徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

チャンス

2007年02月25日 | ★★★★★
チャンス
おすすめ度
原題:BEING THERE
制作:1979年 アメリカ
制作:アンドリュー・ブラウンズバーグ ジャック・シュワルツマン
監督:ハル・アシュビー
原作・脚本:イエジー・コジンスキー
出演:ピーター・セラーズ シャーリー・マクレーン メルヴィン・ダグラス ジャック・ウォーデン

ずっとへビーな作品ばかりなので、このあたりでコメディ映画をはさみたいと思います。ハル・アシュビー監督、ピーターセラーズ主演のチャンスです。(独断と偏見ですが)私が今まで観たコメディの中で、一番上品かつ大人なコメディ作品です。

何十年も大きな屋敷の庭師として働いてきた男チャンス(ピーター・セラーズ)。ある日屋敷の主が突然亡くなってしまい、路頭に迷ってしまいます。彼は、長い間屋敷から出たことがなく、読み書きも出来ません。業者から屋敷から立ち退くように言われた彼は街を彷徨います。街ではじめて目にするものばかり。そんなとき、チャンスは車の接触事故に遇います。車の主人はイブ・ランド(シャーリー・マクレーン)。彼女は経済界の大物ベンジャミン・ランド(メルビン・ダグラス)の妻でした。チャンスの怪我を心配した彼女は屋敷へ来てほしいとチャンスに申し出ます。チャンスはその後、ベンジャミン・ランドの後押しで訳もわからないまま政治の世界へ関わることになります。

ドタバタコメディも楽しいのですが、この作品はとってもゆるりとした空気が流れています。そんな穏やかな雰囲気の中にも痛烈な社会批判も唱えられています。そして気が付けば自然に口角があがっている、そんな作品です。鑑賞後の余韻込みでとっても楽しめるお気に入りです。

ハル・アシュビー監督初見作品なので、これから色々観てみたいと思っています。ニコルソンが好きなので、まずは さらば冬のかもめあたりから挑戦してみます。

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