何年ぶりになるだろうか
フラワーフェスティバルの会場に足を運んだのは。
小さなスーツケースに、小さな折り畳み椅子を入れていった。
コロナの最中は中止、昨年はG7サミットの開催で、
五月開催が延期されたうえ短縮開催となり
今年は通常開催となったといういきさつからか、
大勢の人で溢れていた平和公園&平和大通り
本当に暑かったこの日
カーネーション広場で聞いたこの第九の歓喜の歌の調べも
熱かった。
消防&警察&自衛隊の職域コラボの吹奏楽の演奏で
エリザベート音大の学生さんを中心に市民参加で歌われた「第九第四楽章」。
今練習中の、「音楽は平和を運ぶ」主催「人の心に平和の砦を築くコンサート」の
指導者でもあるエリザベート音大准教授:折河氏の素晴らしいバリトンソロも聞くことができ、
何よりも、その場にいた観客が「歓喜の歌」の調べと一体となった。
最後に「ブラボー!」と何度も叫ばれた その声に表れていたような。
このステージを見ただけで、大通方面には行かず
広島県立美術館へと足を延ばした。
近年は、めいぷるーぷバスが広島県立美術館前に止まってくれるようになったので
とても行きやすくなった。
乗ると、優先席に座っていた親子とみられる人から
「どうぞ」と席を譲られた。
見るからに高齢者となったんだと感じた瞬間。
有難く座らせてもらった。
降りるときに「getting off]と声掛けをしながら、乗客の間をすり抜けるくらい
外国人観光客のこのバスの利用者も、とても多かったこの日。
歓喜の歌声の中から静寂の美術館への一日。