研究テーマ
よりよく生きるための基盤となる道徳性の育成
〜考え、議論する道徳を通して〜
研究方法「考える発問と評価を工夫する」


検討
道徳の理解は3つ
人間理解
価値理解
他者理解
一座建立では、フランス人の青年と日本人の義雄の対比が目立つ。
青年は、周りの事を考えられ、行動ができる人。
義雄は、周りに迷惑をかけている人を見ても、何もしない人。わかっちゃいるけど、行動に移せない。
この2人の何が違うのか。
行動が違う。
何が違うから、行動も違ってくるのか。
違いはどこからくるのか。
周りを考えられるか、そうでないか。
この考えられる人と考えられない人の違いは何か。
みんなの場所という公的な空間なのか、自分の家と同じ私的な空間なのか。
つまり、公徳心とは、自分は、集団の一員であるという自覚をもつことによって、周りの事を考えて、自発的に行動できる心ということ。規則でやるのではなく、あくまでも自発的に。
みんなの場所だから、静かにしよう。など。
一座建立には、状況がころころと変わる。
これは、店内なら同じ時間に同じ空間で食事をとるという集団。
塀の上の空き缶なら、地域や市内というコミュニティ。
フランス人の存在は、日本人として。
このように、中学生にも、同じ学級の一員、同じ学校の一員、同じ地域の一員、同じ市内の一員、日本人の一員など、視野を広げて公徳心を自覚してもたせたい。
安田博之校長の研究部長便り
1授業のもとをつくる
授業づくりは、授業のもとをつくることから始まる。
授業のもとをつくることは、この授業で教師が何をすればよいかを、自分にも子どもにもわかる言葉を使って、一言で言い切れるまで授業を焦点化することである。
それが的確であればあるほど、授業展開は、自ずと浮き彫りになってくる。
2内容項目を理解する
道徳の授業における教材研究というと、教材を分析することと捉えがちである。
しかし、道徳化における教材は、本時で取り上げる内容項目を中心に、個々の内容項目が構造的に組み合わされたものであるから、まず、取り上げる内容項目について、指導要領と教師自身の体験をもとに、自分にも子どもにも、わかる言葉で理解することが重要である。
その理解が確かになればなるほど授業のもとができてくる。
3指導要領解説の内容項目を理解する
公徳心及び社会連帯の自覚を深め、よりよい社会の実現に努める。
⑴公徳心の意味
公徳心とは、公徳を大切にする心。
公徳とは、社会生活の中で守るべき正しい道。
社会生活の中で守るべき道徳。(広辞苑)
道徳とは、人として踏み行うべき道。(広辞苑)
道とは、道理。(広辞苑)
道理とは、ものごとの、そうあるべき筋道。ことわり。(広辞苑)
ことわりとは、道理(広辞苑)
まとめ1 社会生活において、人間として行うべき行動を大切にする心
⑵公徳心のよさ
住みよい社会を実現できること。
⑶社会連帯の自覚の意味
社会連帯とは、社会すべての人々が、互いに助け合い励まし合うこと。
または、一人一人が、共に手を携え協力し、誰もがあんしんして生活できる社会をつくっていこうとすること。
⑷社会連帯のもとになるものは、
自分も他人もともどもに、よりよく生きようとしていることの自覚。
⑸自覚とは、自分で感じ取ること。(広辞苑)
まとめ2自分も他人も共によりよく生きようとしていることを理解し実感することによって、社会のすべての人々は互いに助け合い励まし合うものであると理解し実感すること。
まとめ3社会生活において、人間として行うべき行動を大切にする心を深める。自分も他人も共によりよく生きようとしていることを理解し実感することによって、社会のすべての人々は互いに助け合い励まし合うものであるという、理解と実感を深める。
⑹指導の方向
自分も社会の一員であるという自覚を深めることによって、互いに積極的に協力し合おうとする意欲を育てる。
自分も集団の一員なんだという意識が、よい行いをしようという実践意欲に結びつくのではないか。
⑺よりよい社会を実現するために必要な態度
公徳心と社会連帯に対する深い自覚とともに必要な態度
ア 社会生活を営む上で必要な約束やきまりを重んじる態度
イ 社会生活において互いに迷惑をかけることのないような行動の仕方
ウ 自他への配慮
エ 深い思いやり
オ 進んで社会とかかわり積極的な生き方を模索しようとする態度
よりよく生きるための基盤となる道徳性の育成
〜考え、議論する道徳を通して〜
研究方法「考える発問と評価を工夫する」


検討
道徳の理解は3つ
人間理解
価値理解
他者理解
一座建立では、フランス人の青年と日本人の義雄の対比が目立つ。
青年は、周りの事を考えられ、行動ができる人。
義雄は、周りに迷惑をかけている人を見ても、何もしない人。わかっちゃいるけど、行動に移せない。
この2人の何が違うのか。
行動が違う。
何が違うから、行動も違ってくるのか。
違いはどこからくるのか。
周りを考えられるか、そうでないか。
この考えられる人と考えられない人の違いは何か。
みんなの場所という公的な空間なのか、自分の家と同じ私的な空間なのか。
つまり、公徳心とは、自分は、集団の一員であるという自覚をもつことによって、周りの事を考えて、自発的に行動できる心ということ。規則でやるのではなく、あくまでも自発的に。
みんなの場所だから、静かにしよう。など。
一座建立には、状況がころころと変わる。
これは、店内なら同じ時間に同じ空間で食事をとるという集団。
塀の上の空き缶なら、地域や市内というコミュニティ。
フランス人の存在は、日本人として。
このように、中学生にも、同じ学級の一員、同じ学校の一員、同じ地域の一員、同じ市内の一員、日本人の一員など、視野を広げて公徳心を自覚してもたせたい。
安田博之校長の研究部長便り
1授業のもとをつくる
授業づくりは、授業のもとをつくることから始まる。
授業のもとをつくることは、この授業で教師が何をすればよいかを、自分にも子どもにもわかる言葉を使って、一言で言い切れるまで授業を焦点化することである。
それが的確であればあるほど、授業展開は、自ずと浮き彫りになってくる。
2内容項目を理解する
道徳の授業における教材研究というと、教材を分析することと捉えがちである。
しかし、道徳化における教材は、本時で取り上げる内容項目を中心に、個々の内容項目が構造的に組み合わされたものであるから、まず、取り上げる内容項目について、指導要領と教師自身の体験をもとに、自分にも子どもにも、わかる言葉で理解することが重要である。
その理解が確かになればなるほど授業のもとができてくる。
3指導要領解説の内容項目を理解する
公徳心及び社会連帯の自覚を深め、よりよい社会の実現に努める。
⑴公徳心の意味
公徳心とは、公徳を大切にする心。
公徳とは、社会生活の中で守るべき正しい道。
社会生活の中で守るべき道徳。(広辞苑)
道徳とは、人として踏み行うべき道。(広辞苑)
道とは、道理。(広辞苑)
道理とは、ものごとの、そうあるべき筋道。ことわり。(広辞苑)
ことわりとは、道理(広辞苑)
まとめ1 社会生活において、人間として行うべき行動を大切にする心
⑵公徳心のよさ
住みよい社会を実現できること。
⑶社会連帯の自覚の意味
社会連帯とは、社会すべての人々が、互いに助け合い励まし合うこと。
または、一人一人が、共に手を携え協力し、誰もがあんしんして生活できる社会をつくっていこうとすること。
⑷社会連帯のもとになるものは、
自分も他人もともどもに、よりよく生きようとしていることの自覚。
⑸自覚とは、自分で感じ取ること。(広辞苑)
まとめ2自分も他人も共によりよく生きようとしていることを理解し実感することによって、社会のすべての人々は互いに助け合い励まし合うものであると理解し実感すること。
まとめ3社会生活において、人間として行うべき行動を大切にする心を深める。自分も他人も共によりよく生きようとしていることを理解し実感することによって、社会のすべての人々は互いに助け合い励まし合うものであるという、理解と実感を深める。
⑹指導の方向
自分も社会の一員であるという自覚を深めることによって、互いに積極的に協力し合おうとする意欲を育てる。
自分も集団の一員なんだという意識が、よい行いをしようという実践意欲に結びつくのではないか。
⑺よりよい社会を実現するために必要な態度
公徳心と社会連帯に対する深い自覚とともに必要な態度
ア 社会生活を営む上で必要な約束やきまりを重んじる態度
イ 社会生活において互いに迷惑をかけることのないような行動の仕方
ウ 自他への配慮
エ 深い思いやり
オ 進んで社会とかかわり積極的な生き方を模索しようとする態度
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