徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

シャイン

2007年05月18日 | ★★★★



シャイン
おすすめ度
原題:Shine
製作:1995年  オーストラリア
製作:ジェーン・スコット
監督:スコット・ヒックス
原案:スコット・ヒックス
脚本:ジャン・サルディ
出演:ジェフリー・ラッシュ ノア・テイラー アレックス・ラファロヴィッツ アーミン・ミューラー・スタール リン・レッドグレーヴ ジョン・ギールグッドグーギー・ウイザース ソニア・トッド

最近私全く新しく映画を観てません。なので。せめて、昔観た作品の事を書きながら観た気持ちになりたいと思います。この作品観たのもう10年前になるんですねえ。いやいや。時が経つのは早いです。

今日は実話系です。父親との対立で追い込まれ心を病み一度は挫折しながらも、様々な愛に支えられ復活した実在のピアニストの話「シャイン」です。

激しい雨の晩、びしょ濡れで店のドアを叩く男性のシーンから始まります。彼の名前はデイヴィッド・ヘルフゴッド(ジェフリー・ラッシュ)。デイヴィッドは幼少の頃(アレックス・ラファロヴィッツ)から音楽好きの父ピーター(アーミン・ミューラー=スタール)にピアノを習わされ、天才少年として評判となります。やがてアメリカや英国の王立音楽院への留学の話が出るなどしてピーターはますますご機嫌です。ところが、ある日突然デイヴィッドが家を出ることを頑なに反対します。その後、デイヴィッドはついに家を出ます。ロンドンで彼はセシル・パーカー(ジョン・ギールグッド)に師事します。そしてデイヴィッドはコンクールでラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏することを決意します。その曲は幼ない頃より父からいつか弾きこなすよう言われていた思い出の曲でした。猛特訓の末難曲を完璧に演奏したデイヴィッドでしたがその直後、極度のストレスについに彼は発狂してしまします。

実在したピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた作品ですが。いやいや。こういう実話系の作品を観たら「事実は小説より奇なり」とは本当によく言ったもんだな。と思います。改めて感じました。人間、頭の中で考える事ってのは本当に限界があるもんなですね。

この作品の名シーンのひとつ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の演奏シーンは心に残ります。「音楽ってスバラシイ!」と思わずにはいられません。すごく泣けます。いや、別に泣きたいわけじゃないんですけどね。涙が止まりませんでした。すれ違う父と子。お互いにちゃんと愛はあるのに。切なかったです。

シャイン@映画生活
前田有一の超映画批評



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