カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

・みちよさ2015(審査基準)

2015年09月25日 | ★YOSAKOI    

 「第18回 みちのくYOSAKOIまつり」のオフィシャルサイトに、コンテストの「審査基準」が掲載されていました。転載します。
 転記ミスなどがあるかもしれませんが、一切はカエサルの責任です。

項目 基準 配点
印象  感動を10点満点で表すと何点ですか
 ※注意  ⇒・ブロック内で同じ点数はつけないでください
10点
基本  マナーは良かったですか
 ○ポイント⇒・演舞入退場時はテキパキしていたか ・挨拶はきちんとしていたか
 ※注意  ⇒・司会者紹介中の円陣やかけ声はマナーに反します。
10点
 鳴子はよく活用されていましたか
 ○ポイント⇒・使用している時間の長さ、印象度をみてください。
 ※注意  ⇒・鳴子を活用することが最も大切なルールです。また、鳴子は鳴らすためにあります。持っているだけではYOSAKOIではなく、一般的なダンスとみなします
 5点
 鳴子の音色は良かったですか
 ○ポイント⇒・全員が揃ってかつ、メリハリのある意図的な音色であるか
 5点
演舞  掛け声はよかったですか
 ※注意  ⇒・必ずしも元気なだけが良いわけではありますん。「動」と「静」のメリハリも配慮します
 5点
 表現力は豊かでしたか
 ○ポイント⇒・大道具、小道具、旗の効果的な使用 ・表情に好感がもてる
 ※注意  ⇒・注意ダミ声は減点対象となります
 5点
 衣装は良かったですか
 ○ポイント⇒・衣装など凝ってるチームに加点してください
 ※注意  ⇒・過度な露出、下品な衣装は減点対象
 5点
 構成は良かったですか
 ○ポイント⇒・フォーメーションの変化やストーリー性が感じられたか ・飽きさせない内容であったか
 5点
合計50点

 まず、何と言っても、客観的で公平・公正な審査ができるような基準づくりを目指したということは大いに評価できると思います。
 文体の不統一とかは気になってしまうところですけど、審査方針を統一しようという気持ちは伝わってきます。
 内容としては、「地域らしさ」とか「地元の民謡」といったものがなくなっていて、びっくりしました。でも、点数化しづらいということなんだと思います。
 その代わりと言うように、鳴子については厳しくなりました。「一般的なダンス」ではなく「YOSAKOI」であるという矜持なんでしょうけど、そのことによって、今年のコンテスト演舞がどのようになるのか。それを見てからじゃないと、ちょっと評価できないという気がします。
 これはカエサルの個人的な趣味と言っていいんですが、表情に対する配点が低すぎると思いました。『表現』として、大道具・小道具・旗と合わせて5点です。それに、手足の動きに対する審査項目がありません。
 大道具などについては『構成』の項目で扱うものとし、表情や手足の動きを『表現』の対象にすべきだったと思います。


 昨年のみちよさの写真を集めてみました。
 冒頭の写真は、なぜか、2012年のみちよさの写真なんだね。
 ちょうど「表情」の話をしているときだったんで、まっさきに思い出したのがこの写真なんですよ。「ふさのくに舞華恋」です。素敵でした。3年前に一度見ただけだというのに忘れられません。

印象  感動を10点満点で表すと何点ですか
 ※注意  ⇒・ブロック内で同じ点数はつけないでください
10点
基本  マナーは良かったですか
 ○ポイント⇒・演舞入退場時はテキパキしていたか ・挨拶はきちんとしていたか
 ※注意  ⇒・司会者紹介中の円陣やかけ声はマナーに反します。
10点
 鳴子はよく活用されていましたか
 ○ポイント⇒・使用している時間の長さ、印象度をみてください。
 ※注意  ⇒・鳴子を活用することが最も大切なルールです。また、鳴子は鳴らすためにあります。持っているだけではYOSAKOIではなく、一般的なダンスとみなします
 5点
 鳴子の音色は良かったですか
 ○ポイント⇒・全員が揃ってかつ、メリハリのある意図的な音色であるか
 5点

 「審査基準」に話を戻すと、まず『印象』が10点。
 同じブロックで同じ点数はつけられないということは、9~10チームに対して1点刻みで点数をつけるということになるね。難しいだろうけど、そういうことをしないと審査になりません。適当なところだと思いました。
 『マナー』の10点というのもいいと思いました。ほとんどのチームが同じような高得点、場合によっては全チームが10点ということになるかもしれないけど、もし、そうじゃないチームがあったときのためのルールとして必要だと思いました。 
 『鳴子』も、2項目を合わせて10点になります。正直なところ、配点が高すぎるという気はするんだけど、さっき夏目さんが言った通りで、実際の演舞を見てみないとわからないという気がします。
 『マナー』と『鳴子』とは、大項目「基本」として括られています。大項目「演舞」の中の項目ではないということを考えると、納得できるものはあります。でも、やっぱり、実際の演舞を見てからだね。

演舞  掛け声はよかったですか
 ※注意  ⇒・必ずしも元気なだけが良いわけではありますん。「動」と「静」のメリハリも配慮します
 5点

 『掛け声』というのはちょっとわからなかったな。MCのことなのか、踊り子たちの出す声のことなのか。
 まあ、両方ということになるんだろうけど・・・。
 歌なんかはどうなんだろう?
 演舞の中で歌を歌うチームって好きなんだけど、それも『掛け声』のところで評価していいのかな。
 それよりも、楽曲に対する審査項目がないというのが気になりました。
 「地元の民謡」という制約がなくなったのはともかくとして、楽曲を評価する項目がまったくないというのはどうかと思います。
 楽曲やMC、演舞中の掛け声や歌などをまとめて、この項目で評価するということにしたらどうでしょうか。
 そうしたことを考えると、『掛け声』という項目にはかなり曖昧なところがありますね。

演舞  表現力は豊かでしたか
 ○ポイント⇒・大道具、小道具、旗の効果的な使用 ・表情に好感がもてる
 ※注意  ⇒・注意ダミ声は減点対象となります
 5点

 『表現』では、さっき言ったこと(表情の扱いが小さい、手足の動きが審査対象になっていない)の他に、注意事項として書かれている「注意ダミ声は減点対象となります」という文言が気になりました。
 そもそも「注意ダミ声」って何なんだ?ということになります。
 ただの「ダミ声」の書き間違いなのかな。入力ミス?
 入力ミスでしょう。「注意ダミ声」なんて言葉は聞いたことがない。
 それに、この注意事項は『表現』ではなく『掛け声』に入れるべきだと思うんですよ。大道具や表情とともに声の性質を一括して評価するというのはちょっと考えられない。これも、入力ミスという気がする。
 それにしても「ダミ声は減点」ということ自体が問題だと思います。
 たしかにダミ声というのは聞きづらいものではあるけれど、それが似合うような場合もあります。特定の声の性質だけを、あらかじめ減点対象としてしまうのはおかしいですよね。
 この注意事項を書いた人の意図は別のところにあるような気がするんだけどね。たとえば、「下品な掛け声は減点」とかね。
 そうした思いを上手に作文することができず、「ダミ声は減点」という文言になってしまったんじゃないかな。
 なんか話が盛り上がってしまいましたが、このへんで写真を入れましょう。


 昨年のみちよさです。適当に選んでいるというわけではないのだけど、系統的に選んでいるというわけでもないので、さっきの写真とかぶっているチームがあるかもしれません。
 左下に空白が入っているのだけど、見なかったことにします(笑)

演舞  衣装は良かったですか
 ○ポイント⇒・衣装など凝ってるチームに加点してください
 ※注意  ⇒・過度な露出、下品な衣装は減点対象
 5点

 さて、「審査基準」の話に戻ります。
 次は『衣装』5点ということになりますけど、配点としては適当なところじゃないでしょうか。
 ケチをつけちゃうと、「凝ってるチームに加点」というのは言わずもがなのことだったような気がします。やたらと派手だったり、早替わりをたくさんするほど点数が高くなるという意味にとられかねません。
 注意事項の「過度な露出、下品な衣装は減点」というのはいいと思うのだけど、解釈しだいでは、北大縁の赤フンはダメという意味にもなるね。ダメなのかな?
 この注意事項は、たぶん、女性対象の注意事項なんじゃないかな。納得はできるのですが、個人的には残念という気もします(笑)

演舞  構成は良かったですか
 ○ポイント⇒・フォーメーションの変化やストーリー性が感じられたか ・飽きさせない内容であったか
 5点

 最後が『構成』です。配点は5点、適当なところじゃないでしょうか。
 「何の工夫もなく、出てきたときの位置のままで踊り続ける」というのが0点、「あまり工夫がなく、同じような演舞の繰り返し。ちょっと飽きちゃった」というのが1点か2点、そのブロックで「ふつう」というのが3点、「よい」が4点、「すごくいい」が5点ということでつけられそうな気がするね。
 さきほど茶川くんが言っていたことだけど、大道具や小道具についてはこの『構成』の方で評価した方がいいかもしれないね。
 その方が一貫性があって評価しやすいと思います。
 『表現』では、表情や手足の動き。
 『構成』では、フォーメーションと大道具。
 実際、顔の表情と手足の動きとは一体のものだし、フォーメーションと大道具とは不即不離の関係があります。


 画像は、2013年のみちよさです。
 今回の記事は、テキストを書きながら写真を選んだり、いったんUPした後で構成を変えたりしていろいろとたいへんだったんですけど、これでおしまいということになると思います。
 まあ、なんか、好き勝手なことを書いてしまいました。関係者の方がお読みになったりしたら、不快に思われるかもしれません。あらかじめ、お詫び申し上げておきます。
 とにかく、公平・公正な審査をしようという思いはビンビンと伝わってきました。全国のチームから「みちよさの審査は客観的で公平・公正」と言われるようなコンテストになっていくといいですね。

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