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わくわく わかる まなぶ さんすう1年生 2年生

1年生と2年生
算数授業での先生と児童のやりとり。
子どもっておもしろい!

思い出の詰まった 週案  副校長先生との対話 5

2025-07-09 11:33:51 | 日記

9月下旬

 

算数講師のつぶやき

 

「2年の『減法のひっ算』の学習で、練習問題に取り組む前に、

 『まだ、ちょっと自信がないな、と思う人はいますか?』

 と聞くと、数人、手を挙げます。

 正直に、周りの目を気にせず、ちゃんと、

 『まだ、自信がありません。ヒントがほしい。』

 『自身がありません。もうちょっと説明してほしい。』

 と言える児童を大切にしていきたいと思います。

 

 その対応として、板書でヒントを書いたり、机間巡視でヒントを

 伝えたりしましたが、十分な時間とは言えません・・・(;´д`)

 がんばれ 先生!

 

 1年の『3つの数の計算』での、児童の反応がおもしろく、

 瞬時に考えて反応するのに感心した。

 先生の読むたし算ひき算の問題文を聞き取り、

 最後に(問題文の『・・・か?』の後)加法減法どちらの問題か、

 『たす』は シュワッチ!

 『ひく』は アイーン!

 のジェスチャーで、児童が一斉に答えました。

 問題文に『たす』『ひく』がひとつから、

 『ひくひく』『ひくたす』のように二つになったときの

 児童の反応!!!(^^)!

 よく考えた!!なるほど!!でした。

 

 

副校長のコメント

 

「分からない、自信がないことを 発信できることが

 大切だと思います。

 先生がなさっているように、手を挙げる経験を重ねる

 ことで、分からいことが、恥ずかしいことではなくなると思います。

 分からないことを隠している、

 分からないと言える雰囲気ではない、

 という状態にならないように、引き続きお願いします。

 

 1年生の活動は、全員が参加できるので、とてもよいですね。」

 

 

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思い出の詰まった 週案  副校長との対話 4

2025-07-08 10:37:12 | 日記

7月中旬の週案から

   

算数講師のつぶやき

 

「2年『3けたの数』では、数直線で 3けたの数を読み取った。

 1目盛りが、1,5,10と変わることで、読み取り方が変わる。

 

 はじめ戸惑っていた児童が、数唱の『1とび』『5とび』『10とび』と

 結びついたとき、『分かった!』と言って、自信をもって発言する

 ことができた。

 

 この学習の最初にみんなで唱えた

 『50,51,52・・・』

 『5,10,15,20・・・』

 『10,20,30・・・』

 が、数直線と結びついた。

 

 1年の算数では、言葉や文章の読み取りができると、

 算数的な思考もちゃんとできると実感した。

 

 『3まいある』

 『1まいだす』

 『1まいもださない』

 の言葉を 操作的に理解していないと、ひき算の立式ができない。

 

 また、テストでも、授業中の問題も、

 何を求められているのか 文脈を読み取らないと答えられない。

 

 国語って大事です。

 

 

副校長のコメント

 

「授業のはじめに、みんなで唱えるのは、すごく大事ですな。

 数直線とつながるなんて、すばらしいです。

 九九と同じように、繰り返し唱えることで、体が勝手に反応します。

 『分かった!』と言う子がいたとのこと。

 この言葉は、教師にとって、とても嬉しい言葉です。

 

 『国語って大事です。』そう思います。すべての教科につながります。

 

7月下旬

 

算数講師のつぶやき

 

「2年の『3けたの数』の学習(何十、何百の計算の仕方を考える)で、

 各自『50円のガムは 買えるのか?』という問題の結論と理由を

 書いた。

 それぞれ、式に書いたり、文章で書いたりして、自分の考えを書く

 ことができた。

 結論に導くために、加法を使ったり、減法を使ったり、多面的に

 考えることができた。(*^▽^*)

 

 1年の『どちらがながい』のプリントでは、

 *順位を書く

 *マスの数を書く

 *〇を付ける

 のように、答え方が いろいろだった。

 そのため、問題文をしっかり読まず、前の問題の答え方を

 続けてしまい、誤答してしまう児童が多かった。

 問題文を正しく読み取る力が育たないと、誤答を減らすことが

 できないと実感。

 先週と同じですが、国語って大事です。

 

 

副校長のコメント

 

「『50円のガムは 買えるのか?』

 このような学習課題は、子どもたちにとって、身近で

 考えてみたくなるものなのでしょうね。

 出来ることなら、拝見したかったです。

 子どもたちが、多面的に ああでもない こうでもない こう考えたら?

 と思考をめぐらせて、議論する姿は、見ていて嬉しくなります。

 これからも、このような授業展開をお願いします。

 

 問題文については、落ち着いて、丁寧に取り組む姿勢も 大切ですね。」

 

 

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思い出の詰まった 週案  副校長先生との対話 3

2025-07-07 10:28:35 | 日記

週案と副校長

 私が小学校1,2年の算数講師をしていた時、週の学習計画欄の横に、

前週の授業の反省、前週の授業で起こった面白いことや考えさせられたこと、

今週の授業への意気込み、今週の授業のねらいなど、自由に感想や意見を書いていた。

 その感想や意見に対して、毎週 副校長が返事を書いてくれた。

 

 副校長は朝から夜まで忙しく、私は他の学校の講師を掛け持ちしたり、

両親の介護をしたりして忙しく、お互いに落ち着いて話をする時間は無かった。

 直接、言葉を交わす時間は少なかったが、この週案の言葉のやりとりで、

いつも今の自分の授業に対する思いや情熱を持ち続けていくことができた。

 それは、副校長の書いてくださる言葉が、

①共感に満ちている

②こちらの迷いに方向を示してくれる

③おもしろい!と興味を示してくれる

④やる気を出させてくれる

 言葉だからです。

 

 学校は、子どもも教職員も、希望いっぱいの明るい場所ですが、

いろいろな問題を抱える、緊張した混乱した、

みんなギリギリの状態の場所でもあります。

 緊迫した、抱えきれないほどの大変なことと、日々向き合う

気力や元気を 副校長からいただきました。

 

 50歳という若さで、突然亡くなった副校長先生。

先生への感謝と尊敬を込めて、週案での2人のやりとりを書きます。

 

 しばらくの間、このブログでやり取りの言葉を紹介します。

 

1月中旬

 

算数講師のつぶやき

「先週、金曜日から1年生は、『おおきいかず』の学習がスタートした。

 金曜日の授業では、

 ① 数唱(1とび→10とび)

 ② 数唱(分担読み)

 ③ 数え方(みんなで)

 ④ 数え方(ひとりで)

 ⑤『一のくらい』『十のくらい』の言葉

 という順番で学習した。

 

 とてもおもしろかったのは・・・

 

 数唱で、先生と児童がくらいを分けて読んだところ、

28 先生『にじゅう』 児童『はち』

29 先生『にじゅう』 児童『く』

30 先生『さんじゅう』児童『れい』『ゼロ』

 この後、ざわつく教室・・・『あれ?』『変だよ』

 

 児童の意見を聞きました。

 先生が『さん』と言って、児童が『じゅう』と言う。

 先生が『さんじゅう』と言い、児童は『・・・』何も言わない。

 意見が分かれました。

 

 そこで、30の次の数、31を言ってみた。

 先生『さんじゅう』 児童『いち』

 その瞬間、Kさんが、膝をたたいて『分かった!』

 『30の0は、何も言わない。!』

 

 一のくらいと十のくらいを分けて読む数唱から、

 位の空位は読まないと分かった瞬間でした。!(^^)!

 

 

副校長のコメント

 

「おもしろいですね。

 このゲームを通して、一の位には、何もないことが分かりますね。

 先生が教えれば、一言で終わってしまうところですが、この活動を

 することで、教えることができるようになり、よりよい学びとなるのですね。

 小学校はこうありたいですね。」

 

   

1月下旬

 

算数講師のつぶやき

 

「Y先生からいただいた資料、算数習熟度調査を見た。

 ちょうど今、学習している『数のしくみ』

 のところの理解が落ち込んでいた。

 

 数のしくみの概念を定着させるために

 

① カードで数の合成・分解

② 1とび、5とび、10とび、100とびの数唱

③ 4けたの数の位表で、合成・分解

④ 身近なお金で数のまとまり

 など指導の工夫をしてみた。

 児童の理解度は どうだろう・・・

 

 難しいのは、空位。

 

 『四千二十五』➡『4215』

 

 『1000を3こ、10を4こ』➡『13004』

 

 という誤答。(;´д`)トホホ

 

 

副校長のコメント

 

「位取り表をしつこく使うことで、空位に対する意識をもてると思い、

 いつも 小さく印刷して切った位取り表を準備して、教室に

 置いておくようにしました。

 また、10のかたまりで、上の位へ行くことを、具体物の操作で

 身に着けさせることも大切ですね。

 手がかかっても、一手間二手間をかけていきたいですね。」

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思い出の詰まった 週案  副校長先生との対話 2

2025-07-06 19:51:53 | 日記

週案と副校長

 私が小学校1,2年の算数講師をしていた時、週の学習計画欄の横に、

前週の授業の反省、前週の授業で起こった面白いことや考えさせられたこと、

今週の授業への意気込み、今週の授業のねらいなど、自由に感想や意見を書いていた。

 その感想や意見に対して、毎週 副校長が返事を書いてくれた。

 

 副校長は朝から夜まで忙しく、私は他の学校の講師を掛け持ちしたり、

両親の介護をしたりして忙しく、お互いに落ち着いて話をする時間は無かった。

 直接、言葉を交わす時間は少なかったが、この週案の言葉のやりとりで、

いつも今の自分の授業に対する思いや情熱を持ち続けていくことができた。

 それは、副校長の書いてくださる言葉が、

①共感に満ちている

②こちらの迷いに方向を示してくれる

③おもしろい!と興味を示してくれる

④やる気を出させてくれる

 言葉だからです。

 

 学校は、子どもも教職員も、希望いっぱいの明るい場所ですが、

いろいろな問題を抱える、緊張した混乱した、

みんなギリギリの状態の場所でもあります。

 緊迫した、抱えきれないほどの大変なことと、日々向き合う

気力や元気を 副校長からいただきました。

 

 50歳という若さで、突然亡くなった副校長先生。

先生への感謝と尊敬を込めて、週案での2人のやりとりを書きます。

 

 しばらくの間、このブログでやり取りの言葉を紹介します。

 

12月中旬

算数講師のつぶやき

「1年 星(仮名)さん物語。

 星さんは、算数教室に遅く来て、遅く帰る。

 前の時間の片づけや着替えに時間がかかり、

 他の児童の数分後に来る。

 授業中、すぐに課題に取り掛からないで、ボーっとして

 優しく言っても、厳しく言っても、ボーっとしているので、

 結果、授業の最後に残って課題をやって帰るので、

 みんなより遅く帰る。(教室でも同じ感じらしい。)

 

 しかし、ここ2回、授業中に課題に取り組み、授業内に

 課題が終わった。(*^▽^*)💮

 奇跡⁈ 偶然⁈ 続いてほしい!

 

 木曜日には、進んで前に出て、お金の十円玉と一円玉、五円玉を

 使い、78円をつくることに挑戦した。

 進んで出たものの、お金の動かし方に自信がない。

 その姿を見守る22人の児童が、必死に、声を出さずジェスチャーや

 指や手で、

『あと10!』とか『あと1!』と、星さんを応援。💮

 教師も星さんの耳元でささやく。

 星さんが正解にたどり着き、24人で喜びました。(*^▽^*)💮

 

*文中の    は、副校長がいいね!の下線を引いた部分。💮も。

 

 

副校長のコメント

「この授業が、星さんの自信や安心に つながるといいですね。

 たくさん経験させて、多くの成功体験を 積ませたいです。」

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思い出の詰まった 週案  副校長先生との対話

2025-07-06 11:48:16 | 日記

 週案と副校長

 

 私が小学校1,2年の算数講師をしていた時、週の学習計画欄の横に、

前週の授業の反省、前週の授業で起こった面白いことや考えさせられたこと、

今週の授業への意気込み、今週の授業のねらいなど、自由に感想や意見を書いていた。

 その感想や意見に対して、毎週 副校長が返事を書いてくれた。

 

 副校長は朝から夜まで忙しく、私は他の学校の講師を掛け持ちしたり、

両親の介護をしたりして忙しく、お互いに落ち着いて話をする時間は無かった。

 直接、言葉を交わす時間は少なかったが、この週案の言葉のやりとりで、

いつも今の自分の授業に対する思いや情熱を持ち続けていくことができた。

 それは、副校長の書いてくださる言葉が、

①共感に満ちている

②こちらの迷いに方向を示してくれる

③おもしろい!と興味を示してくれる

④やる気を出させてくれる

 言葉だからです。

 

 学校は、子どもも教職員も、希望いっぱいの明るい場所ですが、

いろいろな問題を抱える、緊張した混乱した、

みんなギリギリの状態の場所でもあります。

 緊迫した、抱えきれないほどの大変なことと、日々向き合う

気力や元気を 副校長からいただきました。

 

 50歳という若さで、突然亡くなった副校長先生。

先生への感謝と尊敬を込めて、週案での2人のやりとりを書きます。

 

 しばらくの間、このブログでやり取りの言葉を紹介します。

 

2月初旬

算数講師のつぶやき

「時々、教師も人間だもの・・・と逃げたくなります。

 自分の間違いが続くと、落ち込みます。

 ふざけあってると思って、注意したら、授業内容の確認を

 隣同士でやっていることが分かったり・・・

 間違いを直したら、間違っていないものまで直したり・・・

 

 そんな間違いも、『ごめんなさい。』と謝ると、

 許してくれる優しい子どもたち。ありがとう。

 

 ゆっくりコースの子どもたちと、『テープ図を使って考えよう。』を

 学習している。

 加法逆や減法逆など じっくり考えないと間違う問題が続いています。

 ゆっくりコースなので、一つ一つ順を追って、学習しています。

 

 先週金曜日、『これだったら、すぐにできるかな?』と判断し、

 授業時間の残り5分で、プリントの問題を解かせた。

 あらら~、急がせちゃったら、ダメなのね~

 

 月曜日、子どもたちに『急がせちゃってごめんなさい。じっくり考える

 時間を今日はつくるからね。』と言って、学習を始める予定です。」

 

副校長のコメント

「児童との信頼関係が しっかりできているからこそ、

 先生の失敗を許してくれるのだと思います。

 日頃から、先生が、一人一人を大切にして、楽しい授業をして

 くれていると、子どもたちにとって 先生が大切な存在となるのだと

 思います。いつもありがとうございます。」

 

 

 

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