まじませいさく書!!

大阪であーでもないこーでもないと考えながら金属加工をしております。日々の出来事、作ったものをぼちぼちと綴ります

町工場は凄い?

2016年12月07日 | 仕事
昨日、私が社長就任以来ご無沙汰だった銀行の支店長さんが来社された。

もう来ないものだと思っていたんですが、どういう風の吹き回しかと正直怪しんでしまった。。。

トラブルがあったわけでもなく、商売っ気がないという感じですね。

結局、支店長さんが交代で方針が変わったようで、疎遠になっていた会社の掘り起し作業らしい。

支店長さんは昔から取引した町工場の素晴らしさ、反面いまの後継者難などの問題をは熱く語られていました。

NASAから注文がくる夫婦二人の会社、耐震ねじをつくる70才台4人の会社さんなど。

どれも後継者がいなくて、この技術がなくなるのは惜しいと嘆いておられた。

それなら支店長が継がれたらどうですか?

と冗談半分できくと即座に「いやいや」と顔の前で手を振られました。

本質はそこでしょうね。

本当にその会社に未来を感じるなら家族親戚がまず後継者としているだろうし、それが無理なら
他人が是非ともとくる。

それがないという事は技術力はあっても単価が安いなど継続する魅力がないからなんじゃないでしょうか。

町工場のなかでも本当にとんでもない技術を持っている会社はあるかもしれませんが、僅かでしょう。

だいたいは今の取引先に対する慣れからくるコスト競争力であったり、特化した技術力であったりで凄い棲み分けが
出来ていると思います。

町工場は凄いという風潮というのがテレビを見ていて非常に微妙に見えてしまうんですよね。

ひねくれてるなぁ。。。








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