goo blog サービス終了のお知らせ 

南相馬市ふるさと回帰支援センター

南相馬市ふるさと回帰支援センターより、南相馬の情報や移住の案内などを発信。なんでもきいてけろ。

「小高だいこんかりんとういかがですかぁ~♪」     ~ 南相馬市ふるさと見聞録 ~ 

2012年09月08日 | 日誌

 「小高だいこんかりんとう、いかがですかぁ~♪」 
 

 小高商業高校は現在、福島第一原発事故による避難指示によって20キロ圏内となったため警戒区域となり

 現在は原町高校内にてサテライトとして再開しています。

 小高だいこんかりんとうは元々小高区でとれる甘くておいしい「金房大根」を使用していましたが今は震災の

 影響で収穫できなくなってしまった為、放射線量をチェックした上、安全安心を確認した会津産の大根で代用

 しているそうです。

 先月はぴスタで放送された道の駅南相馬の中でもこの「だいこんかりんとう」は紹介されていました。

 「だいこんかりんとう」は小麦粉とおからの生地に大根をペースト状にして練り込み揚げたもので、味はプレ

 ーンと胡麻入りの2種類。素朴な風味が生きてる結構シンプルなお菓子ですがそのシンプルさと、さくっとし

 た味わいが大人気!価格はなんと280円!今では年間2万袋を超える売上があるというから驚きです!

 この日、小高商業高の1年生の生徒さん達6人は時々吹き荒れる浜風に立ち向いながら道の駅に来られるお客様

 一人一人に声を掛けていました。がんばれ!小高商業高校!その笑顔その元気ふるさとへとーまれ!


 >>南相馬市ふるさと回帰支/援センターHPへ 





防災の日 原町無線塔を偲ぶ  ~南相馬市ふるさと見聞録~

2012年09月01日 | 日誌
 9月1日は防災の日。

 
 1923年9月1日に起きた関東大震災。その大参事を決して忘れないためにこの日が作られたという事は

 多くの方がご存じのとおり。

 「関東大震災」という言葉を聴くと南相馬市民が思い出す名前があります。それは「原町無線塔」です。

  関東大震災が起こる2年ほど前の1921年7月に旧原町市のシンボルとしてそびえたった原町無線塔は、

 高さ200メートル、その当時としてはアジアで最も高い建築物だったそうです。

 「高い建築物だから日本国中でどこに建てるか捜したらしいよ。そこで選ばれたのが原町だっただ!地盤が

 固いって事でね」よく地元の方が教えてくれていた言葉です。その言葉は東日本大震災により照明される事

 となりました。(原町区内ではほとんど倒壊家屋がなくその地盤の強さが証明されました)

 一躍「原町無線塔」を有名にしたのは皮肉なことに関東大震災でした。当時第一報を無線通信によって世界

 中に打電したのです。大正から昭和と約60年に亘って活躍した原町無線塔もコンクリート壁の崩壊など建

 物の劣化により危険と判断され、昭和57年に解体、撤去されました。

 当時を知る地元の方にお話を聞くと「八木沢峠からも無線塔がよく見えたんだ。そうするともうすぐ原町だ

 なんて目印代わりにしていたのもんな。段々老朽化してきてなぁ。無線塔の横を通るとばらばらとコンクリ

 ート片が落ちてくるようになってな、危ないから近寄るな、なんて言われたりもしたな。」と懐かしんでい

 ました。それほど親しまれていた無線塔を何とか残したいという感情は根強く、当時の原町市や原町ライオ

 ンズクラブの方のお力により、10分の1のミニチュア無線塔を道の駅南相馬向い側に見ることができます。

     

 
 そして、実物の原町無線塔の跡は高見公園となり、地元の方に愛されていたかを表すように「無線塔跡花

 時計」の名づけられた称や当時の無線塔の雄姿を写した看板建てられました。


  

  
 
  
  東日本大震災を経験した私達。「想定外」というあやふやな言葉に奔老され続けたあの日々を決して忘れ

  ては行けないと強く感じています。「想定外」なんて言葉を二度と使わないように、しっかりと防災意識

  を向上させましょう!南相馬市では家庭用防災無線の無料貸出し(申請要)や南相馬市緊急情報等メール

  サービス
(登録要)なども行っています。詳しくは南相馬市HPからご確認ください。

 
 
>>南相馬市ふるさと回帰支/援センターHPへ 

アロマでリラックス♪ ハンドトリートメント体験しちゃお♪  南相馬市ふるさと見聞録

2012年08月30日 | 日誌
 アロマでリラックス講座がボランティアで南相馬市に来られている仲路美和子さん、そして奥代智子さんをお迎えして

 開かれました。実はお二人はこちらにこられると農家民宿をご利用して下さるお客様。

 今回も「常宿は農家民宿~!」でいこうかどうか迷った位。お会いするのは初めてですが民宿のお母さ

 んからお二人の活動はすでにリサーチ済み。ボランティアさんを多くお泊めしている農家民宿さんのお母さんって本当

 にすぐ仲良くなるんですよ。もちろん話しかけないでほっといて光線を放っているお客様もいるそうで、そ

 れがわかる大人の接待を心がけているかどうかはわかりませんが。それを察知しておもてなしするんだからほんとすご

 いですよね。「赤ちゃんを産んだばかりのママや赤ちゃんのマッサージをして下さっているんだって」という感じでお

 聞きした時にそんなに妊婦さんが市内にいるのかなぁ?という疑問を持っていたんですが調べてみると結構いらっしゃ

 るんです。避難先からお産の為に南相馬市の実家に来られて出産される方が。実家(ふるさと)で産みたい!その想い。

 
            
 参加者は20代から60代まで13名。最初はぎくしゃくしていましたが講座が進むにつれて段々とうちとけていくの

 がわかります。こういうのを世代交流っていうんでしょうか?色々な話をしながらのマッサージは心も解放していきます。

  

 お二人はベビーマッサージや母乳ケアなど産後の母子のケアをはじめ、介護者や高齢者、障害をお持ちの方などを訪問

 されてのマッサージなどで積極的に活動されているそうです。楽しい時間はあっという間に過ぎていきました…。

  
  >>南相馬市ふるさと回帰支/援センターHPへ 

「ふくしまインドアパーク南相馬」がオープン!     南相馬市ふるさと見聞録

2012年08月23日 | 日誌
 またまた、子供もお母さんも喜ぶ情報をお届けしま~す。

 
 8月14日、南相馬市原町区の原ノ町駅の東側

 に「ふくしまインドアパーク南相馬園」がオープン

 しました。県内では郡山に続いて2か所目という

 事で、NPO法人フローレンスさんのご協力を得て

 よつば保育園の副園長、能之先生らの熱意に

 よりオープンにこぎつけました!

 南相馬市は原発事故の影響で、外遊びをする子供

 達が減少。その後、除染が済み放射線量が低くな

 ったことを確認できた公園などでしか安心して子供達を遊ばせることができずにいるのが現状でした。


 
 外遊びを控えている子供達の為の屋内の遊び場。

 無料開放のこの日、たくさんのお父さんやお母さんが

 お子さんを連れて、次々に来場しました。

 中に入ると広いフロアには転んでも安心な緑の人工芝

 が一面に敷き詰められておりKIDSスペース(エアー遊

 具の滑り台・ジャングルジム・ブランコ・砂場等)、

 知育スペース(絵本・おままごと等)、BABYスペース

 (0~2才児用の部屋)があり自由に遊べるようになっ

 ています。

    

 まず目を引いたのが奥にある砂場コーナーです。屋内でこんなに広い砂場があるという事と、この辺では見かけないまっ白な

 砂にビックリしました。この砂はオーストラリアの砂で少しの水でも固まりやすく、お団子や山などが簡単に作ることができ

 るそうです。触ってみるとひんやり冷たく子供達はすぐに裸足になりスコップで穴を掘ったり団子を作ったりと、とても楽し

 んでいました。砂場の出口には水道も完備してあるのですぐに洗い流せるようになっております。

 滑り台やブランコ、おままごとのコーナーも人気で親御さんが傍で見守りつつ、スタッフの方もお世話して下さるので喧嘩も

 せずに仲良く順番に遊んでいるのが印象的でした。
 
 お孫さんを連れてきた方は、「いつもは家の中で遊んでいます。元気よく走りまわれるところがあればいいと思っていた」

 「今は登下校も送り迎えなので、運動不足にならないかと心配しています。2時間位でも思う存分遊べばストレスも解消でき

 ると思うので、こういった遊び場があると助かる」と話して下さいました。

 広い場所で元気に走りまわる!育ちざかりの子供たちにとっては良い遊び場だと思います。

 安心安全な環境の中でのびのびと遊んでいる子供達を見ると微笑ましくこちらもたくさん元気をもらう事が出来ました。

 これからは、子供達だけではなく親御さん同士の新たなコミュニケーションの場として繋がっていく事ができるのではと思

 いました。

 ふくしまインドアパーク南相馬は会員制

 いつでも遊べるコース月額1980円と
 
 土日祝日のみ遊べるコース月額1580円になっています。


>>南相馬市ふるさと回帰支/援センターHPへ 

みなみそうまっ子はみーんな元気!「はぴスタ」でも紹介されたその秘密とは? 南相馬市ふるさと見聞録  

2012年08月21日 | 日誌
 お盆が過ぎても残暑厳しい今年の夏、長期予報で「今年は10月位まで暑いよ~

 なんて言っていたような気がするけどう~ん。まんざら嘘でもなさそうな勢い

 

 暑いから楽しいんだよぉ~!とばかりにそんな夏

 を毎日満喫しているのがみなみそうまっこ。

 センターのある道の駅南相馬のお隣り高見公園に

 今月はじめに出現した「みんな共和国」

 自然と溶合した数々の遊具は大勢のボランティア

 さんや地元の方がコツコツと手作りで造りあげた

 作品です。




   

 北泉海浜公園に設置されているアスレチックわん

 ぱく公園は今もまだ立ち入り禁止、市内の公園も

 徐染が済んだとはいえ子供達の外遊びをあまり見

 ることもなかった昨今。

 海で海水浴をする姿も震災以降ここではみられま

 せん。







    
 こんなにも大勢の子供達が夏をおもっいっきり楽しんでいるのは感動です!

 そわそわしているのは大人も同じ!冒険の世界へと誘います。

 ほ~らみっけ!タイヤのブランコに乗っているお父さん。(ご本人の強いご希望で写真掲載は禁じられました

 残念ながらうん!いいね!
  
    

 何といっても大人気は水遊び。この小さな男の子、お兄ちゃんから水鉄砲で撃たれてもけなげに受けて立つ!

 ほんと、子どもって水遊びが大、大、大好きですから!



 

 また、高見公園内はたくさんの樹木が植えてあるプチ森林、こんなハンモックもつるせちゃうからすごい!

 


  

 「みんな共和国」は8月26日 日曜日まで開催中。「はぴスタ」でも紹介されました。みんな急げ!



>>南相馬市ふるさと回帰支/援センターHPへ