5月16日(木)から21日(火)にかけて、主にワンの血清を日本に持ち帰ることを目的に、日本に一時帰国していました~。
今日の記事はかなり長いです~。
ワンコにあまり興味のない方はスルーしてくださいね
血清について…
(飽くまで私の理解に基づいて解説しています。厳密には根拠等は異なる可能性があります。その点をお含み置きの上、読んでくださいね。)
日本に元々いたワンコが海外に出国し、再度日本に帰国することが想定される場合、狂犬病がもう何年も発生していない日本在住時の状態を保っていることを証明できる必要があります。
そのため、最初の出国前に
①マイクロチップを埋める
②①を完了後に狂犬病の予防接種を一回打つ
③②の完了後1ヶ月後に二回目の狂犬病の予防接種を打つ
④③が完了後2週間~1ヶ月以に内血清を採取し、狂犬病の抗体検査に提出する
というところまで完了させる必要があります。
最初の出国の際には、④の抗体検査の結果が基準値を超えていることを条件に、
⑤出国の40日前までに出発する空港の検疫に連絡し、出国の申請をし(所定の書類を提出します)、
⑥出国の直前(数日前だったような…記憶が曖昧でごめんなさい)に獣医に健康状態を見てもらって診断書?をもらい
⑦これまでのすべての証明書
・マイクロチップの登録書
・狂犬病予防接種二回分の接種証明書
・抗体検査の結果の書類
・検疫用の出国の申請書
・健康診断の結果
を携えて、出発当日に空港の検疫に行って出国用の書類を作成してもらい、出国する
という流れをたどることになります。
(一部曖昧でごめんなさい!ご自分のワンコを連れ出す予定のある方は、詳細は必ず検疫に確認してくださいね~
)
さて、我が家も中国に来る際にはこの手続きを踏んでから入国しているワケですが、この狂犬病の抗体検査の有効期限が2年間なのです。
我が家が出国に先駆けて手続きしたのが、おととしの5月。
つまりもうすぐ有効期限が切れるのです。
ちなみに、以前は一旦出国してから再度日本に入国するまでの全期間、この抗体値が継続して基準値を超えている証明を提出できる必要がありましたが、現在では出国時と再入国時のみでOKになりました。
つまり、例えば海外の滞在期間が4年を超える場合、抗体検査自体は2回で済むということです。
(ただし、再入国時の血清がたとえ検査をしてみて抗体の基準値を超えていても、抗体値が継続して基準値を超えているのではなく、一旦証明が途切れている場合、採血日から180日は日本に入れないので、要注意です!!!!)
とはいえ、いつ何時緊急帰国しなければならなくなるかわからないし、何よりも帰国の目処が180日以上前にわかることはあまり考えられない…
ということで、我が家は継続して抗体値の証明を保持しよう!と決めました。
そして、この抗体値の検査ができる機関が、日本の相模原にある『日本畜産生物科学安全研究所』と、ドイツの機関のみのようなのです。
(もしかしたら英米etc.にもあるかもしれませんが…とりあえず中国にはありません
)
この抗体値の検査のためには、下記の手続きを執りました
我が家は継続の検査なので、マイクロチップは既に埋めてあるし、狂犬病の予防接種も途切れずに打っているので、
①血清を採取する2週間~1ヶ月前に狂犬病の予防接種を打ち、
②これまでの証明書すべて(入国時に中国の空港の検疫所(間違えました
)出国時に日本の空港の検疫所が作成してくれた書類が、すべての情報がまとまっていて便利な模様)と①の証明書を携えて獣医さんへ。そして、血清を採取してもらいます。
採取してもらった血清がこちら。

中の瓶にはマイクロチップの番号が記載されています。
③自分で抗体検査の申請書に飼い主の情報を記入し、獣医さんに必要事項を記入してもらいます。
書式はこちら。

我が家の申請書。
Owner欄を自分で記入して、血清の採取日に持参しました。
半分から下とハンコは獣医さんにお願いします。
④採取した血清は、異国間で持ち運びする場合には動物検疫の対象となるので、その検疫用の書類を獣医さんに作成してもらい、後日自宅に送ってもらう。

この書類なのですが、私が住む深圳では多くの獣医さんは独自で作成代行はできないようで、深圳の検疫に自分で連絡をして検疫官が立ち会いの上で血清を採取してもらい、文書を作成してもらわなくてはならないようです。
それはとっても面倒
というワケで、以前にも行った広州の獣医さんはこの検疫の書類の作成も代行してくれるとのことで、広州の獣医さんに血清の採取もお願いしたのでした。
さて、ここまで準備ができたら、あとは出国するだけです!!!!
血清は冷凍にして持参しました。
手荷物に
・血清
・検疫の書類
・申請書と、検査費用を振り込んだことがわかる書類(ネットバンキングの振込確認画面のプリントアウトなど)
を持ち、いざ広州空港へ
…そう。広州空港
いつもの旅行および一時帰国なら、香港経由の方が近くて便利なのですが…
中国本土と香港では検疫のシステムが違うため、香港に一旦入ってしまうと中国の検疫用の手続きに加えて香港の検疫の手続きも必要になってしまうのです。
これは本当に!!面倒
なので、本土の検疫だけで没問題の広州白雲空港から日本へと向かいました。
チェックイン時に一応、航空会社に血清を運んでいる旨を伝えましたが、
「そうですが、では大切に持って行ってくださいね」
と言われただけでしたw
出発当日は土砂降りの雨。

結局飛行機に搭乗してから機内で3時間待たされて、それから出発となりました。
到着した成田空港で、荷物受け取りホールにある動物検疫所に向かい、持参した書類すべてを見せました。
念のため事前に書類もメール添付にて送って確認してもらっていたので、先方も待っていてくれましたし、内容もすべて問題なし。
あとは翌日、自分でクール宅急便で検査機関に血清と書類一式を送付しました!
これで私の最大の任務が完了~
ああああああ~ホッとした!!!!
あとは抗体値が基準値を超えていることを祈るばかり…
結果は2週間ほどで送付されてくる模様。
私は実家に送ってもらえるよう、依頼しました。
神様、良い結果が出ますように
今日の記事はかなり長いです~。
ワンコにあまり興味のない方はスルーしてくださいね

血清について…
(飽くまで私の理解に基づいて解説しています。厳密には根拠等は異なる可能性があります。その点をお含み置きの上、読んでくださいね。)
日本に元々いたワンコが海外に出国し、再度日本に帰国することが想定される場合、狂犬病がもう何年も発生していない日本在住時の状態を保っていることを証明できる必要があります。
そのため、最初の出国前に
①マイクロチップを埋める
②①を完了後に狂犬病の予防接種を一回打つ
③②の完了後1ヶ月後に二回目の狂犬病の予防接種を打つ
④③が完了後2週間~1ヶ月以に内血清を採取し、狂犬病の抗体検査に提出する
というところまで完了させる必要があります。
最初の出国の際には、④の抗体検査の結果が基準値を超えていることを条件に、
⑤出国の40日前までに出発する空港の検疫に連絡し、出国の申請をし(所定の書類を提出します)、
⑥出国の直前(数日前だったような…記憶が曖昧でごめんなさい)に獣医に健康状態を見てもらって診断書?をもらい
⑦これまでのすべての証明書
・マイクロチップの登録書
・狂犬病予防接種二回分の接種証明書
・抗体検査の結果の書類
・検疫用の出国の申請書
・健康診断の結果
を携えて、出発当日に空港の検疫に行って出国用の書類を作成してもらい、出国する
という流れをたどることになります。
(一部曖昧でごめんなさい!ご自分のワンコを連れ出す予定のある方は、詳細は必ず検疫に確認してくださいね~

さて、我が家も中国に来る際にはこの手続きを踏んでから入国しているワケですが、この狂犬病の抗体検査の有効期限が2年間なのです。
我が家が出国に先駆けて手続きしたのが、おととしの5月。
つまりもうすぐ有効期限が切れるのです。
ちなみに、以前は一旦出国してから再度日本に入国するまでの全期間、この抗体値が継続して基準値を超えている証明を提出できる必要がありましたが、現在では出国時と再入国時のみでOKになりました。
つまり、例えば海外の滞在期間が4年を超える場合、抗体検査自体は2回で済むということです。
(ただし、再入国時の血清がたとえ検査をしてみて抗体の基準値を超えていても、抗体値が継続して基準値を超えているのではなく、一旦証明が途切れている場合、採血日から180日は日本に入れないので、要注意です!!!!)
とはいえ、いつ何時緊急帰国しなければならなくなるかわからないし、何よりも帰国の目処が180日以上前にわかることはあまり考えられない…
ということで、我が家は継続して抗体値の証明を保持しよう!と決めました。
そして、この抗体値の検査ができる機関が、日本の相模原にある『日本畜産生物科学安全研究所』と、ドイツの機関のみのようなのです。
(もしかしたら英米etc.にもあるかもしれませんが…とりあえず中国にはありません

この抗体値の検査のためには、下記の手続きを執りました

我が家は継続の検査なので、マイクロチップは既に埋めてあるし、狂犬病の予防接種も途切れずに打っているので、
①血清を採取する2週間~1ヶ月前に狂犬病の予防接種を打ち、
②これまでの証明書すべて(

採取してもらった血清がこちら。

中の瓶にはマイクロチップの番号が記載されています。
③自分で抗体検査の申請書に飼い主の情報を記入し、獣医さんに必要事項を記入してもらいます。
書式はこちら。

我が家の申請書。
Owner欄を自分で記入して、血清の採取日に持参しました。
半分から下とハンコは獣医さんにお願いします。
④採取した血清は、異国間で持ち運びする場合には動物検疫の対象となるので、その検疫用の書類を獣医さんに作成してもらい、後日自宅に送ってもらう。

この書類なのですが、私が住む深圳では多くの獣医さんは独自で作成代行はできないようで、深圳の検疫に自分で連絡をして検疫官が立ち会いの上で血清を採取してもらい、文書を作成してもらわなくてはならないようです。
それはとっても面倒

というワケで、以前にも行った広州の獣医さんはこの検疫の書類の作成も代行してくれるとのことで、広州の獣医さんに血清の採取もお願いしたのでした。
さて、ここまで準備ができたら、あとは出国するだけです!!!!
血清は冷凍にして持参しました。
手荷物に
・血清
・検疫の書類
・申請書と、検査費用を振り込んだことがわかる書類(ネットバンキングの振込確認画面のプリントアウトなど)
を持ち、いざ広州空港へ

…そう。広州空港

いつもの旅行および一時帰国なら、香港経由の方が近くて便利なのですが…
中国本土と香港では検疫のシステムが違うため、香港に一旦入ってしまうと中国の検疫用の手続きに加えて香港の検疫の手続きも必要になってしまうのです。
これは本当に!!面倒

なので、本土の検疫だけで没問題の広州白雲空港から日本へと向かいました。
チェックイン時に一応、航空会社に血清を運んでいる旨を伝えましたが、
「そうですが、では大切に持って行ってくださいね」
と言われただけでしたw
出発当日は土砂降りの雨。


結局飛行機に搭乗してから機内で3時間待たされて、それから出発となりました。
到着した成田空港で、荷物受け取りホールにある動物検疫所に向かい、持参した書類すべてを見せました。
念のため事前に書類もメール添付にて送って確認してもらっていたので、先方も待っていてくれましたし、内容もすべて問題なし。
あとは翌日、自分でクール宅急便で検査機関に血清と書類一式を送付しました!
これで私の最大の任務が完了~

ああああああ~ホッとした!!!!
あとは抗体値が基準値を超えていることを祈るばかり…
結果は2週間ほどで送付されてくる模様。
私は実家に送ってもらえるよう、依頼しました。
神様、良い結果が出ますように

お疲れ様でした!実は家ももうすぐ更新時期です。
行かれてる病院も広州の同じ病院だと思います♪
ただ、実は私、前回のハンドキャリーは香港から持って行きました。
関空の検疫所に
「書類は出国地点広州になってますが、実際は香港から出発したいんですけど?」
と問い合わせしたところ、
「こちらでは特に問題無いですよ。」
との回答だったので、普通にスーツケースに入れて
深圳湾→香港空港→関空
と言うルートで行ってしまいました(汗)
私も早く今年の手続き終わらせてホッとしたいです~。
そっか~、確かに日本側としてはどこを経由して来たのかということは確認のしようもないですものね!
本当は広州経由よりも香港経由の方が近いし、何かと便利で…
万が一また血清を持って帰国するようなことがあったら、次回はどうしようか、考えちゃうな~。
ホイスくんももうすぐ更新なんですね~。
あぁ、一度お会いしたいです…!!!