Machallah - sama dund gu baax

セネガル生活2年間を、心が向くままに書き綴るためのブログ。

大きな違い

2010-09-15 | 文化・宗教 Culture/Religion
私が住んでいるのは、サンルイ島。

 一応、世界遺産です。


私の活動場は、ゲンダール。

 セネガル一人口密度が高い、漁師町です。


このサンルイ島とゲンダールの間には、
幅がほんの数メートルしかない、一本の川が流れている。

たった一本の川があるだけなのに、
橋を渡ればすぐの距離なのに、

サンルイ島とゲンダールには、とてもとても大きな違いがある。


サンルイ島は、
比較的キレイです。
観光客も多いです。
ホテルもレストランもお土産屋さんも沢山あります。
フランス語を話せる人が結構います。
学校に通っている子供が沢山います。

でも
ゲンダールは、
結構汚いです。
観光客は観光馬車やバスに乗って来るけど、
降りて自分たちの足で歩くことは、ほぼありません。
フランス語を話せる人はほんの一握りです。
学校に通っていない子供が沢山います。


サンルイ島の人は、
「ゲンダリアンは、うるさい、汚い、問題だらけ」と言う。
(※もちろん人によって意見は異なります)

ゲンダールの人たちは、
「サンルイ島は寂しい所」と言う。

同じサンルイに住む人たちなのに、この違い。


今回のコリテでも、2つの違いはよく見えた。

ゲンダールでのコリテは、
人口が密集してる地域だけに、活気があって賑やか。
人が多い分、色んな子供や大人のオシャレが見えて楽しいし、
皆が交わすお祝いの言葉もあちこちから聞こえてくる。

そんなゲンダールからサンルイ島に戻ってきた時の静けさにビックリ。

ゲンダールでは、あんなにも人が多く外に出ていて賑わっていたのに、
サンルイ島では、人がチラホラいるだけで、シーンとしてる。

なんだか少し淋しく思えた。

サンルイ島の方が上品でオシャレな感じなんだけど、
ゲンダールの方が賑やかで温かい感じがするんだよね。

同じサンルイでやるお祭りなのに、この違い。


そういえば、サンルイ島では
道端におしっこしたり、川にうんちする子、見たことないな。
ゲンダールでは当たり前に子供が道端に出てきて、
羞恥心の欠片もなく(逆にちょっと誇らしげ?)で、
パンツを降ろして、シャー!!ってしてるのに。

同じサンルイなのに、なんなの?この違い。


ほんと不思議。
でも
おもしろい。

この違いの中で2年間過ごせたことは、とても貴重かも。

活動場はゲンダールだけど、住居はサンルイ島。
この違いはメリハリがあって良かったかもしれない。

ラマダン明け

2010-09-13 | 文化・宗教 Culture/Religion
8月半ばから始まっていたラマダン(断食期)が終わり、
ラマダン明けのお祭り「コリテ」が行われました。

朝、モスクから祈りが流れ、男性陣が正装してお祈りに行く。
ラーと言われる、なんかの穀物にヨーグルトをかけた食べ物を食べる。
(最初はマズっ!と思ったものでも今は普通に食べれる私。慣れってすごいね。)

女性は昼食を準備する。お祝いだから豪華にお肉。
男性は近所の挨拶周りに出かける。セネ服着てね。

夕方、子供たちがおめかしをして、お小遣いを貰いに近所をまわる。
もう皆、これでもかっ!ってくらい頭からつま先まで、オシャレする。






皆いつも口を開けば「お金ない、お金ない」なのに、
こゆときに頑張って貯金(なんてないけど)をはたいてしまう。

なんか、もう、
意地の張り合い、見せびらかし合い、って感じがするのですが…?!

大人は日が暮れてから、オシャレして近所をまわる。
でもね、もう外は暗いから、せっかく作った新しい服も、せっかくのオシャレも、
・・・・・よく見えないのです!ざんねん!

でも本人たちは嬉しそうだから、いっか。

1ヶ月間、この暑さの中、夕暮れまでの飲まず喰わず。
本当にすごいと思う。
1週間だけラマダン試したけど(ゆる~いやつね)、それでも空腹辛かったもの。
食べ盛りの少年少女は大変だったろうに…。
みんな、えらいっ!お疲れさまでした!

また来年のラマダンまで、思う存分食べなされ。