ツチビノキと天然杉を見るのが目的です。
あと、パックン岩の近くにタマガワホトトギスが咲いているという情報があったので、これも見られればいいくらいの気持ちでしたが、幸運にも見つけることができました。
今回は、そのパックン岩とタマガワホトトギスについてです。
7/15 14:00頃
大滝

パックン岩

せっかくなので遊んでみる

パックン岩の横にも滝

この近くに咲いているというタマガワホトトギスを、勘だけを頼りに探しに出かけました。
探すこと5分。
遂に出逢いました。



感激です。
「おまん わしを呼んでくれたのぉ…」(万太郎調で)
登山道から少し外れた川沿いの崖に咲いていました。
家に帰ってから例の花の本で調べたら次のように書いてありました。
「脊梁山地ではなかなか見かけない種であるが、幻の滝周辺の絶えず霧が渦巻いているようなところで生息している。湿度を好む植物であろうか。鹿の食害に遭い、鹿の入らないような絶壁の岩場の中で、かろうじて種を保っている。」(秋本治著「西郷さんも歩いた霧立越花の旅・草木編」より引用)
九州脊梁と大崩山系、山域の違いはありますが、咲いている場所は「滝の周辺」「絶壁の岩場」と共通するものがありました。
険しい場所で、けなげに命をつないでいるタマガワホトトギス。その凛とした姿が、今回の山行を振り返るとき、真っ先に思い出されました。