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関西企業、大卒内定5.7%減 落ち込みに一定の歯止め

2010年10月28日 | 建築現場日記
日本経済新聞社がまとめた採用状況調査によると、2011年度の関西主要企業の大卒採用内定人数は今春(10年度)実績比で5.7%減だった。減少は3年連続だが前年度の32.5%減から一定の歯止めがかかった。グローバル対応を進める製造業が3年ぶりにプラスに転じ、全体をけん引した。ただ、不透明な景気先行きに、内定者数は各社の当初採用計画を5.5%下回っており、企業は慎重な採用姿勢を崩していない。
大卒内定者は製造業で9.6%増、非製造業は15.1%減だった。短大・専門学校・高専卒、高卒も含めた全体では8.3%減。大卒内定者の減少幅は全国の6.1%減より小さかった。
外国人の採用増
製造業の中でも、グローバル対応を進める企業での採用増が目立った。カネカは今春実績比1割増の59人に内定を出した。通常の採用に上積みして外国人留学生の採用を始めた。現地の文化や商習慣になじみ深い外国人の積極採用で海外進出にはずみをつける。
ダイキン工業は09年にインドで空調機器の工場を立ち上げるなど、新興国を中心に海外展開を加速している。海外拠点で勤務することを念頭に、留学などで海外経験があったり語学に堪能な人材などを増やす。
パナソニックの国内大卒は290人と今春実績比4割減だが、調査対象外の海外では、約5割増1100人を採用する。グローバル市場の開拓を急ぐなか、設計・開発の現地化を進めておりアジア地域での技術者採用を増やす。
他の電機も採用を増やし始めている。三洋電機は2倍の110人を内定。太陽電池や蓄電池の分野を中心に理系採用を強化する。前年度大幅に絞り込んだ京セラは180人と今春実績の3.5倍に増やした。電子部品市況の回復を受け例年の水準に戻した。
一方、非製造業は住宅などに回復が見られるものの、小売りや外食など前年度から採用を絞るところが多い。
積水ハウスは5割増の414人を採用する。太陽光発電装置を搭載した環境配慮型住宅が好調。営業部門を中心に陣容を拡大する。ただ、600~800人程度採用していた景気悪化前に比べるとなお低水準だ。
王将フードサービスは7.3%少ない140人を内定。業績好調に伴って今春、09年度の3倍超の大卒を採用した。高水準を維持するが採用数は微減となる。阪急阪神百貨店は今春、11年春の博多阪急(福岡市)開業に備え例年の倍の40人採用したが例年並みに戻す。
即戦力に「中途」

成長事業の拡大に対応するため即戦力となる中途採用を増やす企業も多い。GSユアサは09年度の4倍の40人を採用する計画。滋賀県で年産5万台の大規模なリチウムイオン電池の工場建設に着手しており、経験のあるエンジニアの確保を目指す。シャープも09年度の1.6倍の80人の中途採用をする。
11年度は計画段階では大卒全体で今春実績比1.6%増と3年ぶりにプラスに転じるはずだった。景気の先行き不透明感から採用を絞り込んだ企業も多く今春実績を下回った。積水ハウスは計画の500人から2割弱減らしており、「業績の回復度合いを見ながら慎重に増やしていく」(積水ハウス)。
12年度計画は総合計で0.8%増(11年度計画比)と低水準で横ばいが続く見通しだ。


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