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いつだってこころは  まんまる。

アリッサムです。子どもたちと遊んだり、花を育てたり、本を読んだり・・・
雪の降らない東北の街に住んでいます。

赤めだか

2009-04-13 | 読書
ふだん、本を読む習慣の無い方にも是非オススメの一冊。

「赤めだか」です。

三月の読書。(11冊)
魂萌え!下             桐野夏生
キッスキッスキッス         渡辺淳一
赤めだか               立川談春
うたかた/サンクチュアリ      吉本ばなな
カツラ美容室別室          山崎ナオコーラ
最後の初恋             ニコラス・スパーク
狂気という隣人
精神科医の現場報告        岩波明
純情ナースの忘れられない話   桜木もえ
女坂                  円地文子
蜜月                 小池真理子
水曜日の情事            野沢尚

「赤めだか」は立川談志一門の立川談春さんの修業時代のおはなし。

同期や先輩、兄弟弟子、そして談志師匠とのやり取りが

まるで噺を聞いているようにテンポよく綴られています。

表題の「赤めだか」は、

修行中、庭の池の金魚にエサをやれと談志師匠から言われた兄弟弟子が

せっせとエサをやってもちっとも大きくならない金魚を見て

こいつぁ、金魚でなくて赤いめだかでは・・・と思ったところから。

談春さんの「いつになっても金魚になれない」という

謙遜や精進の決意が含まれているのでしょうが

いまや立川談春と言えば、チケットがなかなか手に入らない噺家さんの一人。

才能が有る人は、才能だけではなく、

努力と、気遣いと、常識を知っているのだなあ~~と思った一冊です。

談春さんの談志師匠への尊敬と愛情も随所に感じられます。

2008年 『赤めだか』で第24回講談社エッセイ賞受賞しています。

魂萌え!

2009-03-10 | 読書
本に引き込まれて時間を忘れるのは嬉しいことです。

学生時代はよくあったのですが最近はあまり無いかな。

それだけ、私の感性が鈍くなり、心のヒダに届かないということかな。

悲しいなあ・・・

それが今月は久々に食べるのを忘れるくらいの作品を読みました。

2月の読書。(12冊)

夫とはできないこと    亀山早苗
少年             ビートたけし
松本人志 愛       松本人志
RUMIKO        林真理子
男道             清原和博
ミタカくんと私       銀色夏生
掟破りの結婚道      石坂晴海
ああ娘           西原理恵子+父さん母さんズ
おめでとう         川上弘美
妻と恋人          亀山早苗
発達障害のある子どもの
きょうだいたち       吉川さおり
魂萌え! 上        桐野夏生
 
魂萌え!は久々に時間を忘れて読みました。

ダンナさんが急死してからの、奥さまのドタバタ。

子どもたちは同居や遺産で勝手なことを言うし、

ダンナさんの10年来の愛人は発覚するし・・・

上巻を半日で読んでしまいました。

59歳の主人公までは、まだ間がありますが

でも、「若い時期は終わった・・・」と思ってるのは私も同じかな。

ダンナを亡くして、自立を真っ正面から考えた主人公。

読後は「人に惑わされず、元気を出して自分の信じた道を生きていこう!」

と勇気が湧きました

なんか、身近にいる人達には

「はた迷惑だからそれ以上元気になるな~~」と言われそうだけど(笑)

いけちゃんとぼく。

2009-02-20 | 読書
何か用事があるときでも、読みかけの本があった方がよいようです。

1月の読書(9冊)

いとおしい日々   小池真理子
私も本当はそう思う 片岡義男
トカゲ       吉本ばなな
菊次郎とさき    ビートたけし
いけちやんとぼく  西原理恵子
遺書        松本人志
なぜ泣くの     小手鞠るい
セックスレスキュー 大橋希
情事        志水辰夫

「いけちゃんとぼく」は絵本ですが、ちょっと哀しくて面白くて、さすがサイバラさんです。

私は娘しかいないし、男の兄弟もいないから

少年期の男の子の気持ちはからっきし分かりませんが、

身近にいる、甘え下手で頑張りやさんで

「大丈夫?」と聞いても「なんとかなるでしょ」と言ってしまう男の人は、

こうして大きくなったんだなあ・・・と(笑)

女の子とは違う成長をするんだなあ・・・と感じました。

二女も読んで「面白~い」と言っていましたが

いけちゃんとぼくの哀しみ・・・小1では分かんないよね

この「いけちゃんとぼく」が映画になるようです。

是非見たいような、本のままの「ぼく」でいてほしいような・・・

私も「好きだと必ず帰って」これるかなあ・・・

読書とわたし。

2009-02-19 | 読書
子どものころは扁桃腺持ちで、熱ばかりだしていた私。

挙げ句の果てに、小二の時は百日咳にかかり、

まるまる3ヶ月学校を休み、独特の咳で呼吸困難に。

もちろん伝染病なので外出は禁止です。

両親はとても心配し、外に出られない私に本を買ってきてくれました。

二年生向けの「ごんぎつね」や「母をたずねて三千里」もありましたが

たまには「日本の怪談」なども(笑)

怪談物は好きで、大きくなるまでだいぶ読みました。

今では怖くてダメですが

そんなわけで読書は私の楽しみとなり、今でも図書館から借りては読んでいます。

嬉しいことに、読書の習慣は二女にも受け継ぎました。

これは彼女の力になるはずです。

時間をつぶせるから。

子育ての合間にでも出来る、安価な趣味です。

是非とも、大人になっても続けてほしいな