Practice Makes Progress

~ナースえいや三十にして立つ~
アメリカでCNA→ICU RN→NP

COVID病棟勤務対策でN95マスク自費購入

2020-03-28 00:05:00 | 【アメリカ】RN(看護師)
長女:4歳 Pre-K4(年中組)
次女:1歳 Toddler1歳児クラス
私:30代後半 ICUナース/ナースプラクティショナー


自分の身は自分で守る

COVID専用病棟で触れたように、最近の私はCOVID病棟でしか働いていないので、自分の病院のPPEがどうなっているのかわかりません。

COVID病棟ではPPEの制限は無く、PAPRはもちろんの事、ガウンや普通のマスクも置いてあります。しかし、以前は貰えていた紙のスクラブやSurgical Scrubは使用禁止になりました。他のフロアでは、マスクは1日1枚しか支給されないと噂を聞きました。

噂の真相はともかく、PPEが手薄になってきているのは事実だと思います。また、COVID患者も増えてきており、今後とも私のCOVID病棟勤務は続くでしょう。


PAPR(機械本体とフード)

COVID患者が増えて困ることの1つにPAPR不足があります。頭に被るHood(フード)は元から使い回しで、私専用の物がありますが、PAPRの機械本体は数に限りがあります。病院内の物を全部集めても50も無いはず。

COVID病棟自体はすでに満床。これから確実に他のICUやフロアにもCOVID患者が増えるでしょう。そうなった時、PAPRが不足して使えなくなる事は目に見えています。PAPRの同等品として挙げられるのはN95マスク。うちの病院はN95マスクを昔使っていましたが、数年前にPAPRへ移行しました。なので、病院がN95マスクの在庫を持っているとは考えにくい。また、病院が従業員を守ってくれるか?と聞かれたら、私の答えは即答で「No!」です。

N95マスクはどこでも売り切れで入手困難ですが、同僚のツテで購入先が見つかったので同僚達と共同購入しました。業務用のサプライヤーなので1000枚単位。20人で購入しても1人の出費額としては数百ドル単位ですが、バックアップとして手元に50枚ほどのN95があるのは心強いです。

使うかどうかもわからない物の為に数百ドルって高いです。でも、この額を惜しいと思わない位COVID怖いです。私がCOVIDで命を落としても全然おかしく無いんです。大した病歴の無い比較的若い40-50代の人たちが瀕死になってるの目の当たりにすると、COVID専用病棟という超ハイリスクな場所で働いているからこそ、自分の身は自分で守らないとと本当に強く思います。


  人気ブログランキングへ にほんブログ村 子育てブログ 海外育児へ




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ライナ)
2020-03-28 10:09:33
えいやさん、私に言われるまでもないと思いますが、本当にお気をつけて。そして繰り返しですが、有り難うございます。
返信する
Unknown (えいや(管理人))
2020-03-28 11:27:32
ライナさん
ありがとうございます!勤務先の病院はありがとうなんて言ってくれないので(¬_¬)言葉に出して感謝していただけるのは大変ありがたく光栄に思います。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。