小燕子

　レッドクリフPartⅡを見てきた。昨年Part1を見た時には、２部構成とは知らずに見るといううっかりぶりを発揮し、最後の最後にto be continuedという文字がスクリーンに現れた時にはひっくり返るほど驚いてしまった。そんなわけでPartⅡは意地でも見てやる！と心に誓っていたのだが、無事にミッションを完了したのである。とまあ、そんな経過はともかくとして、さすがにアクションシーンを得意とする呉宇森（ジョン・ウー）監督の作品らしく、映画館の大スクリーンで見ないとダメだなと感じさせる面白い映画であったが、それはまあ今回の日記の本題ではない。
　レッドクリフは三国志で有名な赤壁の戦いを描くものだから、出演者のほとんどは武将なのだが、主役級として２人の女性が登場する。一人は、周瑜の妻で絶世の美女とされていた小喬、そしてもう一人は孫権の妹で男勝りの武人とされていた孫尚香である。小喬役は台湾のモデルとして大人気の林志玲（リン・チーリン）、孫尚香役は中国でやっぱり大人気の趙薇（ヴィッキー・チャオ）が演じている。そもそも役どころがこんなに違うのだから、女優もずいぶん違うタイプだろうとすぐに想像はつくだろう。私の周囲でも圧倒的に多数がリン・チーリンがいいと言っているし、メディアの露出も目にするのはほとんどがリン・チーリンなのである。まあ、確かに二人を並べてみるとリン・チーリンの方が正統派の美人だし、こちらに人気が集中するのも分からないではない。
　　　　　　　

　しかしである！なんて力を入れて主張するほどのことはないのだが、私は絶対に趙薇（チャオウェイ）の方が好みなのである。これはPartⅠを見た時からそう思っていたので、どうも不当に趙薇が低く扱われているような気がして仕方がない。今回ネットで調べてみたら、「少林サッカー」で饅頭屋で働いていてみるみる綺麗になってくる阿梅（ムイ）も演じていたのが判明した。あの映画を見た時も、すごくいいなあと思ってずっと気になっていたのだから、我ながら女性の好みの一貫性には驚くばかりである。ちなみに、Wikipediaを元に簡単にプロフィールを紹介すれば、

○趙薇（Zhào Wēi：英語名 Vicki Zhao)
　1976年3月12日生まれ。中国安徽省出身の女優、歌手。北京電影学院卒業。身長166cm。愛称は『還珠格格』のときに演じた役名から「小燕子(シャオイェンズ)」（可愛い燕ちゃんってくらいの意味ですかね）と呼ばれている。
　中国ではチャン・ツィイー、シュー・ジンレイ、ジュウ・シュンの3人を加え、四小名旦（四大若手女優）として知られる。演技派の売れっ子女優として知られる一方で、中国では暴行事件、激太り、授業料滞納などお騒がせ女優としても知られる。

　最後の「お騒がせ女優」はご愛嬌というところだが、ファッションショーで旭日旗をデザインした服を着たアイドルがいて、中国国内で散々叩かれた事件があったことは知っていたが、その事件の当事者が彼女だというのも今回初めて知った。
　ともあれ、また一人お気に入りの女優が増えたことだけは確かである。いい年して・・・とか、言われそうですけどね