中尾雅幸の人つなぎの旅

地域を元気に!と頑張っている方や子ども・若者の夢実現を応援中。手法は、あなたにとって最適な人との出会いのお手伝い

今年の活動のコンセプト発表:「学校と地域をつなぐ 地域の担い手と地域で活躍したい若者をつなぐ そして、九州各地をつなぐ」  

2019-01-12 15:02:33 | 就職
 若者の未来の幸せのために寄り添う皆さん、こんにちは!
 
 突然ですが、私は、1961年、宮崎生まれなのですが、
 小学校3年生の時に父親の仕事の関係で岡山県倉敷市に転居しました。
 その後、福岡の大学で5年間学び、東京で就職後、10年間九州を離れ(東京→高知→東京)、
 1995年に転勤で鹿児島に赴任したのちは、転職で福岡、熊本、佐賀県武雄市、
 そして、移住で福岡県糸島市と九州に住み続けています。

 今日は熊本で過ごした2年半の間に体験したお話です。
 熊本県宇城市が厚生労働省の事業を導入し、
 地域資源を活かして新たな仕事をつくり、
 また、地域でお仕事を探している方に地域のお仕事をご案内するという
 取り組みを開始し、私はその事業の事業推進員として採用され
 福岡に家族を残し、2年半、単身赴任しました。
 宇城市は、このようなまちです。
 

 その間、合同企業説明会を3回開催したのですが、
 合同企業説明会は、求人のある企業にお声掛けをして
 企業を集めることを行います

 企業募集で市内を巡っていたとき、
 着物のクリーニングを行う企業主さんから
 「高齢となり事業を終了したいが、お客様から、まだ、続けてほしいという声がある。
  建物と設備を貸すから、ここで仕事を行っても良いという方を募集したい」という
 お声掛けをいただきました。

 この時の説明会には、着物のクリーニング店だけでなく、和菓子屋さんも参加され、
 求人のある企業とともに、後継者を募集する取り組みとして
 新聞でも紹介され、多くの来場者がブースを訪れました

 事業期間が終わり、私は宇城市を離れ、武雄市で仕事をしていますが、
 地元を活性化するには、地元で仕事を探している方、
 採用したい方をつなぐコーディネータ^の存在が欠かせないと
 常に考えています。
 そのためには、様々な働き方があるということだけでなく、
 就職の仕方も様々な方法があることをコーディネーターは
 理解して、寄りそう必要があるのです

 最近、糸島のワークショップで出会った方から
 私の最近の作品ですと言われて手渡された冊子を見てびっくり

 私が2年半過ごした熊本県宇城市が子育て世代をターゲットに発行した
 移住案内書でした

 その中で、鮮魚店の事業を引き継いだ方の記事
 
 

 2年半で、宇城市内の小中高校も巡りました。
 宇城市で経験した学校と地域の連携活動が
 今の私の活動の原点です。
 
 
 
 つなぐ仕事を大切さを学んだ2年半でもありました
 これからも、つなぐ役割を担っていければと思います
 そして、九州5県に住んだ経験は、どこかの場面で活かすことができればと
 思っています(大分、長崎、沖縄には居住の経験はありませんが、仕事で何度も通っています)

 学校と地域をつなぐ、地域の担い手と地域で活躍したい若者をつなぐ
 そして、九州各地をつなぐ

 今年の活動のコンセプトです!
 

子どもたちの成長と学びに多彩な選択肢があるのが良いと思う

2019-01-06 11:31:34 | 夢実現
 若者の未来の幸せのために寄り添っている皆さん、こんにちは
 
 今回は、離島留学についてのご紹介です
 ご縁をいただき昨年末より佐賀県の離島(すべて唐津市)で実施している
 島留学のお手伝いをさせていただいております
 (地域に飛び出す公務員活動としてです)

 離島の今後のまちづくりに関しては、地方都市や中山間地以上に深刻な課題を抱えています
 離島に於いても離島の未来を担っていく人材の育成は急務であり、
 今後の離島の人づくりについて簡単な模式図をつくってみました
 
 
 離島留学について調べてみたら、全国各地で行われています
 離島の多い九州での取り組み事例が多いので皆さんに情報共有です
 
 
 
 

 離島留学により人材の交流が活性化すること
 また、家族を伴う移住が進むことで、産業の活性化や地域の活力が維持されることなど
 多くの効果が期待されます
 また、留学生にとっても新たな環境で島の方々に見守られながら
 学校生活を楽しむことができます
 
 今後の島留学の取り組みにご注目ください

就職希望の高校生の地元就職率と県民幸福度との関係を調べてみた

2019-01-02 13:29:01 | 就職
 若者の未来の幸せのため寄りそっている皆さん、新年あけましておめでとうございます
 
 今年は、地域と教育の魅力化についてコーディネーターとしての活動を本格化させていくことを
 誓った、中尾です

 最近よく考えることは、中学生、高校生にとって幸せな未来とはどのような状態かという事です

 将来、やりたいことが決まっていて、そのことが実現した時は幸せな状態なのでしょうか?
 一方、時々、聞くのが、生まれたまちに住み続けたいけど、やりたい仕事が無いという悩み

 生まれ育ったまちには、親も、親戚も、友人もいて、何と言っても住む家がある
 心のよりどころとなるなじみのある風景、自然、歴史、学校
 なじみのお店や味
 そこで暮らしながら好きな仕事が出来ることは、確かに幸せな状況と言えるでしょう

 その状況は本人はもちろん、親にとっても
 そして、地域の守り手が残る(Uターンする)という事は地域にとっても
 幸せなことであることは間違いありません

 文部科学省が発表するデータによると、高校卒業者で就職を希望される方のうち、
 県内就職者数の割合を県別に計算してみました
 
 愛知県の97%から青森県の57%まで県による差があります
 愛知県、大阪府のように就職先が多い都市部やその隣県の地元就職率が高いのは
 理解できますが、地元就職率上位に富山、石川、福井の北陸3県が入っています
 この3県は、県民幸福度が高いことでも有名であり、
 もしかして、高校生の県内就職率と県民幸福度(日本総研データ)に何か関係があるかと思い
 相関関係を調べてみました
 
 グラフの横軸が就職志望の高校生の県内就職率で縦軸が県民幸福度です
 県民幸福度は、様々な要因を勘案してのデータであるので、
 地元就職率との相関関係が高いとは言えませんが、関係がないとも言えないようです

 今日から帰省ラッシュが始まっていますが、私も東京で仕事をしていた時、
 帰省に要するエネルギーと費用を別の事に伝えたら幸せなのになあと
 感じていたことを思い出しました

 一方、日頃寄り添っている中学生からいただいたお悩み相談が印象的でした
 「親の仕事を継がなければいけませんか?」
 また、つい最近、高校生から聞いた将来のこと
 「高校時代に行っていた、子どもたちの体験活動のボランティアを続けたいから
  これからも、このまちで暮らし続けたい」

 迷いながら、考えながら未来を切り拓こうとしている中学生、高校生とともに
 時には寄り添い、時には対話しながら進み続ける存在でありたいと思います
 

 

2018年の締めくくりに~地方都市や農山漁村、離島での暮らしを目指す若者とともに~

2018-12-31 00:20:43 | 夢実現
 若者の未来の幸せのために寄り添っている皆さん、こんばんは!
 久しぶりの記事更新です。
 2018年も残すところ、24時間をきりました。
 今年一年は、3月に島根大学の地域・教育魅力化コーディネーター育成プログラムを終了し
 地域×教育魅力化コーディネーターとして活動を開始しました!

 と言っても、それまで活動していた、佐賀県母子寡婦福祉連合会の主催する小中学生を対象とした学習支援活動、
 武雄市立武雄中学校と地域、保護者との連携組織である、“武中のちから”アドバイザー、
 夏には、九州大学の大学院生や西南学院大学生の武雄でのフィールドワークのコーディネートを
 ボランティアで行ってきました。

 10月には、家族が、福岡市東区から糸島市に転居し、
 私も、それまで単身赴任していた武雄市のアパートから、家族の住む糸島市に引っ越し、
 片道1時間半の通勤生活が始まりました。
 それに伴い、私のボランティアの現場が糸島市にも広がり、
 武雄市と同じ学習支援や糸島農業高校の生徒さんや
 糸島高等学校の先生との情報交換などを開始しています。

 私の最近の活動をざっと紹介させていただきましたが、
 活動のポイントは、児童・生徒、学生の皆さんの地域活動の応援です。
 特に過疎化が進行する地域の未来を担う人材の育成に興味があります。

 
 この図は、子どもの誕生から小中学校、就職もしくは高校、就職もしくは進学、地元就職もしくは域外就職、一部Uターン、Iターン、結婚、出産・・・
 というライフサイクルごとの人の動きを示したものです。

 地域の活力の維持のためには、地域で就職もしくは、地域へのUIターンを促し、
 一定数の地元就職組を確保することが大切です。
 「そうは言っても就職先が限られているんですよ」そのような声が聞こえてきそうですが、
 最近では、ふるさとで起業をしたい若者や地場の中小企業を就職先に選び、地域経済の活力アップに貢献する方々、
 また、公務員の世界に新たな風を吹き込む若者などが増えてきているのも事実です。

 このような傾向に大きく貢献しているのが、大学における地域を冠した学部・学科(地域系学部・学科)の創設です。
 2年前のデータで恐縮ですが、国公立大学だけでも、全国45の大学に地域系の学部・学科が設置されています。
 (クリックすると拡大します)
 
 
 これらの大学では、地域に関する学びの中で、フィールドワーク等を通じ地域に飛び込む学生さんの姿を見ることができます。
 そもそも、中学高校時代から地域の活動に関心を持ち、積極的な活動を行ってきた生徒さんが進学先として選ぶ傾向にあるので、
 大学での学びを通じて、将来の地域に担い手となることを決心し、ふるさとにUIターンする流れができつつあります。
 その後も国公立立大学だけでなく、私立大学にも同様の動きが起こってきており、非常にうれしい傾向だと感じています。

 一方、全国で最初に地域系学部を創設した岐阜大学地域科学部が新たな学部設置構想の影響で揺れ動いているようです。
 中日新聞の記事参照。
 今後の動きに注目していきたいと思いますが、
 記事によると「地元経済界の要望で、経営系の新たな学部設置が求められている」「学部の増は文部科学省が難色を示している」
 「地域科学部の良さを残しながら新たに経営系の学部に改組する」「一連の動きに関して情報が不足しており、学生さんが不安に感じている」という流れが伝わってきます。
 反対の署名活動も始まっているようです。
 地域系の学部・学科で学ぶ学生の皆さんは、地域の課題を探り、解決に向けて行うべき行動を探り、関係者を巻き込み、解決に向かって動き始めるための
 対話や学びを身に付けているはずです。
 きっと、岐阜大学地域科学部の今後、進むべき道筋について、答えを持っているのは学生さんかもしれません。
 
 久しぶりの記事でしたが、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
 年末年始休暇は、私の2019年の活動のスタートとして、今までの活動を振り返り、最近の情報を取り入れ、
 行動を開始したいと思います。若者の未来の幸せを応援するために♪

 それでは、皆様、良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。
 
 平成30年12月31日 

 地域×教育魅力化コーディネーター
 (佐賀県武雄市地域に飛び出す公務員)
  中尾 雅幸
 
 
 
 


 

夏休みのまちづくりの提言は、RESASから!

2018-07-29 23:39:10 | 夢実現
まちづくりに関しての活動を行っている高校生、大学生に情報です
特にアカデミックな視点で活動、提案を行う
大学生の皆さんにおススメなのが、RESASです

RESASとは、
『 地方公共団体の様々な取組を情報面から支援する
  ために「まち・ひと・しごと創生本部事務局」が
  提供する産業構造や人口動態、人の流れなどの
  官民ビッグデータを集約して可視化する地域経済分析
  システム』です

先日、大学生に紹介しましたが、
紹介した以上は、私も使いこなせるようにならねばと
考え、昨日、オンラインの受講をしました


地方自治体レベルでも、「人口」「雇用」「地方財政」
「医療福祉」のみならず「地域経済循環」「企業活動」
「産業構造」「まちづくり」など、莫大なデータが
そろっています

早く使いこなせるようになり、
明日からの仕事に役立てます(^^♪