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1年生と2年生
算数授業での先生と児童のやりとり。
子どもっておもしろい!

思い出の詰まった 週案  副校長先生との対話 6

2025-07-09 19:55:09 | 日記

 

6月中旬

 

算数講師のつぶやき

 

「1年のTさん。

 『あわせていくつ』の単元で、一度、算数講師と学習した。

 声のコントロールが出来ず、他の児童の声がかき消されるくらいの

 大声で数唱する。

 座っていられない。

 問題の答え『5』を叫び続ける。

 制止すると、さらに大きな声で叫ぶ。

 黒板に貼ってあった答えのカードを持って、逃走・・・

 テレビの後ろに隠れる。

 机の上にのる。

 一番でないと絶望して叫ぶ。

 頑張ろうと思ってプリントを取ったが、急にペースダウンして固まる。

 あと少しで、プリントをやり終えるのに、授業終了のチャイムが鳴り、

 絶望して叫ぶ。

 どの場面でも、学習ボランティアの方々や支援の先生に、助けていただき

 授業を続けることができた。

 

 授業の見通しがもてるように、45分の流れを黒板の右上に書いていると、

 Tさん『先生が今言ったこと、書いておいてほしい。』と要望。

 先生『いいね! 分かりやすい。』 採用(^▽^)/

 

 Tさん、ノートに 自分の考え方を書く。

 先生の書き方と違う。でも、分かりやすい。

 みんなに披露。採用(^▽^)/

 

 先生がこれを探して!というものを、教科書の絵から探し、

 子どもたちが指さす。

 指1本じゃ足りない。

 Tさん、パッと両方の指を使い、4つ、指さす。

 いいね! 採用(^▽^)/

 

 今、Tさんは 算数教室に、『こんにには!』と元気よく一番に来ています。

 金曜日は、最後まで頑張り誇らしい笑顔。

 落ち着いた状態で学習する時間が 増えるといいな。」

 

 

 

副校長のコメント

 

「本人を認め、励ますことで、やる気を引き出したのですね。

 Tさんの輝きを 全体に伝え、採用することで、認め合いの雰囲気も

 作ることができました。これぞ、プロの仕事です。」


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