
今回のキーワードは「準備不足」「予想外」「トラブル」そしてもう一つ「柔軟性のなさ」といったところでしょう。
自戒の念を込めて以下記録しておきます。
ーーレース当日の朝 ーーーーーー
昨年の自分のブログを見て「ライカムに午前7時到着でいいか」と考え、5時に起きたのですが、だらだらしていました。そしたら外から大雨の音が。「雨なら外で待てないからもっとゆっくりしておこう」と考えたのが運の尽き。
6時半自宅出発、そしたら昨年とは違い北中城ICで渋滞。その後、イオンライカムに入るのに渋滞、そして、連絡バスに乗るために長蛇の列。衝撃的過ぎて、写真すらとっていません。
その結果、会場入りが午前8時。DEPOで膝テーピングを購入する予定だったのでDEPOへ速攻いくと機械が通信障害のため「現金のみ」対応ということで、こちらも渋滞の列。その横目では、すでに並び始めているランナーもいます。「予想外」の時間配分でした。
この時点で、かなり焦ってしまい、事前予定していた準備もできずに、不完全な状態でスタートラインへ。。。。これが「準備不足」といったところです。時間には余裕をもって特に雨降った場合は!自分への戒めです。
ーースタートからゴールまで ーーーーーー
スタートー5km 25:06
Bブロックでしたが、まぁまぁ前に並べました。雨が結構降っていましたが、寒くはならない。これはもしかしたら、過酷なコンディションになるかなーと予想して9時スタート。
予想通り、走り始めて1km時点で、すでに汗をかき始めました。5km時点では結構汗だくになっていて、すでに塩タブを1回取りました。今までないハイペースの塩タブ補給です。
ただ、前半10kmはコース的にはフラットなので、予定通り設定ペース4:50で行きました。
しかし、この判断が致命的に。コンディション的に暑く汗だくで、結構厳しい状況にもかかわらず、ペースを下方修正しなかったこと。この時点で失敗レースでした。「柔軟性のなさ」というところです。
5kmー10km 49:29
ここで、「トラブル」が発生。なんと、時計のバックル?が取れてしまいました。こんなレアな事象、どのくらいの確率で起こるん?
レース中にここが取れるなんてどんな不運よ、と思いつつも、時計本体が落ちなくてよかったと安堵。急遽どうするか、走りながら対応を考えていましたが、その間、腕ふりができず、片手で時計を抑えながら1kmくらい走っていました。
結果、ゼッケンの安全ピンを外し、時計のベルト穴を突き刺して、どうにか固定できました。その間ペースが落ちており、戻すために無理をしてペースを上げてしまった。。。焦りは禁物ですな。
10kmー15km 1:16:24
勝連城のあの坂です。名護チャレンジランで上り坂が苦手ということが分かってはいたのですが、ここでかなりの人に抜かれます。おそらく、上り坂でのペースダウンが激しいのでしょう。
もうしょうがないとあきらめていますが、登りが終わったら下りで取り返そうとする変な欲がでてしまい、ちょっとペースアップ。
そこで、あることに気が付きました。昨年21km過ぎで感じた足の重さを、すでに感じていることです。
ここまで、足の重さは「調整でこうなっている」と思ったので、これから足が軽くなっていくのだろうなーと勝手な想像をしていました。
が、実際には逆にさらに重くなっている事態に愕然としました。えーなんでやねん!という感じです。やはり暑さと発汗で「予想外」のことが起こりました。
この時点で、「もうこのペースでフルは無理だ」と判断。キロ5分でペースを下方修正しましたが、もう後の祭り。
15kmー20km 1:42:01
明らかにペースダウンしていることが分かりました。もうほぼ抜かれることがほとんどで、前の人がどんどん見えなくなってきます。
これはこれで、精神的ダメージは大きいです。NAHAのように誰かについていこうという意欲すらなくし、すでに足が売り切れた「チーン」の音が頭の片隅で聞こえてきます。
まだハーフまで行っていないのに、、、、
20kmー25km 2:10:05
国道に出て、風が向かい風に?になり、身体が冷えてきてやや元気を取り戻しました。がペースは戻りません。この時点でラップ的には5分30秒程度。
トータルの平均ペースがどんどん遅くなっていきます。この辺では走力が同じくらいの人になってきたのか、抜かれたりすることもなく、タンタンと走る感じです。
給水所で急に立ち止まる人がいて、ぶつかったりしました。NAHAマラソンでも思いましたが、給水所についたとたん、テーブル横で急に止まるのは本当にマナー違反も甚だしいと思います(怒)。
ETCレーンで急に止まる車を思い出してほしいと思います。あれと同じことを「意図的」にやっているのと同じです。
25km-30km 2:39:56
ここも、激上り坂の難所です。もうキロ6分を超えたりして、完全にトボトボランです。嘉手納基地に入ると、下り基調なので、元気が出ますが、もうこの時点で頭の中には「棄権」がかなりちらついていました。
なぜなら、この後にあの球陽高校までの上り坂が待っているからです。あれは本当に考えるだけで、意欲が削られる坂です。もう記憶もありません。疲れたつらい疲れたつらいつらいつらいを頭の中で連呼状態。
30kmー35km 3:08:51
球陽高校の上り坂、本当に応えます。ただ、ここは応援もすごいしてくれるポイントなので、なんとか応援があり乗り切れるポイントでもあります。本当に応援ありがたい。
OS1、塩タブ、コーラ、アクエリアス、とにかく私設エイドでも「こんなの貰ってもいいの?」というくらいいろいろな補給をしてもらえますありがたいです。みなさん本当にありがとうございました。おかげさまで何とか乗り越えられました。
球陽高校の坂が終わると、一気に下り基調です。が、もう下りでもペースが上げられるほど、足は残っていません。昨年とは大違いです。昨年はここでペースが上がって、前のランナーをどんどん追い抜いて、気分爽快でしたが、、、
同じレースでもこうも気持ちが違うなんて。とにかくつらいつらいつらいの脳内連呼です。ただ、今回足の痙攣などは一切ありませんでした。
35km-42.195km 3:53:10
この時点で、昨年の自分に追い抜かれました。サブ4を目指した昨年、サブ3.5を目指した今年。今年の自分が昨年の自分に抜かれました。けど、もう昨年の自分についていこうとする意欲も気力も足もない。
激下り坂でもそこまでペースを上げることもできず、膝にすごい負担がかかるのが分かりますが、もうどうにもなりません。県総合運動公園のあの照明が近いようで遠く感じます。
ゴール前2kmで平坦になり、極端にペースが落ちますが、ここからペースアップする気力もありません。トラックに入り、3~4名の集団からも離されてもついていく気力もなくなり、ゴール。
結果、昨年よりもタイムも順位も悪くなって、レース内容も最悪で、もうなんとも言えない虚無感で終えました。終えた後も、足がボロボロで、しばらくゴール後の競技場下から動けずに、30分くらい座っていました。
精神的ダメージも身体的ダメージも大きいレースでした。
ということで、さんざんな結果のレースでした。環境や周りのせいにしたくはないですが、やはり「暑さ」が一番の「予想外」でした。それは今まで15℃とか寒い環境で練習してきて、急に暑くて汗をかく状況になり、身体へのダメージがかなりあったこと。
そのような状況でペースを下げるという判断をしなかったことが、一番の問題かなと。
唯一の収穫といえば、昨年はかなりベストコンディションに近い状況だったのですが、今年は自分的には結構バッドコンディションだったと思うので、差があるコンディションの中でほぼ同じタイムで走れたということは、「走力」自体は上がっていると受け取ってもよいと感じています。
ーーそしてレース翌日の今日ーー
レース翌日の今日もかなり疲労が残っています。「Niemanのオープンウィンドウ理論」によると激しい運動後の72時間は免疫が低下して、風邪を引きやす状況だということなので、ゆっくり休養したいと思います。
ヨーグルトを食べて、アミノ酸をとって、ぬるい風呂に入る。これかな。
2月16日(日)第30回おきなわマラソン 結果 3:53:10(グロス) AVG5:29/km
※レース前、後といろいろありすぎて、初めて「画像」を取るのを忘れていました。。。。
唯一友人が撮影してくれたゴール直前の私。
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