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アニメ大国

2013-01-19 18:51:55 | 日記




アニメ大国といえば日本でしょう。P(大国ゆえの不幸は、子供もオタクの大人も、バーチャルの世界にはまり、現実逃避することでしょうか。しかし近年の現実社会はバーチャルの世界以上に波乱に満ちて、もう逃避することさえも許しません。)

アメリカのディズニーアニメは世界中で人気ですが、戦時中は、ミッキーマウスが戦闘機で日本軍の零戦を撃墜するシーンや、チャップリン独裁者顔負けのアニメ映画「総統の顔」など戦争風刺もありました。反日アニメはディズニーでも日本での評判は悪いでしょうね。しかし当時ウォルトは政府に要請されたわけでもなく、積極的に自ら戦争風刺のアニメを作りました。また、ウォルトは『南部の唄』では人種差別主義者のレッテルも貼られ、ディズニー社の主要部には黒人と女性は雇わなかったとも言われるほど白人・男性優位意識の強い保守主義者の顔もありました。


総統の顔、昭和天皇・ヒトラー・ムッソリーニ
(正直なところ、ディズニーが「総統の顔」で描いたのが、東條や近衛でなく裕仁親王であられたことに、少しショックを受けました。しかし、ディズニーランドが大好きな今日の日本の若者は、ヒロヒトラー(Hirohitler)と聞いても、もうほとんど理解もできないと思いますP。)

 日本では文化庁が芸術振興策として1997年から芸術祭を開催し、アニメーション賞を設け、アニメを支援し始めました。第一回目の大賞は「もののけ姫」で、「千と千尋の神隠し」が2001年、「クレヨンしんちゃんアニメ」2002年、「時をかける少女」2006年、「魔法少女まどか 마마마 小圓」も2011年に大賞を受賞していますよ。

千与千寻


 中国の2011年アニメ白書「中国アニメ産業発展報告書2011」が公開され、報告によると、中国国産のアニメは385本も2010年中に製作され、アニメ映画も16本が製作されたそうです。製作数では、もう中国のアニメ製作数は日本を超えており、世界一のアニメ大国にもなったと中国では報道されました。しかし、中国アニメは(シーヤンヤンとホイタイランはディズニーと提携し世界進出しましたが)海外では、まだ人気もなくパクリ疑惑さえあります。量はともかく質的には、ディズニーアニメや日本アニメの水準には、まだほど遠いと思います。

 でも、中国人も韓国人も日本のアニメ(動漫)が大好きです。(1980年代に「改革開放」政策が始まったとき、「鉄腕アトム(鉄臂阿童木)」が中国のテレビで報道され、先進国日本の科学と勧善懲悪と自由の精神が6・4の若者にも影響したと言う人もいます。かつては、日本アニメや日本ドラマで育った中国の若者は、台湾のように哈日的でした。)

 「鉄腕アトム」だけではありません。「花仙子」「聡明一休」「机器猫」「機械戦士高達」「足球小将」「蝋筆小新」「櫻桃的小丸子」「名探偵柯南」「七龍珠」「火影」「新世紀福音戦士」「美尐女戦士」「灌藍高手」など、人気アニメは、みんな日本からの輸入だったのです。

 最近の漫画では、中国嫁日記(日本の漫画家に嫁いだ中国嫁漫画)が日本で人気ですが日在日本(日本留学した中国人留学生漫画)も中国ネットで人気です。J

  巴拉拉小魔仙(広州の魔法少女)
 
   喜羊羊与灰太狼(世界的人気の中国アニメ)
 
 日本アニメには、すぐれたマンガ文化の歴史の蓄積と、最近のゲーム産業や秋葉のようなオタク文化やコンテンツ事業とも連携した幅もあり、単に娯楽に留まらず、人間の内面や社会さえも反映する奥深さや面白さがあり大人向けのものも多いです。(でも、最近のいやらしい作品やナンセンスや破壊ものはちっとも面白くないです。J)


 そして、アニメの基本の漫画が従来から日本のお家芸であり、アトム(鉄臂阿童木)やドラエモン(机器猫)の時代から、日本の人気アニメは国内だけでなく、全世界に輸出されていて、今日は世界中で広く愛されており、戦後に日本が誇れる文化のひとつだとも思います。

  ミスパフ(中国アニメも、面白い個性的な作品が増えてきましたねP)

 
 コンテンツ事業の強化という点では、韓国の金大中の成功が有名です。1998年金大中が大統領に就任したのはアジア通貨危機の直後であり、韓国は経済的な危機が続いていました。金大中政権は引き続きIMFの介入を全面的に受け入れた上で、経済改革にも着手し、IT産業奨励やビッグディール政策(財閥間の事業交換、統廃合)で韓国経済の建て直しを図りました。危機を脱した韓国は内外から「IT先進国」と呼ばれるようになり、サムスン電子や現代自動車の世界市場での地位を高めた功績は今日まで評価されるものです。
 また、金大中は2000年に、北朝鮮の平壌で金正日総書記と南北首脳会談を実現させ、太陽政策で南北首脳会談などの平和構築が評価され、韓国初のノーベル平和賞も受賞しました。しかし、金大中の功績は、それだけでに留まりませんでした。1998年の『文化大統領』宣言を契機として、国策としてドラマなどの文化産業の振興にも積極的に取り組んだ成果は、アジアに「韓流」をもたらしました。

  大長今(チャングムの誓い)

 「韓流」とは、韓国製の映画やテレビドラマの流行を指し、香港や台湾などの中国圏で生まれた言葉でした。その後「韓流」は中国本土や日本にも広まり、世界中にも広まりました。

 韓国の朴槿恵・次期大統領も1月16日午後に、ソウル市内で行われたアニメーション「ポロロ」シリーズの試写会に出席し、アニメなどの文化コンテンツ産業が韓国の主力産業になるよう政策的に後押しすることを述べています。

뽀로로


 かつて、日本には、漫画、映画などの作品を展示するための美術館「国立メディア芸術総合センター」の設立構想がありました。
「アニメの殿堂」とも呼ばれました。

 それは、第一次安倍内閣で構想が提起されたものでした。(かつての安倍首相は、2006年9月29日に所信表明を行った際に、「アニメや音楽などのコンテンツ事業の強化を行う」ことを宣言していたのでした。)その後に、安倍政権に政策を引き継いだ福田内閣時代の2007年12月に「文化芸術の振興に関する基本的な方針(第2次基本方針)」が閣議決定され、そのなかで国立メディア芸術総合センターの設立が正式に明記されました。

 しかし、アニメ好きの麻生太郎首相の時代には、国立メディア芸術総合センター設立構想は「アニメの殿堂」設立構想とも呼ばれ、民主党などから批判がされました。

 当時廃止された生活保護母子家庭への手当(母子加算)を復活するのに必要なのは90億円(半年)なのに「アニメの殿堂」設立予算は117億円もする無駄づかいとも批判されました。また、実はアニメ産業を支援するものでもなく、麻生太郎首相の趣味による無駄遣いのようだとの批判さえおきました。

その後、政権交代となったため、民主党政権は、この点は公約どおり、2009年10月16日に閣議決定により予算執行を停止させました。安倍晋三が宣言し麻生太郎が具体化しようとした「アニメの殿堂」ですが、民主党政権で夢と消え去りました。

  ジブリ

 今般、日本を取り戻すと公約して復活した第二次安倍内閣は、さっそくアニメ好きの麻生太郎をを副総理兼財務大臣兼金融担当大臣として入閣させました。
 果たして、再生安倍内閣は「アニメの殿堂」も取り戻すことができるのでしょうか。


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