徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

12モンキーズ

2013年07月28日 | ★★★
12モンキーズ
おすすめ度:
原題:TWELVE MONKEYS
製作:1995年 アメリカ
製作:チャールズ・ローヴェン
製作総指揮:ロバート・コスバーグ
ロバート・カヴァロ
ゲイリー・レヴィンソン
監督:テリー・ギリアム
脚本: デヴィッド・ピープルズ
ジャネット・ピープルズ
出演:ブルース・ウィリス マデリーン・ストー ブラッド・ピット クリストファー・プラマー ジョン・セダ
キャッチコピー:み・ん・な・消・え・る

ブルース・ウィリスもの続きで。
今日はテリーギリアム監督のSF映画「12モンキーズ」をば。
現在テレビドラマ化の話が上がっているそうですが実現するのでしょうか。
テリーギリアムと言えば「未来世紀ブラジル」ですが未見でございます。
観よう、観ようとは思うのですが
相変わらずのろまな私です。
・・・とまあ前置きはこれくらいにしてあらすじ行っきまーす。



1996年に発生した謎のウィルスにより、全人類の約99パーセントが死滅。
21正規になり地下に住んでいた人間たちはその原因を探るため、終身刑の囚人を過去へと送り出します。
手がかりは、たったひとつ。
“12モンキーズ”という言葉のみでした。




ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)は減刑を条件に1996年に送られるはずが、何故か1990年の世界に。
そこで未来で起こる事件を語る彼はトラブルを起こし精神病院へ入院させられ


キャサリン(マデリーン・ストウ)が主治医となります。


そこで出会ったジェフリー(ブラッド・ピット)という名のエキセントリックな男に助けられ脱走するもあっさりと捕まるコール。
いやあ。ブラピ巧い!ちょっと見直しました。(←20年近く前の映画でww)


再び21世紀に戻った彼は科学者たちから再度過去に戻るよう命じられ
今度は第一次世界大戦中の(?)の戦場へトリップ(笑)
いやいやお願いだから一発で連れてってあげてちょーだい☆
そこで囚人仲間のホセ(ジョン・セダ)に出会います。
彼もまたタイムトラベラーに選ばれていることがここでわかります。(もやもや)


なんとか1996年に辿りついたコール。
頼れる人は6年前に主治医だったキャサリンのみ。
彼女を拉致しフィラデルフィアへ向かいます。


そこでコールは街角であの猿のマークを見つけます。
2度目のトリップで「12モンキーズ」のリーダーがジェフリーであること。
ジェフリーの父親が世界的権威の細菌学者であることを知ります。


21世紀に戻ると科学者たちは嬉々として彼を迎え、刑期は免除されました。


記憶が交錯し混乱するコールですがなんとか計画を阻止しようと
1996年に3度目のトリップへ。
そこで「12モンキーズ」は事件とは無関係だと知ることとなります。
いつしかキャサリンを愛するようになったコールはこの時代に生きる決意をします。

そして空港へ
何度もみたあの夢の一コマを目にします。
見覚えのあるあのケース。
そう犯人は博士の助手だったのです。

しかし、犯人を止めることは出来ず・・・


発泡しようとするコール。


警官に撃たれたコールに駆け寄るキャサリン。


それを見つめる少年コール。


夢は現実となります。
コールには止めることができませんでした。


そしてラストシーン。

なんなくゲート抜け搭乗した助手。
隣に座ったのは、21世紀でコールに指示を出していたあの女性。
「保険屋」と名乗り挨拶。


保険屋(笑)・・・。
コールがダメだったときの“保険”ということでしょうか。




いやー。
これもまたなかなか一筋縄でいかない複雑な構成になっておりました。
過去と現在を行き来しながら観ているものもコールと同じように混乱させられる
そんな映画でした。
私はこういう「えっ?えっ?どうなってんの?」っていう感じ結構好きです。


謎の声
ホセの役割
1996年の時代にコールに歯に付けてある発信機の存在を教えたホームレス風の男
謎めいていますね~。
あ。コールが21世紀で何をしでかして終身刑になるのかも気になるところです(ぷぷ)。
本当はもう一度検証のために観てみたかったのですが、某氏にサクっと消去されていました(がびーん)

機会があればこの作品の下敷きになった「ラ・ジュテ」と
「メイキング・オブ・12モンキーズ」も観てみたいです。






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RED

2013年07月24日 | ★★★
おすすめ度:
原題:RED
製作:2010年 アメリカ
製作ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ マーク・バーラディアン
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ブルース・ウィリス モーガン・フリーマン ジョン・マルコビッチ ヘレン・ミレン メアリー=ルイーズ・パーカー
キャッチコピー:それは、アメリカが最も恐れた危険なオヤジたち…


書く気になった時に書いときましょー。
復活後の一発目は「RED」。
何やら続編が11月に公開されるらしdeath☆彡
これって配給ディズニーだったのね~。
知らなんだ☆


ウォーレン・エリス&カリー・ハマーの同名グラフィック・ノベルの映画化だそうで。



そもそもグラフィック・ノベルってナニよ?
って所からはじまる相変わらず無知な私。

グラフィックノベルとは

従来の漫画とは異なり、「文学的」な内容を含んでいる云々・・・

というものだそうです。
まあ・・・漫画ですね。漫画。
それをちょいと高尚な呼び方で新カテ作った感じですか?
おっとこんなガラッパチ発言。
いけません、いけません。
アートです、アート。


話を戻します。
そうそう映画です、映画。



リタイア後の人生を謳歌していた元工作員のフランク、ジョー、マービン、ビクトリアの4人がある日突然暗殺対象者となり再び集結。
命を狙う黒幕は誰なのか?
隠したい内部機密とは・・・?
ってなストーリー。
ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコビッチ、ヘレン・ミレン。
こうして見ると改めてスゴイ面子です。



この作品の見所はこの人!!


YES!


ジョン・


マルコビッチ!!(爆)
内容ブッ飛びそうな程の怪演&顔芸を披露。
素晴らしい!
ベテランの力いっぱいの悪ふざけ、最高です。



フランク一行を追うCIAの若手役のカール・アーバン。
カッコイイ・・・。(*´д`*)



細かいことは気にせずにお酒片手にガハハと笑いながら観たい1本です。



マルコビッチ最高!と思われた方
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お久し振りです。

2013年07月24日 | その他
|゜Д゜)))


お久しぶりです。
お久しすぎて閉じちゃおうか?
記事の整理を兼ねてお引越ししちゃおうか?
なんて考えたりもしたのですが・・・
せっかくなんでこのまま行くことにしました。


2007年から始めたブログも
空白の時を超え(爆)
気がつけば6年目となってました。


サスガに6年も経過すれば
生活環境や生き方が変わったりなんかもしました。
段々こだわりみたいなものもなくなりました。


そんな私のこれからの映画の観方、捉え方は
少しずつ変わってきているように感じます。


という訳で。
かなり不定期にはなりますが
のんびり再開していこうと思います。



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胡同のひまわり

2012年09月27日 | ★★★★
おすすめ度
原題:向日葵
製作:2005年 中国
監督:チャン・ヤン
脚本:チャン・ヤン ツァイ・シャンチュン フォ・シン
出演:ソン・ハイイン ジョアン・チェン リウ・ツーフォン
キャッチコピー:30年たって初めて、ぼくは初めて知った。父の隠された想いを―



文化大革命によって画家としての夢を諦めた父親とその息子の愛憎劇「胡同の向日葵」です。


舞台は1976年の北京。
文化大革命が終息し強制労働を終えた父親(スン・ハイイン)が6年ぶりに帰って来ます。
画家としての道を絶たれた父親は、9歳になった息子シャンヤン(チャン・ファン)に自らの夢を託し、
絵画を厳しく教え込みます。
遊びたい盛のシャンヤンは、突然現われた“おじさん”に反抗します。

19歳になったシャンヤン(ガオ・グー)は大学に進学。
父親との関係は相変わらずギクシャクしています。


絵の才能を持ちつつもキチンと取り組むことなく父親に隠れて毎日つ遊んでばかり。
そんなある日シャンヤンはユー・ホン(チャン・ユエ)に恋をし、広州へ行く計画を立てます。
もちろん彼女も一緒に。
しかし出発当日父親にバレてしまい電車から引きずり下ろしてしまいます。

再会した彼女から別れを告げられるシャンヤン。
実は彼女、父親の命令で子供を堕ろさせられていました。
驚愕の事実を聞かされ、別れを受け入れるしかないシャンハン。

遂に怒りが爆発。
シャンハンは父親とつかみ合いになります。
その途中、足を滑らせ湖の割れ目に落ちてしまう父。
さすはがに見捨てるわけにも行かず仕方なく手を差し伸べるシャンハン。
なんとも気不味い空気の中でこの件はうやむやになり
シャンハンの初恋は実ることなく終焉を迎えます。

1999年。
時代は変わり北京には近代化の波が押し寄せています。
母はアパートで生活したいという夢を叶えるために
父親と形式上で離婚し別居生活を送っています。
かたや父親は今や廃墟と化している胡同の集落に住み続けています。


シャンハンは32歳。
皮肉にも(?)あれほど嫌悪していた父親の夢を叶えるかたちとなり
芸術家として才能を開花させていました。


シャンハンの展覧会。
家族の肖像画の前で初めて息子を認め褒める父。

 


このあと父親は1本のカセットテープを残し
家族の前から姿を消します。
そこにはひとりの父親として悩む言葉がおさめられていました。
「愛情はあった。
でもその伝える術がわからなかった。
お前の言うとおり自分は父親失格だ。」


父親の失踪後、新たな命が誕生します。
シャンハンがお父さんになったのです。



不器用で過干渉な父親の葛藤。
叶わなかった夢
それを息子に託す父。
めまぐるしく変わる時代の波に
胡同の長屋とともにポツンと取り残されたような晩年の父親の姿。
段々哀れにもうつります。
そして最後に希望の象徴でもある赤ちゃんの誕生。
盛者必衰の理ってヤツででしょうか。

父親と息子の親子関係。
庶民の素朴な生活。
文化大革命が残した傷跡。
新旧交代。
様々なテーマがギュッと凝縮された
何とも切ない作品でした。

コレは男性と女性とではかなり印象が変わる作品な気がします。
良い作品でした~!!



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しあわせの雨傘

2012年09月10日 | ★★★★
おすすめ度
原題:Potiche
製作:2010年 フランス
監督:フランソワ・オゾン
脚本:フランソワ・オゾン ピエール・バリエール ジャン・ピエール・グリディー
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ ジェラール・ドパルデュー ファブリス・ルキーニ