Machallah - sama dund gu baax

セネガル生活2年間を、心が向くままに書き綴るためのブログ。

水産資源管理アトリエ

2010-11-06 | 活動 Work
もう1ヶ月近く前の話になりますが、
ゲンダール漁師向けに、水産資源管理アトリエ(ワークショップ)を開きました。

普段は保健衛生啓発とかしてるけど、
実は私、水産局配属なんです。

今までの人生、お魚とはまーったく無縁でしたが、
ゲンダールにいる以上、お魚系からは逃げられない!
ましてや水産局配属なんだから、帰国前に少しでも配属先に役立つ活動をしたい。

ということで、
水産資源に関して無知でありながらも、アトリエを開いてみた。


私の同期に、水産資源管理という職種の隊員がいます。
その名も、マスター。
彼は、任地であるンブールで頻繁に水産資源管理アトリエを開いています。
何度かマスターの活動を手伝いに行ったことがあるのだけど、
彼の活動を見ていて、ぜひ同じ事をゲンダールの漁師にもしたい!
と思うようになったのです。


漁師をよく知っている私の知人に話しをつけ、
ゲンダールを歩きまわり漁師グループにアタックをかけ、アトリエの告知をする。
漁師は海や魚の状態で仕事が変わるから、
「いついつ集るよ!」と言っても、実際集まるのが難しい。
告知をして回っても、漁に出かけている人が多いから、
どのくらいの規模で人に伝わっているのかわからない。

ので、当日人が来てくれるかどうかは、蓋を開けてみないとわからない状態。

当日はンブールの漁師をゲストスピーカとして招待。
遠くからわざわざ来てくれているのだから、成功させないわけにはいかない。

アトリエの開始予定時間は午後3時。

と言ったって、もちろん3時に来てくれる人なんていない。
4時を回ったって、人は来ない。
だんだん不安になってきて、当日になってまで人呼びに出かける始末。

5時になってようやくチラホラ人がやってきて、
なんとかアトリエを開始することに。

ゲストスピーカーにンブールでの漁活動を話してもらい、


日本の水産プロジェクトが作った水産資源管理のフィルムを流し、


最後に水産資源管理ゲームをする。


最初はなんだか嫌々連れて来られた感を出していたゲンダール漁師も、
興味深く話しを聞いて、フィルムを見ていたし、
自ら発言・意見交換をしだして、活発的にアトリエに参加してくれた。

最後に皆がイキイキとしていて、
「アトリエ良かったよ、ありがとう!」
と言ってくれたのが、とってもとっても嬉しかったです。

人が来ないことにハラハラしたし、
フィルム上映中は停電にならないかハラハラしたし、
退屈して帰ってしまう人がいないかハラハラしたし、
全てにハラハラした!

けれど思い切ってやってみて良かった。

マスターの力を借りて実現できた活動。
マスター、そして当日手伝ってくれた隊員、どうもありがとう!
やはり隊員間で協力できるって力強いし素晴らしい事です。

帰国前にもう1回実施できるようにするぞ~!

…いんしゃあっら~