・フォレストというほどの”はまり役”になりました。

 左:女王タリマ(S・ガベル)と 右:妹レジア(H・グレチ)

共演は、マカロニ史劇ではお馴染みの女優シーラ・ガベルがメルサバードの女王タリマに、その妹レジアにホセ・グレチが扮し女王の姉と国を乗っ取ろうと考える自分の情夫オニリスとの間で悩む姿を好演しています。

    中央:怪力を披露するダン・ヴァディス

又、怪力悪党の中の一人に後にマカロニ史劇の主役をはることになるダン・バディスが出演しています。





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