大黒天がご出現になったとされる2月6日に、「大黒天福祭り」が行われます。大黒天は、「朝日開運大黒天」と呼ばれ、鎌倉時代に彫られた、像高140センチほどもある大きな仏像です。御利益、大きさ共に関東髄一と言われており、2月6日には、大護摩供が行われ、多くの人で賑わいます。
【大黒天福祭り】
1、日にち・・・2月6日(水)
2、時間・・・ 午前0時より午後5時半くらいまで
3、場所・・・ 高倉山真野寺
4、大黒天三福
福祭りに「三つの福」を授かり、「生きる力」の糧としましょう。
【一の福】・・・護摩札
大黒天の御分身です。信徒皆様のご家庭、会社、事業所等の願意、お名前をしるし、真言密教の特別大護摩供の浄火をもってご加持され常に皆様の元にあり、願主皆様を幸多き方に導いて下さいます。
祈祷時間
願意・・・・0時、8時、9時、10時、11時、13時、14時、15時、16時
商売繁昌、家内安全、厄難消除、交通安全、心願成就、学業成就等
【二の福】・・・宝槌
この槌の中には大黒天が内在され、そこから世にも不思議な力を発して不運不幸を消滅し、尽きることのない幸を打ち出す摩訶不思議な宝槌です。
【三の福】・・・柳守(やなぎまもり)
雨にも風にも耐えて折れることのない柳のように人生の苦難に耐えて挫折しない教えを表し、白紙に包み水引で封じた糯米の撥ね入りのごとく災難苦厄を撥ね飛ばし八倍の繁栄をもたらすという縁起が込められています。
【朝日開運大黒天縁起】
真野大黒天は、「朝日開運大黒天」と呼ばれています。安房一帯が飢饉と疫病の流行で暮らしは困窮し、生きる気力さえも失っていた時、慈覚大師は人々を救おうと、真野寺に参籠し一心に祈りをささげていました。2月6日、朝日昇天の中に大黒天がご出現になり、慈覚大師が、一刀三礼にて大黒天像を彫りますと、御体に後光がさして、その様子がまさに朝日の昇るようだったことから、「朝日開運大黒天」と称えられるようになったということです。直ちに御堂に安置して、香花、灯明、飲食を供えて一心正念に祈りをささげたならば、飢饉と疫病は去り、海は大漁、陸豊年、貧富の房総が福徳自在の楽土化したと伝えられています。爾来、大黒天の御出現を記念して、2月6日には「大黒天福祭り」が行われるようになったと言うことです。
*2月6日の、午前8時から午後5時半までは、交通規制が行われ、境内近くの駐車場はご利用できません。詳しいことは、真野寺にお問い合わせ下さい。
電話番号 0470-46-2590