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まんやま独歩

吉井勇の「歌行脚」 足跡を辿る⑨ 伊曽乃文庫

吉井勇の「歌行脚」の足跡を辿る旅を続けています。
今回は西条市にある伊曽乃神社についてです。

勇は西条のことを「古典的にして何となく雅致のある街なり」(「歌行脚短信」)と感じたようで、伊曽乃神社や武丈の桜を見学しています。また、歌集「天彦」に伊曽乃文庫を詠んだ歌が載っていたので、それを見たくて立ち寄りました。

伊曽乃神社


大樹





さて、伊曽乃文庫はどこにあるのでしょうか?
境内の案内図(パンフレット)

「伊曽乃文庫」は載っていません。
「宝物館」のことかとそちらを訪ねましたが違いました。
その周辺を探していたら…

その入り口に

ありました!
看板をアップで写そうと近づいたら

入り口の左上に設置してあったライトが点滅し出しました。
えっ、 防犯センサーが反応したようです。
すぐに神社の方がいらっしゃいましたが、私が怪しいものではないと分かるのに時間はかからず、親切にも簡単な説明をしてくださいました。
この文庫には古い文書、書物が保管されていて、中に入るのは学術調査の時くらいで、一般には開放してないということでした。

あらためて伊曽乃文庫



春の日は伊曽乃文庫の壁に射しこのゆふぐれのしづかなるかも
 (歌集「天彦」)


再び境内へ、来るときに見た金色の像が気になっていました。
拝殿

ひときわ目を引く女性像

木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

台座に

「大山祇神の女  容色婉美にして皇孫邇邇芸命の妃神である 燃えさかる産屋の中で火照命(海幸彦)・火須勢理命・火遠理命(山幸彦)の三皇子を生み給うた 火の勢いに打ち克った故に水の神としての信仰もあり又安産の神様として名高い 木花開耶姫命は、初代天皇である神武天皇の曽祖母にあたる」
安産の神様だそうです。

連日の陽気で桜が咲き始めていました。


―続く―
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