マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

愛あるゆえの厳しさ

2017年06月16日 | 凰稀かなめ様
先日のラジオでのお話。
かっこいいリーゼントの上級生に「どうやったらそんなにかっこいい髪形になれるんですか?」と聞いたら「私が何年間もかかってやっと手に入れたものをそんなに簡単に教えられるわけないじゃん。」みたいなこと言われて「クソ~!」と思ったかなめちゃん。
日々、観察し研究し、ダメだしされてもめげずに工夫を重ねていたら、公演の最終日の頃にはその上級生がやり方を見せてくださったそうです。
聞いたらすぐに優しく教えてくれたり、何やっても褒めてくれたりする人は優しくていい人って思われがちだけど、実はそうではないんですよね。教えてもらうんじゃなくて自分で掴み取ることが大切。

以前、ある俳優さんが仰ってて印象的だった言葉、「役者殺すにゃ刃物はいらぬ、上手上手と褒めりゃいい」。
褒められていい気になってたらすぐに転落します。

海老蔵さんも言ってました。「自分のファンの方は、自分のことを好いてくれてるから何でも褒めてくださるけど、海老蔵を嫌いな方は悪い所を指摘してくれる。だからこそ有難い。そういう人にも気に入ってもらえるように悪い所を一つ一つ直していけばいいんだから。」って。
ヤンチャな若い頃を知ってるだけに大人になったね~と感慨深い。

真の愛情があるからこその厳しさ、かなめちゃんは身をもって経験してきたからこそ、そうやって下級生たちに接してきたんだろうな。
そしてその愛をきちんと受け止められる人だけが大成できるんでしょうね。

そして天狗になり努力せず与えられることを良しとしている人は消えていくのでしょう。

前田美波里さんが劇団四季のコーラスラインのオーディションを受けて落とされたにも拘わらず食らいついて役を勝ち取った話も衝撃的でした。