トゥエンデ ポレポレ

マライカのひとりごと

ナイロビ日本人学校アフリカ学習会・第二部(アフリカ原生の木を種からそだてよう)パート1

2014年10月02日 | Tupande miti (木を植えよう)

Photo by Nairobi Japanese school
ジャンボ~!
街路樹のジャカランダのほころんできた今日この頃、ポレポレ更新ですが
ナイロビ日本人学校アフリカ学習会・二部のようすをお届けします♪

さて、久保田恵子さんと児童が教室で手にしているこの小さな粒は何でしょう?
そして新聞紙をしいてみんな何をしてるのかな?


Photo by Nairobi Japanese school
実はこの白い粒つぶは、星の王子様で有名なバオバブの木の種です。
第二部は「アフリカ原生の木を種からそだててみよう」という学習会で
これは種が発芽しやすいようにみんなで下準備してるところです。


Photo by Nairobi Japanese school
パオバブの種のまわりにはこのように白い固まりがついてます。
これはバオバブの木の実の果肉パウダーですが、これを取り除いてお湯に
しばらくつけると種はぐんっと発芽しやすくなります。
このパウダーは酸味があって、水で溶くと木のヨーグルトみたいになるので
暑い地方では種ごと砂糖をまぜてラムネ菓子のようなおやつを作り当地のこども
たちの大好物です。でもナイロビ日本人学校のほとんどの児童たちはバオバブの
種を見たのははじめてだったそうです。


Photo by Nairobi Japanese school
果肉パウダーはけっこうびっしりついていて、これを指や爪でこそげ落とします。
この粉はedible(食用可)で、しかもビタミンなど栄養豊富、健康にいいので
アメのようになめてもいいんですよ。


Photo by Nairobi Japanese school
この手作業は意外と時間がかかり、久保田さんついにミニナイフを出しピッチあげて作業。
久保田さん、なにやら真剣そのもの!


Photo by Nairobi Japanese school
中学生のみなさんもかぶりつき作業!
なぜかというと。。


Photo by Nairobi Japanese school
実は学習会の前夜、この種のPre-treatment(前処理)を私が自宅でする予定でした。
前日に学習会用の木彫りの箱を運んだのですが、このとき種のはいった箱をまちがえて
学校に置いてきてしまいました。
夜、それに気がつきわたしはアセリまくり!
わたしの経験によるとバオバブの種は粉をのぞいたあと、5時間以上お湯(60度前後)に
つけ置かないとうんともすんとも発芽しません。
つまり種を植えるまえに、下準備しっかりしないと、、せっかく子どもたちが楽しみにまく
バオバブ、芽がでないかもしれません。。。どうしよう!(><)


Photo by Nairobi Japanese school
学習会は午後です。朝いちばんで学習会担当の高橋充先生に電話し、わたしのドジを説明すると
先生の機転で、先生の英語授業は急きょバオバブ下準備教室に変更!
初等部から中等部の児童のみなさん総出で作業となりました。
久保田さんが真剣なのは、種を植える午後の時間とお湯につける時間を逆算し、間にあうよう
ピッチをあげておられるのです。急がせてしまい、みなさん、ごめんなさい!


Photo by Nairobi Japanese school
モネちゃんも一生懸命!
高橋先生と久保田先生にわたしのドジをあやまったら、
「いえいえ、バオバブの種の下準備の勉強になり、児童にとってかえってよかったです」
と、あたたかいフォローしてくださり、じ~ん涙(@@。)


Photo by Nairobi Japanese school
先生がた、生徒のみなさん、もくもく作業、アサンテサーナ(ありがとう)!

おかげさまでお湯につける時間もとれ、種まきばっちりスタンバイ!*♪*
うわ~い、よかったな!\(~o~)/*♪*


さあ、みんなでバオバブとコクタンの種を植えよう!


*久保田恵子さんは菊本照子さん主宰のマトマイニチルドレンセンターを支える縁の下の力持ち!
ケニアと日本の子ども達を長きに渡って応援して下さってます。
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旅の思い出、お土産にぜひどうぞ* マトマイニブログはこちらから♪




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