マンホールのモジョモジョ話

豊橋のシカゴブルースバンド『マンホール』が徒然なるままに書き込む、一種の随筆である。

ケンカ屋

2007年06月29日 | ブルース
シカゴ・ブルースと言えばハーモニカ。

バンドの中で重要な位置を占める楽器であり、マンホールでは現在自分が担当している。

その中で自分が最も好きなハーピストが、リトル・ウォルター。



彼はブルース・ハープの革命児だと言われている。


それまでのプレイヤーはマイクの前でハーモニカを吹き、ハーモニカの音を拾っていた。

しかし音量が他の楽器に負けてしまう為、彼はマイクスタンドからマイクをはずし、ハーモニカと共に、マイクも自分の手の中に握りこんで演奏し、ハーモニカの音量を他の楽器に負けないようにした。

またそうする事により、ハーモニカの音がこもった様な音になり、サックスの様な響きになる事も発見した・・・。





というのが革命の由来なんだが、実は彼の前にもシカゴ・ブルースのメッカ「マックスウェル・ストリート」では同じように演奏していたプレイヤーは何人か目撃されている。

結局、それを正式に録音して、たくさんの観客に認知されたのがリトル・ウォルターが最初だったわけだ。




さて、そのリトル・ウォルター。

気性が荒かった事でも有名で、ブルース界の「ケンカ屋」としても知られている。

酔っぱらっては、そこら中でケンカをふっかけていたようだ。


1930年生まれの彼は、38歳でその生涯を終えるんだが、その理由もケンカ・・・。

酔っ払ってケンカをし、家に帰った後

「こんなのカスリ傷だ!」

と言い床に付き、そのまま起きなかったらしい。

彼のアルバム写真の顔にも、その荒くれモノのキズ跡が残っている。






ところで弊社の配送担当 羊羹好きな〇藤さん(58歳♂独身)はリトル・ウォルターのように、額のまったく同じところに大きなキズがある。

リトル・ウォルターばりの武勇伝を期待して、そのキズの由来を聞いてみたのだが




「あぁ、コレ? 昔、酔っぱらって自転車で電柱ぶつかっちゃってさぁ。カトちゃんだよ、カトちゃん、 カカカ(笑)」





リトル・ウォルターを想像した自分を、一気にカトちゃんまで引きずり落とし、〇藤さんは今日も休憩所で羊羹をおつまみにして緑茶をすする。


byボーカル




今日の一言

2007年06月27日 | 日常
 
 「節水」よりも「節制」が辛い今日この頃。
 
 薄過ぎる水割りは腹が立ちますが、濃過ぎるのもどうかと。

 全然「酒」呑めないのも辛いですが、呑み過ぎて某社キャッシュコーナーで
 朝を迎えるのもどうかと・・

 何はともあれ。

 何事も適度に。

 
 ~過ぎたるは猶及ばざるがごとし~(過猶不及)

 
 

 ではこの辺で!ドロン!


 by ドラム

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 
 




 

ドリンク ヲ ドーゾ

2007年06月22日 | 日常
うちの会社でバングラデシュの青年が2人働いている。

会社の敷地内に寮を建ててやり、そこに住んでいるのだ。




だいたい会社に最後まで残り戸締りをしていく自分は、他の社員が残業をしている間、自分の手が空いたら彼らの部屋を訪問してやるようにしている。



自分はあまりホームシック等なかったタチなんだが、外国人は得てして家族を大事にするため、ホームシックにかかりやすい。

すこしでもコミュニケーションをとってやって心理的に安定していれば、日々の仕事も頑張ってやってくれるはずだ。


オセロを買ってきて教えてやったり、インターネットでバングラデシュの情報を見せてやったり、ごはんを食べに連れてってやったり・・・。







彼らもまた自分が部屋を尋ねると、彼らなりにもてなしてくれる。


「ドーゾ、スワッテクダサイ。」と自分の座っていたイスを差し出してくれ、「イッショニ ゴハン タベマショウ」と、彼ら手作りの、お世辞にも美味しいとは言えないバングラデシュカレーを薦めてくれる。




先日、彼らの部屋を訪れたときも、彼らはもてなしてくれた。





「ドリンク ヲ ドーゾ」



満面の笑顔の中、差し出されたビンは










シャンメリー(子供用シャンパン)・・・・・。










バングラ人A「コレ、オイシイヨ!」

バングラ人B「ホント、オイシイネ!」








私「サ、サンクス・・・」




たいしてめでたくもない一日に、ふさわしいとは思えない「ポンッ!!」というマヌケな開栓音が部屋に響き渡り、季節外れのクリスマスを堪能した。

byボーカル

スライドギターの話

2007年06月20日 | ブルース
 スライドギターが好きなのだ。

 ブルースに限らずいろんなジャンルの音楽で聞くことができる。
 

 しかし俺の好きなのは、やっぱりブルースのスライド。
 そしてオープンチューニングで
  「ぎゅわ~~~~~~~~~~~ん!!!」 っていうやつ。

 こざかしいテクニックなんか無視してギターをかき鳴らすやつ。
 なんならミュートも曖昧なくらいがちょうどいい。

 
 それを身上としてるブルースマンがいる。




 ハウンドドッグテイラーだ。

 この人のプレイはホントにすごい!
 はじめてCDを聴いた時は少しちびった。
 俺は評論家や音楽ライターではないので細かい説明はやめとくが
 ただ、ホントにかっこいい!
 興味のある方はCD屋さんに走ってね。



 スライドギターの話?
 ハウンドドッグテイラーの話?
 まー どっちでもいいか?

      さてと、俺も練習に精を出そう。      リーダー
 


    

シカゴ旅行記 ~バディ・ガイに会うの巻 その2~

2007年06月19日 | ブルース
前日の続き。





「バディだ!!」


店の入り口近くのカウンターに腰掛けているのは、まさにバディ・ガイ。








なのか??








正直、暗い店内で彼を見定めるのは困難な状況だった。

黒人同士で話し合う二人の影に、恐る恐る近づいていき顔を確かめる。


1mの間合いまで近づくと、ようやくその影のうちの1つがバディだと確信できた。





バディから離れ、セキュリティーに

「サインをねだっても大丈夫なの?」と尋ねると

「彼のCDも売ってるから、それにサインしてもらうのがスマートなんじゃない?」

と断りづらい状況に追い込まれ、彼の作品の一つ『Damn Right, I’ve Got The Blues』を購入。

再びバディに接近。



「Excuse me? Mr.Guy?」

自分の問いかけに振り向く顔は、テレビ画面で何度も見たあの顔。





「バディだ!!」




思いのほか大きい顔に、怪訝な表情を浮かべられ若干怖じ気づく。


「僕はあなたのビッグ・ファンです。もし良かったらサインを頂けますか?」

差し出すCDの効果が良かったのか、怪訝な顔は若干柔和に変わったように感じた。




「あなたは天才です!僕はあなたのギターに影響を受けてギターを始めました!」



と、当時29歳の自分のありきたりな嘘・・・いや、お世辞に気を良くしてか、ふと笑顔を見せ




「そうか、日本からきたのか。シカゴを楽しんでくれよ。来月には俺も日本で演奏するんだよ」


「そうなんですか!楽しみです!」




と、彼の来日の予定も知らないビック・ファンの要望に答え、写真にも快く応じてくれた。




そして、その後行われた、Billy Branch & The SOB のステージに彼も飛び入り、あの歌声を披露してくれた。

(有吉須美人さんの日記(http://www.kiwi-us.com/~slim/ariyo.html )2005年5月1日に詳しい内容が。
ちなみに5月2日の日記には自分のことも書いてくださっている。有吉さんに感謝しております。)





バディがステージから降りても興奮の冷め遣らぬ自分は、意味もなくバディの近くをウロウロ・・・。

あげくの果てに偶然を装いトイレにも、付いていく。

「ハーイ!」

と声を掛け合い、連れションを楽しみ、好奇心旺盛な自分はバディのスキをつき、そっと覗き込む。






「バディだ!!」







byボーカル





シカゴ旅行記 ~バディ・ガイに会うの巻 その1~

2007年06月18日 | ブルース
2年ほど前に、シカゴに旅行した。

言うまでもなく本物のブルースを聴くためだ。

初めてのシカゴは、5月初旬なのに思ったより寒かった。

『L(エル)』と呼ばれるシカゴ名物の高架鉄道の下に宿舎をとり、シカゴ到着当日からライブハウスを見に行った。



目的地は『バディ・ガイズ レジェンド』



言うまでもなくシカゴ・ブルースの巨人、バディ・ガイが経営するブルースクラブだ。

幸いなことに「レジェンド」は宿から歩けそうな場所にある。

初めて行く街は、その空気感を感じるためになるべく歩くことにしている自分は、結構な夜にもかかわらず、歩いて「レジェンド」に向かった。

幸いなことに、浮浪者に声をかけられたのも1件だけ。

「1ドルくれよ?」「ごめん、持ち合わせがない」でやり過ごすことができた。


歩いて15分ほどで「レジェンド」に到着。

いよいよ初めてのブルース・クラブだ。


入り口で大柄なセキュリティにミュージック・チャージ10ドルを払い店内へ。

店内は、外観から感じる以上に広い。

真ん中にステージ。その前にテーブル&イス席。

店の奥のほうには何台かのビリヤード台もあり、何人かがゲームに興じている。


ステージではすでにバンドが演奏しており、聞きなれたハーモニカのフレーズが耳に止まる。

「今日はリトル・ウォルターの誕生日だ。この曲を彼に捧げよう。」

と始まった曲は、ブルース・ハープの大御所リトル・ウォルターの代表曲「JUKE」だ。

演奏しているのは、これもまた現在のシカゴブルースを牽引するハーピスト、Billy Branch率いるバンド「Sons of Blues(SOBs)」だ。



それはもう狂喜乱舞。

きゃーきゃー言いながら、一人ステージを見て騒ぐバカ。

注文したコロナを持ってきたグラマラスな店員と意味なく握手をし、店員は若干迷惑そうな引きつった笑顔。




やがてステージは1セット終わり、「SOBs」のメンバーもステージから降りてくる。

気になっていたのだが、「SOBs」のメンバーのギタリストとキーボーディストはどう見ても東洋人の顔をしている。

たとえ二人が中国人であろうと韓国人であろうと、中国留学時の中国語及び韓国人ルームメイトとのお遊び韓国語でコミュニケーションをとれる自信のあった自分は声をかけてみる。

「たった今、日本からシカゴに着きました。すばらしい演奏に興奮しました。ありがとうございます!!」

「あぁ、日本の方ですか?シカゴへようこそ」とあっさり日本語で返される。



勉強不足だったがその後に調べて分かったことに、その二人とは東洋人として始めてシカゴ・ブルースフェスティバルのステージを踏んだキーボーディスト「有吉須美人さん」と、当時SOBsでギターを担当していた「丸山ミノルさん」だった。

二人は有名な日本人ブルース・マンにも係わらず、かなりフランクで、有吉さんとは有吉さんの故郷でもあり、自分も学生時代を過ごした京都の話、丸山さんとは彼の奥さんの故郷でもある名古屋の話で盛り上がった。

丸山さんは、自分のためにわざわざBilly Branchを呼んでくれ、サイン&写真を撮らせてもらうチャンスをくれた。

有吉さんに「ところでバディ・ガイってこの店に来るんですか?」と尋ねたら、「おるよ、ほらあそこに・・・」

有吉さんの目線を追うと、入り口近くのカウンター席にそれらしき姿を見つけた。




いた!! バディ・ガイだ!!!





続く・・・



byボーカル

久方ぶりです!

2007年06月17日 | 日常
マンホール一同、関わりのある皆様方!
お久しぶりです!
皆さんおげんきですか!?

マンホール抜け忍の元ギター にしき○うた(21)です。

覚えてますか?
覚えてもらえてますか!?

すごい不安なんですけど・・・ブログ参加しちゃいました。
何かおもしろいこと書いたほうがいいんですか!?
・・・ネタないですよ。

そんなこんなで朝一番からご挨拶です。
またセッション参加させてくださいねー!

あとはおまかせしましたぁ・・・
・・・グフッ・・・

リーダーによるメンバー紹介日記(07年6月15日)

2007年06月15日 | プロフィール
リーダーによるメンバー紹介日記 in 2007年6月15日


ついに! というか、
いよいよ! というか、
ようやく。 というか、
今さら・・・  ブログというものに挑戦してみた。

基本的にアナログ人間の俺にとっては一世一代の大勝負である。
今こうして書き込んでいても「ホントにこんなので大丈夫なのか?」と
不安で不安で仕方が無い。

さて初体験のブログ  何について書こうか?


そうだ!  マンホールの事にしよう!
 ってことで、

 まずはボーカリストから。
    唄や、ハープ以外にもギター、ベースにキーボードも少々。
   という具合にいろんな楽器に手をだす欲張り屋さん。
    しかし1番得意なのは・・・
           気持ち悪いダンスである。

 つぎにドラマー。
    酒好きである。
    それに尽きる。
    それからマンホールの頭脳である。
    PA屋のバイト経験もあり、音響機器にくわしいので
    いざという時とても役に立つ。

 つぎにベーシスト。
    最年長である。もともとサポートメンバーだったのだが
    いまは? 
    不明である。
    しかし、これからどんどんblues色を強めて
    いやらしいベーシストにしてしまおう。
  
 最後に俺。
    ギター持ち。
    ギター弾きではない。
    あくまでギター持ち。
    みんな間違えるが、一応リーダーなのだ。
    
 これがマンホールの全貌である。  

ということで・・・

皆様これからもマンホールをよろしくお願いします。 

byリーダー

   
ご質問、ご要望はコメント欄、または下記アドレスまでメールください。

 manholeblues@mail.goo.ne.jp



ブルースの話

2007年06月15日 | ブルース
さてマンホールはシカゴ・ブルースというジャンルを好んでやっている。

他人にどういわれようと、自称やっているのだ。



さて、そのシカゴ・ブルース。

ホント言うとブルースのジャンルでもなんでもないんだが、ただ単に「シカゴを拠点としていたブルースマンの曲、及び曲調」  と言うことでシカゴ・ブルースと言っているにすぎない。





ブルースにもたくさんの色分けがある。

デルタ・ブルース、テキサス・ブルース、ジャンプ・ブルース、ニューオリンズ・ブルース、ウエストコースト・ブルース・・・。


その中でシカゴ・ブルースなんだが、簡単に言うと「ブルース最初期のギター弾き語りによるデルタ・ブルースをエレクトリックバンド形態に発展させた、7thのコード進行を中心としたブルース」という事であると思う。




て、言うか全然簡単に言っていない・・・




ま、とりあえず好きな訳だ。





ブルースのミュージシャンは、その人格を表したニックネームや肩書き?みたいなのが付いている人も多い。
有名なところでは





泥水マディ・ウォータース=本名 マッキンリー・モーガンフィールド


ほえる狼ハウリン・ウルフ=本名チェスター・バーネット

稲妻ライトニン・ホプキンス=本名 忘れた


その他にも、リトル・ウォルター、ボ・ディドリー、デトロイトJr、ウォッシュボード・サム、バーベキュー・ボブ など色々ある。



ブルース好きな自分も本名が平凡な分、なにかしらイカしたニックネームなり肩書きとか付けてみたく考えてみた。












「南海の黒豹」








し・・・シビれる。







こういうのが良い。










ドラムの横〇氏は






「じゃ自分は『海のミルク』で!!」







と言って聞かない。







byボーカル





あいすきゅーかんばー

2007年06月13日 | 日常
ペプシが発売する新感覚コーラ、「アイスキューカンバー」を飲んでみた。

キューカンバー=きゅうり という事なのだが・・・・。






まずい・・・・。






まずいよぉ・・・・・






なんか珍しいものが出ると1度試したくなるものだが、

「ジョーバ」http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=EU6442
 もやりましたよ。

「しゃちぼん」http://www.aichima.net/navi/foods/12/index.html
 も食べましたよ。






コーラにきゅうりは、あまりにもアバンギャルドでしょ・・・ペプシさん。





今後、2度と胃の中には注ぎ込まれることはないでしょう。




次は「ビリーズ ブートキャンプ」だな


byボーカル