Mapu mai ke 'ala Ⅱ

風のなかのつぶやき

想像すること

2020年03月04日 16時50分49秒 | 日記

雨が上がりましたね。

雨に癒されて、街路樹や沿道の花たちがホッとしていることでしょうね。

 

キャストグラス…いわゆるねこぐさもこの通り。

鮮やかな緑の葉先は、クリスタルのように光っています。

吸い上げた水がくるんと丸く乗っかっていて、キラキラ。

なんて可愛いの~!

 

 

3月に入り、暖冬から続く春です。

気温の変動はヒトだけでなく、桜も他の樹木も『おかしいな。変だな』と感じているのでは…。

昨日、満開のモクレンの足もとでコスモスが咲いているのを見ました。

声が聞けたならきっと!

 

こんな原因を作っているのはヒトなので、想像する心を持たなければと。

 

例えば街路樹。

夏は木陰を作ってくれ、秋には見事な紅葉を楽しませてくれますが…

喜びもつかの間。間もなく枝打ちされてしまいます。

もともとは美観のために植えられたはずが、寒々とした秋の光景に。

 

もっというと、コンクリートで固められた根はどんなにか苦しいだろうと想像します。

根がアスファルトを押し上げないように、鉄の重しをしているところさえ。

 

なので、木がアスファルトを押し上げた場所を通るときは、出来るだけ、

根元から離れたところを通るようにしていますが、『ごめんなさい』と心であやまります。

 

ホテルのピッタリくるまれたベッドメイキング。

大の苦手です。あの中では寝られません。

シーツを引っ張って、足が自由に動かせるようにしませんか。

同じような理由で、木に電飾が付けられているのも切ないのです。

木も眠り、昇る朝陽に枝葉を伸ばす…電飾をつけられていては寝られないだろうにと。

 

気づくこと、想像すること。

自分たちの都合の中で暮らしていること。

ほんとうに数えきれない恩恵をいただいています。

大きな感謝と同時に、せめてもの思いやりを持ちたいと思います。