magのひとりアーツ&クラフト運動

mag design labo.の活動ニュースと共に、その身の周りで巻き起こる様々なアートニュースをお届けするブログ。

フロア施工を観察

2012-06-29 18:13:06 | Weblog



マツダユウです。



今週は事務所のフロア施工がありました。
フロアの面積は約36平米。さらにドアの改修と棚を3台。


さらりと作業が始まり、ほとんど休憩もとらずに感動的な手際の良さで作業をし、夕方6時になるとさらりと帰ってゆく姿が印象的でした。
寡黙で渋い大工さんは、たった一人で黙々と作業を続け、丸三日かけ事務所の風景をがらりと変えてしまいました。



プロフェッショナルの仕事を見た気がして、とても単純にかっこいいと感じました。










愛すべき情景

2012-06-23 10:28:10 | Weblog










ハナザワケイタです。







僕の街には大きなコーヒー工場があって

茜色のグラウンドに

ふわっと甘くて苦い香りがすると

いつも決まって雨が降るんだ。



テストがいい点でも

試合に負けても

甘くて苦い香りがすると

いつも決まって雨が降るんだ。





つくしに出会わなくなって

田んぼの中を走れなくなった今も

甘くて苦いあの香りが

僕の愛すべき情景へ連れてってくれる。











私の悩ましい生霊

2012-06-22 20:31:33 | Weblog
マツダユウです。




今回はちょっとおふざけな内容です。
金曜の夜ですのでお許しください。


現在、私はアシスタントとして毎週ブログを更新することになっています。
そうした中で私としては、やはりデザイン事務所のブログですので
ご覧になる方には私自身の“気付き”を共有していただける内容にできるといいなあと思っております。


これを実現するには、日常生活をとても敏感に、そして客観的に見つめながら過ごさなくてはなりません。
これはとても労力のいる作業です。
毎週、コンスタントにそうした“気付き”を見つけ出すことができればわけないことなのですが、
私の脳のCPUはwindows95の頃程度の働きしかできませんので、それはそれは大変な作業なのです。



そして今週はそうした内容をお届けするに、至りませんでした。
こうした現在の心境が、はじめの画像であります。



事務所の中に私の悩ましい“生霊”が今日のブログはどうしたらいいものかと彷徨っているのです。
不謹慎ですが、インテリアの雰囲気に似合っています。



デザインという仕事自体も、こうした悩みや葛藤がつきものです。
私自信はこの仕事に携わらせて頂き未だ半年ですが、
自分自身の生霊とは良い関係を保っていきたいなあと思いました。



金曜の夜ですのでお許しください。

石部の祭り

2012-06-15 17:03:23 | Weblog



マツダユウです。



用宗の事務所を1km程西に向かうと、石部(せきべ)という地域があります。
南北を山と海に挟まれたとても小さな集落で、私も半年程前から石部の住民となっています。


先週末、この石部では祭りがありました。
その祭りがなんとも情緒的ですばらしかったのです。



まず、境内に続く道が住宅街であるために、民家の目の前に屋台が並んでいます。
10店に満たない程の屋台には、昔ながらのコワモテのテキヤさん。
そこに恐れを知らずに「このカキ氷まずいー!」叫び続ける子供たち。



浴衣を着た子供たちは、両親に手を引かれながら御参りに向かいます。



夜には、お世辞にも壮大とは言えないような打ち上げ花火が、五分置きに一発ほど打ち上げられます。
(忘れた頃に次の一発が上がるのでほとんど見落としてしまいます。)
中学生の男子グループと女子グループは、絶妙な距離を保ちつつお互いの会話に聞き耳を立てています。






これらの光景の全てが、私の思う田舎の祭りの典型的なイメージと合致しているのです。
(画質が悪く、雰囲気が全く伝わらないのが残念です。)



大規模で賑わいのある祭りも良いですが、
ローカルで行われる小規模な祭りにこそ心をくすぐられる何かがあるなあと思います。


mag.のある用宗周辺にはこうした「時代の忘れ物」がいたるところに存在します。


駿河区、オススメです。


ストランドビースト(テオ・ヤンセン)

2012-06-11 18:39:49 | Weblog



マツダユウです。



先日、友人と「最近、衝撃を受けたもの」について話をした際、
彼が教えてくれた“ストランドビースト”に私も度肝を抜かれました。




巨大な構造物が風を受け、まるで生き物のようにゆっくりと歩き出す様子は
ナウシカの巨神兵のようでもあり恐怖に近い感情を湧きたてます。



全ての部材が歩行という機能のために無駄なく存在し、
結果としてその大きさからは想像できないような軽快さと動きのシンプルさを持ち合わせています。





膨大な知識と計算を操る能力。
それらをとてもシンプルに魅せるセンス。
私には到底できないような作者のストイックさに強い憧れを持ってしまいます。